猫の爪が巻き爪になる原因
定期的に爪を切っていない
猫の爪が伸び、ほっておくと巻き爪になる恐れがあります。巻き爪になってしまう原因は定期的に爪切りをしてないことです。
もしも半年間、猫の爪を切らないと爪がカーブしていき、肉球に突き刺さる可能性もあります。なので、猫の爪切りをしてあげないと、巻き爪になりやすい原因になります。
巻き爪は高齢猫に注意
猫が高齢になれば活動量が減ってしまい、爪をとぐ回数もぐんと減ります。爪をといでもすぐに辞めてしまったり、爪をとぐ行動をしないようになったりする猫が多いのです。
特に高齢猫は、巻き爪が多く見られるそうです。爪を上手くとげないことが多くなると、巻き爪になり、歩くことも困難になる原因です。
外猫と家猫の違い
外猫は、木に登ったり狩りをしたりして爪の長さを保ちます。動き回ることが多いので、爪を消費しやすく、巻き爪になることは少ないのです。
しかし、家猫は狩りをすることもなく、激しく動くこともないので、外猫に比べると爪が消費しにくいようです。
なので飼い主さんがする猫の爪のお手入れが重要になってくるのです。
猫が巻き爪にならないために知っておくこと
猫の爪のしくみ
猫の爪は、爪とぎをして伸びた爪を剥がして整え、新しく生えるようにするのです。つまり、爪をといで外側の角質を剥がすことで、適正な長さと太さの爪を保つのです。そして、内側から新しい爪が生えてくるようになっています。
猫の爪とぎは重要
猫が爪とぎをしないとどうなるのでしょうか?外側の角質を剥がしてあげないと、爪は長く太くなっていきます。それを放置していると、猫の爪は内側に入り込むように伸びます。爪の先端が巻き込まれ、肉球に食い込んでしまう原因になってしまうのです。
中には伸びた角質を歯を使い取り除き、綺麗にする猫もいます。
猫の爪は大きくなる
猫の爪を切るのは、暴れたり逃げてしまったりして切る方も大変です。猫の爪を切るときに、どこまで切って良いかわからずに血管まで切ってしまったり、先端の尖った部分だけしか切らなかったりすると、爪の切り方で大きさも変わるようです。
爪を残る部分に合わせて、血管も成長するのでしっかりと切らないと爪が大きくなっていくそうです。つまり先端だけ切れば、中の血管が爪の長さに合わせて成長してどうしても大きくなりやすいのです。
猫の爪を切るときはしっかり切るようにしてあげましょう。
猫の巻き爪の切り方
巻き爪の深さを確かめる
猫の巻き爪の程度により自分で切ってあげるのか病院で切ってもらうか判断しましょう。肉球に少し刺さるほどで切れそうなら自分で切ってあげましょう。
血が出るほど爪が深く刺さっているようであれば、無理しないで獣医師さんに任せましょう。
一度に切らないで少しずつ切る
猫の巻き爪を切るときは普段の爪切り方法ではなく慎重に切ってあげないといけません。1度には切りにくいので、爪を潰すように少しずつ切ってあげます。肉球や血管を傷付けないように注意して切りましょう。
暴れないように対処する
猫は爪を切られるのを嫌がり、暴れてしまいます。できるだけ時間をかけずに素早く終わらしてあげたいものです。
暴れる猫には2人かかりで行います。1人は押さえる、1人は爪を切るとスムーズに行くと思います。又は、タオルで押さえたり、洗濯ネットに入れて暴れるのを防いだりしてやるとスムーズに行くと思います。
爪を切る長さは赤く見える血管まで切らないで、白い部分だけを切るようにします。切りすぎず、少し余裕を持って切るようにしてあげましょう。
まとめ
今回、猫の巻き爪について紹介しました。猫の爪は、子猫のときは柔らかく切りやすいけれど、大きくなると爪も成長して固くて切りにくいのです。
猫の爪は定期的に切ってあげることと、猫が爪とぎができる環境を整えることが必要です。爪をしっかりとがない猫には、爪が伸びたらすぐに切るようにしなければいけません。
巻き爪になって、気づくのが遅れると化膿したり悪化したりしてしまう可能性もあるので、お手入れを怠ってはいけませんね。