猫好き夫婦の夢
夫婦で猫を飼う人が増えているそうです。猫がかわいいのはもちろんですが、それだけではなく、夫婦で猫を飼うと仲がよくなったりすると言われています。
子供がいる夫婦でも、子供のいない夫婦でも、猫を飼うことで様々なメリットがありますのでそれぞれ紹介していきますね。
実際に猫を飼っている夫婦の生活を綴ったブログも紹介するので、猫を飼おうか迷っている方は、それらを参考にしてみると良いでしょう。
夫婦で猫を飼うとこんないいことが!
夫婦で猫を飼う様々なメリットを、ひとつずつ紹介していきます。
夫婦喧嘩を仲裁してくれるかも?
夫婦が喧嘩をすると、猫がその喧嘩を仲裁してくれることがあると言われています。「にゃ〜」と鳴いたり、スリスリしてきたり、人の間に入ってきたりと、様々な方法で仲裁しようとしてくれるそうです。
人が喧嘩している様子を物陰からチラチラと見ていることもあり、その様子を窺う猫の姿を見ると一気に心がほぐされ、喧嘩が収まることもあるようです。
上記の記事では、実際に飼い猫が夫婦の喧嘩を仲裁してくれた経験が書かれています。
仲裁してくれたのは「タビ」という猫。普段はほとんど鳴くことがない猫なのに、夫婦で激しい口論が始まったとき、二人の足元で「ニャーーーー!」と鳴いたそうです。
何度も何度も「喧嘩しないで!」と切なさの込められた声で鳴くため、そんなタビの様子を見て、夫婦はすぐに喧嘩をやめることができたといいます。
互いを責める気持ちよりも、タビの健気さが愛しくて、喧嘩の内容がどうでもよくなったようですね。
猫が居る事で会話や共通の話題が増える
猫を飼うことで、夫婦のあいだの会話や話題が増えるというメリットもあります。猫が夫婦にとって共通する話題となるため、自然と会話が生まれるのです。
猫の健康のことや、今日あった猫の面白い行動など、猫の話題は尽きることがありません。
ちなみに、猫は自分の慣れ親しんだ場所にいることで幸せを感じる動物と言われています。そのため、互いに打ち解けあうと猫が飼い主さんと一緒に寝たがるようになるケースも。
猫は心を許した飼い主さんの側にいることで幸せを感じるので、もし夫婦で猫を飼ったとすれば、夫婦と一緒に猫が寝たがることもあるかもしれません。
夫婦の間に猫が寝ると気持ちも癒され、自然と会話が弾むことでしょう。
夫婦で猫を飼うときの注意点
飼育にかかる費用に注意
猫を飼う場合、まずは飼育にかかる費用を知っておくことが大切です。たとえばエサや猫用トイレ、爪とぎ、キャリーケースなど、猫を飼うとなると様々なアイテムが必要となり、生活費がかかります。
予防接種は生後8週目頃に1回、生後12週目頃に2回目、その後は年1回の追加接種が一般的です。料金は1回約6,000円程度かかるので、それらの費用も考えなければいけません。
他にも、去勢避妊手術の手術代もかかり、ノミやダニの予防のための薬代や健康診断でもお金がかかります。
このように、猫を飼う場合は様々な費用がかかり、仮に猫を完全室内飼いする場合、飼育にかかる生涯費用は約100万円近くになると言われていますよ。このことから、猫を飼う前に費用面を考えることは必須要素と言えるでしょう。
猫をずっと飼える環境なのかを確認すること
室内飼いと外飼いでは平均寿命に差がありますが、猫の平均寿命はおおよそ15年前後であり、長い場合は20年ほど生きると言われています。
猫を飼う場合は、経済面だけでなく、長い間猫をずっと飼い続けることができるのかを考えるようにしましょう。
一時的な感情だけで猫を飼ってしまうと、「こんなはずではなかった」、「もう飼えない」と後悔することになる可能性もあるからです。
最初だけ可愛がって飽きたら捨てる、という人間の勝手で不幸になる猫もいます。
そうならないためにも、軽い気持ちで猫を飼おうとせず、一旦気持ちを整理してから「本当に猫をずっと飼い続けられるか?」を夫婦で再度深く考えるようにしましょうね。
ペットが飼える住宅か
また、ペット不可のマンションや住宅で猫を飼おうとしないことも大切です。こっそり猫を飼っていることが発覚したら、退去させられたり、近隣トラブルの原因となります。
アレルギーがないか
そして、夫婦共々、猫アレルギーがないかを事前にチェックしておくことも大切です。飼ってから猫アレルギーを持っていることが判明した場合、猫を手放すことになったり、猫と人が共に健全に暮らせなくなり、互いに幸せな環境にはならないからです。
猫が欲しいという気持ちの面だけでなく、実際に猫が住む環境を整えられるかどうかについても考えるようにしましょう。
夫婦で旅行に出かけづらくなる
猫を飼うと、旅行に出かけづらくなります。
ペットホテルのサービスを使ったり、信頼できる人にお世話を頼めば旅行は可能なのですが、仮に旅行に行っても出先で飼い猫のことを心配してしまう可能性があるからです。
また、旅行中にトラブルに遭って予定の日に帰れなくなることもあったら、さらに心配はつのってしまいます。このように、猫のことを考えすぎてしまうとなかなか旅行に出かけられなくなるのです。
もちろん、旅行に絶対に行けないわけではありません。旅行中に飼い猫のことを心配してしまうなら、ペットシッターやホテル等を利用する手もあります。ホテルやシッターの手配が出来なかった場合は、友人や知人に猫の様子を見に行ってもらうよう、事前に頼んでおく事も出来ます。
また近年では猫同伴で宿泊可能なホテルやお宿もありますので一緒に旅行を楽しむ事も出来るかもしれませんよ。
転勤族の夫婦の場合は注意
猫は環境が変わるとストレスを感じてしまいます。そのため、転勤族で引っ越しを繰り返す場合は、猫を飼うのには向いていないかもしれません。
引っ越しを繰り返して環境が頻繁に変わることは猫にとって大きなストレスになるからです。ただ猫を新しい環境に慣れさせる方法はあるので、絶対に飼っていけないというわけではありません。
たとえば、引っ越し前から使っていた猫のベッドや毛布など「猫の匂いがついているもの」を新居でも使い、落ち着ける場所を作ってあげると新しい環境に早く慣れてくれます。
また猫が落ち着けるよう以前使っていた家具も引き続き使い続けると良いでしょう。このように対策を取れば、転勤族の方でも猫を飼うことはできますよ。
夫婦で猫を飼うと子供ができにくくなる可能性がある?
一部では、猫を飼うと子供ができないとまことしやかに囁かれていますが、事実とは言い切れません。なぜなら、実際に犬や猫を飼っていても、子供をもつ夫婦はたくさんいるからです。
しかし多くの場合、子供ができないのは、あらかじめ子供を持たないように夫婦で決めていたり、あるいは欲しくても子供に恵まれなかったりするなど、猫とは関係のない夫婦の間の事情によることが多いです。
実際に猫を飼いはじめても子供ができた夫婦はいるので「猫を飼ったから子供ができない」というのは根拠のない迷信と言えますよ。
子供が出来ても猫には変わらぬ愛を!
ちなみに、仮に猫を飼った後に子供ができたら、子供のお世話に必死になりすぎて、猫の面倒まで見ることが難しくなる可能性はあります。犬に比べると猫は「手間がかかりにくいペット」と言われていますが、猫の場合でも多少の手間はかかるからです。
猫は基本的に人に合わせることはしないため、飼い主が急いでいる時でも甘えてきたり、深夜や早朝に起こされたり、何かをしているときに邪魔されることは当たり前になります。
子供が生まれたばかりの頃は特にお世話につきっきりになることが予想されるので、その点も踏まえて猫を飼うか否かを考えましょう。
夫婦で猫を飼うことを考えている場合は、これからずっと飼い続けられるか、費用面は大丈夫かなど、上記で紹介した注意点を事前にパートナーとよく話し合ってから決めていきましょうね。
猫飼い夫婦のブログ
ここからは、実際に猫を飼っている夫婦のブログを紹介していきますね。
くららんち。
こちらは、夫婦と猫2匹の日々の生活の出来事を綴っているブログです。ブログを書いているのは、兼業主婦のくららさん。可愛らしいイラストを使ったり、実際に飼い猫の写真をアップしているので、見ているだけで癒されます。
窓際のまんまるファミリー
こちらは、夫婦と10匹の猫の日々の出来事を綴ったブログです。
スコティッシュフォールド8匹、ペルシャ1匹、MIX1匹の猫達がいて、人間の夫婦だけでなく、この10匹の猫の中にも1組夫婦がいる、まさに大家族の生活の日々を更新されています。
インスタグラムやツイッターも展開しているので気になる方はアクセスしてみてください。
まとめ
夫婦で猫を飼うと夫婦喧嘩を仲裁してもらえたり、会話が増えるなど、仲が良くなるメリットがあります。
ただ、旅行に行きづらくなったり、飼育費がかかるなどのデメリットもあります。
猫を買う際にはメリットだけでなく、デメリットも把握し、飼う前には必ず「ずっと猫を飼っていけるか?」について、夫婦でよく相談をして決めるようにしましょう。
今回紹介したように、夫婦と猫の生活の日々を綴っているブログもあるので、それらを見て「実際の猫との生活はどんな感じなのか?」を確認しておくと、ある程度自分が猫を飼った時の想像もできるようになるでしょう。