猫との生活を始めて変わる事
- 猫との生活は心が穏やかになる
- 猫との生活を始めると帰宅が早くなる
- 猫との生活になると部屋が猫仕様になる
- 猫との生活のための出費が増える
猫との生活を始めると、飼い主さんにどんな変化が訪れるでしょうか?
猫との生活を始めると心が穏やかになる
猫との生活は柔らかくてふわふわした感触の猫が近くにいてくれる事で心が休まります。また、何よりマイペースで媚びない猫の姿勢には、学ぶことも多いです。おちゃめでユニークな猫なので、ふとした時に笑わせてくれる事も猫との生活の醍醐味です。
猫自身は、大真面目なのかもしれませんが…。悲しい出来事があった時や落ち込んだ時に猫と触れ合うと、慰められます。猫との生活は心のサプリメントとでも、言えば良いのでしょうか?
猫との生活を始めると帰宅が早くなる
可愛い猫が家で待っているかと思うと、家に帰る足が早くなる方も多いのではないでしょうか?猫との生活を始めるとお誘いも断り猫との時間を大事にする飼い主さんもいるはずです。それくらい猫の影響は、大きいです。
猫との生活を始めると猫好きになる
猫が好きだからと飼う人が大半ではあると思いますが、猫がそれほど好きではないけどたまたま保護したからという方もいらっしゃると思います。それでも猫との暮らすうちに、猫の魅力に取りつかれ離れ難くなってしまう人は少なくありません。
ある猫の保護団体の方から伺ったお話では、つっけんどんに電話して来た男性が、何度も電話でやり取りするうち、すっかり猫にメロメロになってしまったという事です。その方は大工さんだったようで、何と壁を壊してまで、子猫を救出してくれたそうです。お猫さまパワーは絶大です!
猫との生活を始めると部屋が猫仕様になる
猫と言えば、キャットタワーが欠かせません。キャットタワーがないという方でもインテリアや家具を高い順に並べるだけでも、キャットタワー代わりになります。愛猫が良く遊べるようにと、部屋を猫仕様にする飼い主さんがほとんどでしょう。
頼まれてもいないのにいそいそと、新しいおもちゃやグッズなどを買いそろえてしまうのも、猫との生活で変わる事です。
猫との生活を始めると猫関連費が増える
当たり前ですが、猫を飼うのには多少の費用がかかります。ご飯代、トイレ関連費、ゲージ代、おもちゃ代、保険代などです。猫に関連する商品は、どれもピンキリです。
猫との生活にお金をかけようと思えば高価なものもありますし、節約しようと思えば安価なものもあります。どこにどれだけお金をかけるかは、飼い主さん次第です。
また、猫が病気をした時、動物病院にかかる事もあると思いますが、その費用は全額、自己負担となります。公的保険が適用されませんので、病気によっては多額の費用がかかることもあります。
特に手術をした時は、数十万円単位でかかってきますので、猫との生活には万が一の時にペット保険に加入しておくと、負担が軽くて済みます。ペット保険は多くの保険会社が取り扱っていますので、比較検討してみると良いでしょう。
猫との生活での注意点
猫を生活する上ではどのような点に注意したら良いでしょうか?
猫との生活を始める前に…一生面倒をみれるかどうか
猫は物ではありません。ですから、一度飼い始めた限りは、猫との生活を最期まで面倒をみるのが飼い主さんの責任です。飼えなくなったからと言って捨てるのは1番してはいけない事です。
保健所に連れていって、殺処分をお願いするのも、避けてください。可哀想過ぎます。もしどうしても飼えなくなった場合は、必ず次に飼ってくれる人を見つけてあげてください。今はインターネットでの里親探しも、できる時代です。
迎える猫がどういう性格で、一緒にどんな猫との生活ができるかは、暮らしてみないと分からない部分もあります。愛猫がどんな子でも、どんな病気をしても一生面倒を見る、と覚悟ができなければ、飼わない方が良いでしょう。
猫との生活を始めるためには『不妊手術』を受けさせる
猫に不妊手術を受けさせる事には、賛否両論があります。ですが、猫はとても繁殖力が強い動物なので、不妊手術を受けさせないとどんどん増えていきます。
猫との生活は「完全室内飼いだから大丈夫。」と思っても、スキを見て脱走してしまうかもしれません。特に発情期は異性を求める欲求が強いので、網戸を破って脱走する猫もいます。
脱走して愛猫が妊娠して帰ってきた時、産まれてくる子猫の面倒を見られますか?また、どこかの猫を妊娠させているかもしれません。日本では殺処分される猫の多くが子猫です。今以上に人間の手で殺されてしまう猫を増やさないように、不妊手術を受けさせることを考えてください。
不妊手術をする事で、マーキングや鳴き声など、発情期の人にとっては困る行動を抑制できるメリットもあります。デメリットもなくはないので、手術の時期とも合わせて、かかりつけ医と相談しましょう。
猫との生活にはかかりつけ医が必要
猫は言葉を話せないので、愛猫の調子が悪い時、頼りになるのは獣医師です。飼い主さんが信頼できるかかりつけ医を決めておくと安心です。まずはワクチン接種や健康診断などで受診し、その対応の様子を見てみると良いでしょう。
猫との生活には猫グッズが必要
猫を飼うには、ご飯、トイレ、ゲージ、キャリーケース、爪とぎなどが必要となります。猫との生活を始める日までには、揃えるようにしておきましょう。
予想外に野良猫を保護してしまった、という場合でも、今では大抵のコンビニやドラッグストア、ホームセンターなどでグッズを販売していますので、急場しのぎもしやすいでしょう。
猫との生活にはしつけが大切
猫をしつけるのには、根気が必要です。一般的には難しいと言われていますが、方法がない訳ではありません。「クリッカートレーニング」と言って、カチカチと音の出るクリッカーと呼ばれる器具を使い、トレーニングする方法があります。
猫の個性によっても修得度は異なりますが、根気と忍耐が必要になるのは必至です。継続して教えれば、簡単な芸を覚えることもできますよ。ここまでしなくても日常生活では、トイレや噛みグセなどについて、しつけを行う必要があります。
猫との生活でまず教えなければいけない事はトイレのしつけです。しかしといれのしつけは比較的簡単で、猫は砂があればそこをトイレと認識してくれる事がほとんどです。
噛みグセについては、噛まれたら「痛い!」などと大きな声を上げることで、覚えてくれます。噛んだら無視してその場を立ち去る、という方法もあります。どうしても噛むのを止めてくれない場合は、獣医師に相談しましょう。
その他、例えば猫がテーブルに乗るのを防ぎたい場合や、コードなど噛んで欲しくないものを噛む、などに関しては猫をしつけるより、猫との生活で「猫がその行動を取れない」状態にした方が早い場合があります。そして、ある程度許容する事も大切です。
猫との生活には栄養バランスの摂れた食事が必要
市販されている猫のご飯にはいくつか種類があり、「総合栄養食」「一般食」「おやつ」があります。総合栄養食はそれだけで栄養バランスが摂れているもので、これだけを与えていればまず、栄養不足になることはありません。
一般食とおやつに関しては、これだけを与えていると栄養不足になってしまいますので、猫との生活には栄養バランスの摂れた必ず総合栄養食と合わせて、与えるようにします。
また、カリカリと呼ばれるドライフードと、水分量の多いウエットフードがあります。水分が不足しがちな猫はウェットフードを与えるのが理想的ですが、ドライフードよりもコストがかかります。
いつもはドライフードで、たまにウェットフードを与えるなどすると、摂取する水分量を増やすことができます。
ドライフードに手作りのトッピングをして、与える飼い主さんもいます。手作りご飯は良いのですが、猫に必要な栄養を全て摂らせるには、相応の知識がないと難しい場合があります。
既に栄養バランスの摂れたドライフードにプラスして、お肉や魚、野菜などをトッピングして与えると手軽ですし、猫の満足度も高まります。ただ、すぐには食べてくれない事がありますので、根気が必要になることも。
特に病気を持つ猫との生活は、トッピングご飯を与えて愛猫の健康を保とうとする熱心な方が多いです。
そして、猫との生活でしてはいけない事は人間の食べ物は与えないことです。人間用に調理された食べ物は猫にとって味付けが濃すぎます。塩分や糖分の摂り過ぎによって病気・肥満になる可能性がありますので、いくら猫が欲しがっても、与えないようにしましょう。
味付けなしの肉・魚・野菜をゆでたものなどなら、大丈夫な場合もありますが、猫が食べてはいけない食品がありますので、必ず与える前に、与えても問題がないか調べてからにしてください。
猫との生活の基本『無理に構わない』
猫はマイペースな生き物です。気分が乗らない時に構われるのを、嫌う傾向にあります。特に家に迎えてすぐは、慣れない場所に緊張している場合がほとんどです。無理に構うとストレスになってしまいますし、信頼関係を築きにくくなってしまうかもしれません。
猫が場所に慣れるのを待って、自分から近付いてくるまで、猫との生活は必要以上に構わないようにしましょう。もちろん個体差がありますので、新しい場所でも平気な猫もいます。猫の様子を見ながら、温かく接してあげてください。
猫との生活における工夫とは?
猫との生活において、やっておきたい工夫があります。
上下運動や日向ぼっこ、隠れられるスペースを作る
猫は上下に動き回るのが大好きです。猫との生活ではキャットタワーを設置してあげると、運動不足解消にも繋がります。市販のものでも良いですし、自作することもできます。
また、猫と言えば日向ぼっこです。猫との生活には窓際にキャットタワーを設置しても良し、ふかふかのベッドを置いてあげても良し。猫が心置きなく日向ぼっこできる場所を、確保してあげましょう。
そして、何かがあった時、身を隠せるスペースも猫との生活には必要です。ダンボール箱などでも良いので、隠れ家を設置してあげてください。または、高い場所でも良いでしょう。とにかく避難できる場所があるだけで、猫は安心してくれます。
水飲み場やトイレは複数設置する
猫は祖先が砂漠に住んでいた事から、水を飲む量が少ない動物だと言われています。いつでもお水が飲めるように、猫との生活を始める際は複数箇所に水飲み場を設置してあげてください。もちろん、新鮮なお水を用意するのも忘れずに。
そして猫はキレイ好きなので、トイレも頭数+1、用意するのが理想です。猫との生活にはお掃除をきちんとしてあげる必要があります。不潔にしていると、抗議の粗相が待っているかもしれません。
猫トイレは設置場所も重要です。猫が落ち着いて用を足せるように、なるべく静かで人通りがない場所を、選んであげましょう。
床を柔らかくする
フローリングの床はお掃除がしやすくて良いのですが、猫との生活を始める際には猫の足腰に負担をかけてしまう事があります。
そこで便利なのが、「タイルカーペット」です。ぺたっと貼付けるタイプのものなら、設置も簡単でしかもズレません。万が一汚れた時も、汚れた部分だけ洗うことができますし、とても便利です。賃貸住宅で気になる音も、軽減できそうです。
爪とぎ
猫にとって爪とぎは猫との生活に、非常に重要です。武器となる爪を尖らせておく為、ストレス解消の為、あるいは楽しみという面もあります。適切な爪とぎがないと、壁や柱など所構わず爪をといでしまう可能性があります。
一言で爪とぎといっても、素材から置き方、形まで様々なものがあります。愛猫の好みを、見つけてあげてください。いくら注意をしても爪とぎして欲しくない場所でし続けることはあるので、ある程度の許容も必要かもしれませんが…。
まとめ
猫との生活は幸せな事がいっぱいありますが、大変な事もたくさんあります。猫との暮らしで注意したい点や工夫する事は、書き切れない位ありますが、今回は押さえておきたいポイントを、お伝えさせて頂きました。
愛猫と暮らしていく上で、その子特有のクセや体質など、個別に対応する事も出てくるでしょう。そのお家にはそのお家の生活リズムで、独自のやり方があって良いのです。愛猫と飼い主さんの快適さを1番に考え、色々試してみてください。
40代 女性 かなこ
大変なことばかりではなく、楽しいことや勉強になるなということの方が多いです。うちの猫ちゃんたちは根にもたないので、何か嫌なことがあっても、すぐにケロっとしています。その性格に助けられています。猫ちゃんグッズを集めるようになって、10年ほどになります。部屋のいたるところに、散乱しています。ティッシュケースは、特に気に入っています。趣味にもなって、楽しいですね。