愛猫が少食で心配…考えられる原因と対処法

愛猫が少食で心配…考えられる原因と対処法

私の家の猫は、食欲旺盛な猫と気分によって少食気味になる猫がいます。当然、食欲が落ちて少食になるのも、食欲不振になるのもどちらも心配です。猫が少食になる原因は、神経質なこともあるのでしょうが、理由は他にもいくつかあります。少食が心配な猫の、考えられる原因と対処法を紹介していきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫が少食になる原因

少食になった場合のパターン

ドライフードの前で口の周りをなめている猫

「猫が少食になった!?」と感じた時に、考えられるパターンは大きく分けて「突然少食になった」「次第に食が細くなった」の2つです。どちらのパターンかによって原因も変わってきます。特に、いつもよく食べていたのが急に食べなくなると言うのは、何かしらの原因がある事は間違いないでしょう。2つのパターンを細かくみていきましょう。

愛猫が突然少食になった原因

突然少食になる原因には、ご飯や環境が大きく関係しているようです。

ご飯の種類を変えたり、食器が気に入らない、ご飯の時間が変わったなどの食事環境の変化はありませんでしたか?

また、ストレスや緊張などの生活環境の変化の可能性もあります。新しい猫が増えた、知らない人がいる、病院などの外出で疲れた…などなど。引越しや模様替えをした直後なども、少食になりやすくなります。

また、鼻炎などで鼻が詰まった場合もご飯のにおいを確認できずに、少食や食欲不振になってしまいます。

愛猫がどんどん少食になってしまう原因

手からフードをもらっても食べたくなさそうな猫

飼い主さんが気づいていなかっただけで、次第に食が細くなっていっていた可能性もあります。

こちらの理由としても食事環境が良くない可能性はありますが、ご飯に飽きてきたりフードの食感が苦手な場合は次第に少食になることも。

そして、どんどん少食になるのは、年齢によるものや病気によるものの可能性もあります。歳をとると体の機能も衰えてきますので、歯が弱く硬いものが噛めない事や臓器の疾患などがあれば、食事の量は落ちてしまうようです。

年齢が若くても、猫は口腔トラブルが多く、歯周病や口内炎があると痛くて食べたがりません。感染症や寄生虫が原因の場合には、発症にも個体差があり、次第に食欲不振になっていく場合もあるでしょう。また、夏バテになっている場合にも少食気味になりやすいです。

猫の少食問題は対処しなければ危険?

診察を受けている猫

猫が少食になる原因を挙げましたが、少食になってしまったら、突然であろうが徐々にであろうが対処しないといけません。

ご飯の種類を変更して猫が食べるようになれば簡単に解決出来ます。しかしご飯による問題や、ストレス問題に対処しても解決しない場合は、体調不良や病気が原因の可能性が高くなります。「元気になれば食欲が戻るだろう」と安易に考えていては、そのまま食べなくなってしまう結果になる事もありますので、早めに獣医師さんに相談しましょう。

もともと小食の猫は?

もともと少食の猫なら特に問題はないと言えます。猫の場合、少食の方が大食いよりも長生きするとも言われています。しかしそれは、健康上に問題がない猫に限っての話。最初から小食の猫でも、フードのパッケージ記載の量に全く届かないほどしか食べない場合には、早めに病院で相談してくださいね。

猫が少食になった時の対処法

猫に必要な栄養素

豪華なご飯にかぶりつく猫

猫が少食になる理由には、栄養が体に合わないと言う事もあります。それは飼い主さんではなく、猫が判断して食べるのをストップしてしまうのです。猫が求める栄養素とフードに入っている栄養素の内容が合わなければ、猫は空腹を選ぶそうです。

例えば「たんぱく質が少なすぎる」と体内の栄養センサーが指示すれば、食べても無駄と判断して食べなくなるんだとか。炭水化物の多い安価なフードばかりでなく、健康や栄養が十分に摂取できるよう考えられたフードを与えると良いですね。

食べやすいようにする

フードの与え方を変えてあげると食べてくれるようになる場合も。少し温めるとおいしい香りが強くなるので、よく食べるようになったりもします。お湯でふやかしてあげる、砕いてあげるなどしてみて下さい。そして、器の形や高さにも配慮してみましょう。猫が食べやすいようにご飯の環境を整えてみましょう。

気分転換

激しく遊んでいる白黒猫

ストレスが溜まっていたり、運動不足、刺激が足りないという場合にも食欲が落ちてしまいます。やっぱり、ご飯にはがっついて美味しそうに食べてくれるのが嬉しいですよね。食べる前に運動をさせたり、おもちゃで遊んで気分転換をしてあげるのも大切です。ストレスを抱えてしまってる場合には、安心して食べられる場所で与える方法も取り入れてあげましょう。

病院に連れていく

猫が少食になるのは、一時的な場合もありますが、何日も続くようなら何が原因なのかを突き止めましょう。少食になる原因は必ずあります。いつか食べるようになるだろうと様子を見ないで、猫の体調を確認してみる必要があります。いつ頃から少食になったのか、口腔の中や鼻に問題ないか、元気はあるか、排泄物に異常はないかなどに注意しましょう。気になるようなら病院に行って受診するようにしましょう。猫は、3日間食べないと肝リピドーシスという病気を発症してしまいます。猫が食べないことは、想像以上に体に対するダメージが大きいことなのです。様子を見ることは禁物です。

まとめ

食器の前で舌なめずりしている猫

愛猫が少食になる原因と対処法について紹介しました。少食になる原因は、小さな事から大きな事まで様々ですが必ずあります。食欲が落ちてしまっても、普段通りに過ごしていると気にしない飼い主さんも多いと思います。しかし少食が、次第に食欲不振に繋がってしまうかも知れません。理由はなんであっても、猫がいつもと様子が違うと感じたら、すぐに対処して行くようにしましょう。

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