キャットフードをよく吐く猫が心配!原因や対策、危険度の見方

キャットフードをよく吐く猫が心配!原因や対策、危険度の見方

猫はよく吐く生き物と言われているけど、うちの愛猫が最近よく吐くのは大丈夫?と心配の飼い主さんもいるでしょう。今回は、吐く原因や吐いた時の対策、病気などの危険性がある嘔吐の見分けなどを紹介します。

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キャットフードをよく吐く猫は要注意!

キャットフードを食べる猫

猫はよく吐くと言われていますが、特にフードを食べたあとの吐き戻しが多く、早食いや食べ過ぎが原因だったり、病気の危険がある場合もあります。

早食いや食べすぎであれば食事の仕方を変えてみるなどの対策を考えることや、病気の危険がある場合は、猫が吐き戻した物をよく確認することが重要です。

猫がフードを吐き戻した場合には、ただ吐いただけと軽く考えないようにしましょう。

猫がキャットフードを吐き戻す原因

キャットフードを前に口を開ける猫

よくあるキャットフードの吐き戻しの原因についてご紹介します。愛猫が吐き戻してしまった際に当てはまるものがないか確認してみましょう。

フードを丸飲みする猫の習性や早食い習慣

猫は肉食動物で狩りをして暮らしていたため、獲物を丸飲みする習性からキャットフードを噛まずに丸飲みしてしまう場合が多いと言われています。
丸飲みしたフードは、胃の中で水分を吸収して膨張し、胃に刺激を与えてしまうことで吐き戻してしまいます。

また、早食いの原因には、前の食事から時間が空き過ぎたことでお腹が空いている、多頭飼いなどで他の猫にフードを取られないためなど、保護猫などで食事を確保する意欲が強い場合に多いようです。
早食いをすると、消化機能が食べる量に追いつかないために吐き戻しが起こってしまいます。

食道から胃までの構造の違い

二足歩行の人は、食道と胃が地面に対して垂直なため、吐く時には胃から口まで持っていくエネルギーがとても必要になりますが、四足歩行の犬や猫は、食道と胃は地面に対して水平になっているので、
人よりも少ないエネルギーで吐き出す事ができます。

また、猫の消化管は体長の4倍ほどあり、人よりも短いですが、消化・吸収が終わるまでには6~8時間ほどかかり、人の2~3時間と比べると長いのが特徴です。胃の中に食べ物が長い時間あることも吐きやすいと考えられています。

胃の中の毛玉の吐き戻しに連動した嘔吐

猫はお腹に毛玉が溜まると吐き出しますが、その際に未消化のフードを一緒に吐き出すことがあります。

ただし、毛玉がお腹の中に溜まりすぎてしまうと吐き出すことができず、フードが胃に入る隙間がないことで吐き戻すことがあります。長毛種は特に毛玉が溜まりやすいので注意が必要です。

消化性が悪いキャットフードや急な食事の変更

粒が大きいドライフードや、消化に悪い成分が含まれていることが原因により吐き戻すことがあります。

粒が大きいフードは、胃の中で形が崩れるまでに時間がかかることで胃への負担が大きくなります。
また、急に違うフードに変えることで、体や胃が急な変化に対応できずに負担がかかることが原因になる場合もあります。

不安やストレス

猫は引っ越しなどの急な環境の変化や、飼い主さんの帰りが遅いなどの理由から不安やストレスを感じることがあります。

ストレスを感じることで食欲不振や、食べても吐いてしまうことがあるので、愛猫にストレスの原因がないかも探してみるといいでしょう。

キャットフードをよく吐く猫への対策

キャットフードの入った器と上をながめる猫

キャットフードをよく吐いてしまう原因がわかれば、事前に対策をとることができるかもしれませんよね。ここからは、よく吐く猫への対策をご紹介します。

丸飲みしないように食事の間隔や与える回数を変える

食事の間隔をあけすぎないことで、空腹による早食いや丸飲みを防ぐことが可能です。

毎日同じ時間に与えることで習慣づけていきましょう。また、1回の食事で大量のフードを与えると、勢いよくガツガツと丸飲みすることがあるので、数回に分けて与えるのもポイントです。

胃や腸に消化の良いフードに変える

消化に悪いフードを与えると、消化不良などにより吐いてしまったり、胃や腸に負担をかけてしまうことがあります。よく吐いてしまう場合はフードを変えてみるのも対策の一つです。

粒が大きいフードが原因の場合は、お湯でふやかしてから与えたり、小さい粒や食物繊維が多く含まれていて消化が良い物などに変えることで吐き戻しを抑える効果が期待できます。

体調不良などがある場合は、動物病院で相談して腸内環境に良い療法食に変えるなどもおすすめです。

フードが腸に留まらないよう食器の高さを調整する

猫の体の構造上、下を向いた状態で食べていると食道に食べ物が溜まってしまい吐き戻してしまうことがあります。
高さのない食器を床に置いて与えている場合は、高さのある食器や、ペット用のテーブルなどに置くことで逆流などによる吐き戻しを防ぐことができます。

毛玉を溜めないようにこまめにブラッシングをする

毛玉がお腹に溜まってしまうと、胃を圧迫してフードが入らず吐いてしまうことがあります。
とくに長毛種の猫は毛の量が多く、毛玉が溜まりやすいので、こまめにブラッシングしてあげることが重要です。
ブラッシングが苦手な猫であれば、手袋の形で撫でるだけで毛を取ることもできるグッズなどを試すのもおすすめです。

猫がキャットフードをよく吐く時の注意点

ボウルに顔を突っ込む猫

吐き戻しが多い場合は、病気が原因かもしれません。
いつものことと軽視せず、吐いた物や、猫の様子を確認しましょう。

危険性が高い嘔吐の可能性があればすぐに受診する

吐いたものや、嘔吐物以外の症状でも危険性を見極めることができます。下記のような症状が出ている場合はすぐに動物病院を受診しましょう。

嘔吐物に血や異物が混じる

血が混じっている場合は、食道の炎症や、消化器系の病気の可能性があります。
異物が混じっている場合は、異物が消化器を傷つけてしまうことによる出血や、異物が胃の中に残っている可能性があります。

1日に何度も嘔吐する

猫はよく吐く動物ですが、1日に何度も嘔吐する場合は、誤飲や中毒、アレルギーなど様々な危険が考えられます。

白い泡状のものを吐く

空腹の場合に白い泡状のものを吐くことがありますが、何度も続くのは普通ではありません。消化器系の病気の可能性があります。

下痢や食欲不振などの症状がある

嘔吐以外に、下痢や食欲不振など他の症状がある場合は、病気の可能性が高いです。嘔吐と下痢を繰り返していると脱水症状にもなりやすいので、早急に動物病院を受診しましょう。

吐く頻度・1日の嘔吐回数・内容物の記録をつけておく

吐く頻度や回数、内容物をしっかりと記録につけておくことで吐き戻しの対策を考えたり、猫の体調の変化や症状が悪化していないかなどを時系列で確認することができます。
また、動物病院を受診する際に、詳細を伝えることで獣医師による症状の特定がしやすくなります。

吐いたあとの猫の様子をよく観察する

吐いた後に、猫がぐったりしている、動かないなど元気がない場合は、他に原因がある可能性があります。また、吐いた直後は元気でも時間の経過とともに体調が悪化する場合もあるため、しばらく猫の体調の変化を観察することが重要です。少しでもおかしいと思ったら動物病院を受診しましょう。

まとめ

キャットフードと手前を見つめる猫

猫はよく吐く動物なので、吐いても問題ないと思ってそのままにしてしまう飼い主さんも多いかもしれません。早食いなどによる吐き戻しであれば、与え方など日々の対策で問題ないですが、病気が隠れていることもあるのです。

愛猫が吐いた場合には楽観視せず、嘔吐物のチェックや体調に異常がないかを確認するようにしましょう。いつもと違う、何かおかしいと感じた場合には、すぐに動物病院を受診しましょう。

毎回こまめに状態を確認してあげることで、愛猫との絆を深めるとともに、健康も守っていきましょう。

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