命の期限
ご夫婦で保護猫活動をしている『にこねこ』さん。保護された猫達は『にこねこ保育園』で育ち、優しい里親さんの元へと巣立っていきます。
今回の主役は、黒猫のぽんずちゃんです。人間の都合で決められた命のリミットを断ち切ることができた背景には、ある連携がありました。少しずつ変わるぽんずちゃんの表情にも注目しながらご覧ください。
命の期限はたったの数日間
とある保健所に、生後1ヵ月半ほどの黒猫が収容されてしまいました。この情報を得たのは『にこねこ』さんと繋がりのある保護猫団体の代表です。
仕事の都合で現地に赴けずにいた代表は、「医療費は負担するので救い出してほしい」と『にこねこ』さんにお願いします。
代表が取り急ぎこのような連絡を入れたのには理由がありました。保健所という場所は、持ち込まれた瞬間から命のリミットが決められ、カウントダウンが始まるからです。
さっそく迎えに行くと、黒猫ちゃんはケージの隅でじっとしています。どこか怯えているようにも見えますね。とても不安そうです。
もう大丈夫!ご飯を食べよう!
もしもこの事態に代表が気づかなければ、『にこねこ』さんに連絡が届かなければ、この子の命は消えていたでしょう。
お互いに信頼し合える仲間がいるからこそ、救われる命が増えるのかもしれません。
見事な連携が黒猫に課せられたリミットを断ち切ったのです。
入園おめでとう!もう大丈夫だよ。ドキドキしながら『にこママ』さんに近づきます。
黒猫がやって来たのはお鍋が美味しい季節でした。なので『ぽんずちゃん』と命名されました。
どこか緊張した様子が残るぽんずちゃんでしたが、ご飯が出てくると美味しそうにもぐもぐ。
人間の都合で命の期限が定められていたかと思うと、いたたまれない気持ちになりますね。無事に助かって本当に良かったです!
無邪気に遊ぶ可愛いぽんずちゃん♡
まだ隔離が必要な状態のぽんずちゃん。お友達と遊べない寂しさは『にこママ』さんが埋めてくれます。
鈴入りのボールがすっかり気に入ったようですね。無邪気な子どものように立ち上がり、ボールを狙う姿が愛らしいです。
ボール遊びの後は、『にこママ』さんの膝の上で甘えます。初対面の時と比べると、表情が柔らかくなりましたよね。
保健所という恐ろしい場所を忘れるほどの楽しい思い出が、ぽんずちゃんにとって猫生の宝物になっていくことでしょう。
まとめ
動物愛護センター(いわゆる保健所)では、持ち込まれた瞬間から命の期限が定められ、カウントダウンが始まります。今回のエピソードを通して、その恐ろしさを痛感させられましたね。
人間の都合で絶たれようとする命があること、そして彼らを救うために連携を取り合って奮闘している人達がいること。いたたまれない感情の中に、どこか希望の光を感じます。
今回のお話は、動画でも振り返ることができます。ぽんずちゃんが“ゴロゴロ”と喉を鳴らしながら甘える様子をぜひご覧ください!
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております
掲載者名:にこねこ「保護猫の保育園」
にこねこ【保護猫の保育園】
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