前回までのお話
不妊手術をしていない猫たちが5匹から17匹にまで増えてしまい、賃貸住宅の為に退去命令が出てしまったお宅がありました。ご縁があってこの現場にたどり着いた府中のNPO法人府中猫の会さん。ひとまず猫たちに不妊手術を受けさせるため、大捕物を繰り広げます。
前回の様子は、「3年で17匹に…退去命令が出た賃貸物件の猫を保護 Vol.1」でご紹介しました。
騒然と並ぶ猫たち
ようやく17匹の猫たちの捕獲が完了しました。それぞれがケージに入り、騒然と並びます。
中には府中猫の会さんが保護した子猫たちの母猫もいました。この猫を探しているうち、今回のこの現場に出会ったのです。運命の引き合わせかもしれません。
猫たちの年齢確認をした上で、全頭連れて行きます。
猫たち大移動
ペットシーツの交換
猫たちを一旦別の場所に移動させ、ペットシーツを新しいものに交換します。猫たちはみな、騒ぎもせず大人しくしています。
妊娠猫の悲しい現実
妊娠している猫もいました。ただたくさんの猫がいる環境では、頭数を制限するため、猫自らが出産しても子猫を育てないことがあります。府中猫の会さんはそんな現場を多数見て来ました。
結局育てないのなら産ませても…ということで、恐らく不妊手術の際に堕胎することになるだろう、と。悲しい現実がここにあります。
全頭不妊手術
1泊入院
数時間後に猫たちを全頭、動物病院へと移動させます。不妊手術のため、一泊入院です。次の日迎えに行きます。
自宅へ戻る
手術を終えた猫たちを、飼い主さんの待つ自宅へ送り届けます。猫たちも戻れてホッとした様子です。
3匹くらいを残して残りは引き取る
府中猫の会さんは飼い主さんに対し、3匹を残して後は引き取る事を伝えます。預かる場所はかなりギリギリの状態ですが、そうしないと次の家に引っ越しができないからです。猫たちを思えばこその決意。
飼い主さんも愛着がある猫たちですから、そう簡単には決められません。ですが半身不随の子だけは絶対に面倒を見る、と言います。今日は猫たちには美味しい猫缶が振舞われるようです!
まとめ
府中猫の会さんの尽力により全頭不妊手術を行なったため、猫たちがもうこれ以上増えることはありません。健康な猫にメスを入れるのは良くないという声もありますが、もはや検討のための猶予があるレベルとは言えないことがおわかり頂けたかと思います。
日本にはまだまだ、手術を受けずにどんどん繁殖している猫たちがたくさんいます。そうして生まれた子猫たちは、生き残れなかったり殺処分されたりという悲しい現実に直面しているのです。ここから考えさせられることがたくさんあります。
17匹の猫たちの様子は下記動画からご覧頂けます。良かったらチャンネル登録してください!その一手間が助けを必要としている猫たちへの支援に繋がります。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人府中猫の会
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