2匹の猫が20匹以上に…失業した飼い主と猫の行く末は?No.5

2匹の猫が20匹以上に…失業した飼い主と猫の行く末は?No.5

たった2匹の猫がたった2年で、なんと20匹以上になってしまいました。譲渡をしてなんとか9匹までには減ったものの、飼い主さんが派遣切りに…。行くあてのなかった飼い主さんと猫たちに、埼玉のNPO法人 にゃいるどはーとさんが光を与えます。

前回までのお話

派遣切りにあい、9匹の猫たちと路頭に迷うところだった飼い主さん。猫だけはと、埼玉のNPO法人 にゃいるどはーとさんに保護依頼をしました。

前回の様子は、こちらの記事「2匹の猫が20匹以上に…失業した飼い主と猫の行く末は?No.4」と、でもご紹介しました。

元々多頭飼育崩壊でもあったため、なぜそうなってしまったのか理由を探ります。多頭飼育崩壊につながる原因が浮き彫りになりました。

猫譲渡時の問題点

猫を譲渡する際、不妊手術を済ませてから渡すのがセオリーです。常識のある保護団体やボランティアの間ではそれが当たり前なのですが…。徹底されていないのが日本の現状です。

保護団体やボランティアでも、未手術のまま譲渡してしまうところがあるとのこと。それが多頭飼育崩壊の原因の1つになっています。ですが譲渡する側ばかりに責任は押し付けられません。

もし未手術のまま渡されたとしても、譲り受けた側がしっかりと手術をすれば何の問題もないのです。今回はそれができなかったために、不幸の連鎖となってしまいました。

手術代などがかかるため、猫の譲渡時にその分の金額がかかるのは当たり前の話です。もし全くの無料の場合は未手術かもしれません。注意が必要です。

初の人保護!

なんと今回!にゃいるどはーとさんは猫だけでなく人も引き取ることになりました。飼い主さんも保護して、埼玉の吉見町を担当してもらいます。住む場所がなかったため、管理人兼ボランティアとして活動してもらうのだとか。

コロナ禍という異常事態の中、人助けです。少し前のインタビューで聞いた「もしにゃいるどはーとさんと出会っていなかったら猫たちはどうしたか?」という質問にもし「猫を捨てる」と答えていたらNGだったそうです。飼い主さんの猫に対する愛情が、ご自身を救いました。

大変な中、きちんとにゃいるどはーとさんの施設を自分の目で見に行った飼い主さん。その熱意に、にゃいるどはーとさんは打たれたのかもしれません。

変わりたい飼い主さん

にゃいるどはーとさんの仲間入りをする上で、飼い主さんにはある決意がありました。今まで人を頼ってばかりいたため、自分の力で自分を変えていきたいとのこと。にゃいるどはーとさんは親のような心境で、飼い主さんに接していくようです。

今回手伝ってくれた友人も、応援してくれています。にゃいるどはーとさんもこれからは「食べれるボランティア」作りを行っていくとのことです。

猫捕獲に取り掛かる

ついに猫の捕獲に取り掛かります。今回は部屋が片付いているのでかなり楽なよう。通常なら、猫が隠れ放題の家具や物がある状況で追いかけなければいけません。

ですが物が全くない部屋では、猫たちはすぐに捕獲できます。案の定、スムーズにケージに入れられていく猫たちです。

まとめ

今回初の人助けに踏み切ったにゃいるどはーとさん。その懐の広さには脱帽です。猫たちも飼い主さんも新たな暮らしを手に入れられて本当によかったですね。

歴史的人助けの瞬間は、下の動画でご覧いただけます。できればチャンネル登録を!それが困っている猫(や人?)への助けにつながります。

  • 猫たちを安全に保護

  • 飼い主さんの決意とは?

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと

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