虐待を受けて衰弱した猫…保護され新たな猫生を歩む!

虐待を受けて衰弱した猫…保護され新たな猫生を歩む!

長崎で活動中のR&G 長崎の保健所の命を救う会さんが受けた1本の保護依頼。現場にはそれはそれは、衰弱してガリガリボロボロな猫がいました。なぜこれほどまでに弱ってしまったのでしょうか?毛づくろいも満足にできない状態のようです。

近所の方からの依頼

長崎で活動中のR&G 長崎の保健所の命を救う会さんは、目やにで顔が汚れている上に背中が腫れてしまっている猫の保護依頼を受けました。現場には、衰弱した様子の三毛猫がダンボールに入れられ大人しくしています。

猫の様子

三毛猫の背中は被毛がもつれ、フケがたくさん。依頼主さんが毛が固まってしまっていた部分をカットしてくれたよう。それにしてもガリガリです。

不妊手術は終わっているようです。誰かが行ったのでしょう。

依頼主さんが三毛猫を見つけたのは約1年前。背中に大きなキズがあり、薬を塗ってやっていたそうです。寒い日や雨の日は不憫に思い、ダンボール箱を置いておき、それを三毛猫は使っていました。

しばらく見なくなったのでどこかへ行ったのかと思っていたら、ある日またひょっこりと現れ、やはり依頼主さんの置いてくれたダンボールを使っていたそうです。

ご飯を与えていましたが、カリカリは食べず柔らかいフードが好みのよう。弱っているためドライフードが食べられなかったのかもしれません。

ウェットフードは口にしていたそうなのですが、保健所の命を救う会さんに保護依頼をした日の朝は、食べなかったのだとか。それほどまでに弱っているということなのでしょう。三毛猫は成猫なのに1.7kgしかありません。通常なら3〜5kgはあるはずです。

話していると依頼主さんから、衝撃的な言葉が!なんと三毛猫は、人間に虐待されているというのです。

虐待について

残念ながら依頼主さんの近所には、猫に餌を与えるけれども虐待もする人がいるようで…。この三毛猫も去年、殴られて背中に大きなキズを負ったそうです。「それがなければここまで衰弱はしなかっただろう」と、保健所の命を救う会さんは言います。

虐待は犯罪ですから、証拠があれば当然罪に問われます。保健所の命を救う会さんは以前に、子猫4匹をゴミ袋に入れて捨てた犯人を逮捕につなげました。今回もカメラを設置して証拠集めをするそうです。

まとめ

人間に虐待され、人間に救われた三毛猫。猫をいじめる人の心はわかりませんが、やがてはエスカレートし、猫から人に危害が及ぶ可能性があります。もし猫を虐待している人を見かけたら、放っておくのは危険でしょう。

後日談として、三毛猫は入院し、かなり回復したとのこと。食べられなかったドライフードも食べられるように!撫でられるのが大好きな、甘えん坊です。

三毛猫の様子は、下記動画よりご覧いただけます。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:R&G 長崎の保健所の命を救う会

R&G 長崎の保健所の命を救う会

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