猫の『夏の脱走』が危険な理由4つ!防止策を徹底解説

猫の『夏の脱走』が危険な理由4つ!防止策を徹底解説

猫を飼っている方は日頃から愛猫が脱走しないように気をつけているかと思いますが、夏は特に脱走のリスクが高まる季節なのでさらなる注意が必要です。猫の脱走における夏ならではの危険性と、脱走防止策を解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の脱走、夏が特に危険な理由とは?

外を歩く猫

夏は猫の脱走のリスクが高い季節です。暑いと窓を開けることが多くなり、開けっ放しになっている窓から猫が外に出てしまうという事態が発生します。なかには網戸を破って脱走してしまう猫もいるので、他の季節以上に脱走対策を念入りに行う必要があるでしょう。

また猫の脱走には交通事故や野良猫とのケンカなどの危険がありますが、外には夏場ならではの危険も潜んでいます。夏場の猫の脱走に特有のリスクを4つ解説します。

1.熱中症

汗をかくことで体の熱を逃がせない猫にとって、夏の暑さは危険です。真夏の脱走には外をさまよっているうちに熱中症になるリスクがあり、最悪の場合は命を落としてしまうことも…。

2.アスファルトの熱で火傷

夏場はアスファルトの温度が60度にまで上るといわれています。日差しを受けて熱くなったアスファルトの上を歩くと、猫の肉球は火傷をしてしまうでしょう。もしも愛猫が夏に脱走してしまったら、無事に帰って来たとしても肉球を火傷していないか確認してください。

3.フィラリアに感染するリスク

夏は蚊が多く飛んでおり、猫が蚊に刺されるとフィラリアに感染する危険性があります。猫は犬よりも感染に気づきにくく、いつのまにか重篤化していたり突然死してしまったりするケースもあるとのこと。脱走を防止するのはもちろんのこと、家の中でも愛猫が蚊に刺されないように気をつけて過ごしましょう。

4.除草剤による中毒

草が生い茂る夏には、除草剤を使用している場所も多いです。万が一猫が除草剤を舐めてしまうと嘔吐や下痢、呼吸困難などの中毒症状を引き起こします。死に至る可能性もゼロではないため注意が必要です。

猫の脱走防止策!特に注意したい3ヵ所

開いた窓から外を気にする猫

猫の脱走経路になるのは主に玄関のドア、窓、ベランダの3ヵ所です。玄関ドアは飼い主さんが開閉する際に、猫が外に飛び出してしまうリスクがあります。玄関前に脱走防止扉を設置して、猫がドアに近づけないようにすると安全です。

夏の暑い時期は窓を開ける機会が増えます。ちょっとした隙間からも猫は脱走してしまうので、必ず網戸を閉めましょう。また網戸を破って脱走してしまう猫もいるので、破れにくい頑丈な網戸に替えることをおすすめします。猫が自分で網戸を開けてしまわないように、ぜひ網戸ロックも取り付けてくださいね。

基本的にベランダには猫は出さず、ドアを開けるときは他の部屋にいてもらうのが安全です。しかしベランダで日向ぼっこをするのが大好きという猫に、それを禁止するのは難しいですよね。愛猫がベランダで過ごすことを好む場合は、ネットや柵で隙間がないように囲って脱走対策をしてください。

まとめ

ベランダから外を見る猫

猫にとって外の世界は危険が多いですが、夏は特に暑さや蚊による感染症、除草剤による中毒などのリスクが増えます。愛猫の命を危険にさらさないために、脱走防止策を徹底しましょう。

主な脱走経路は玄関のドア、窓、ベランダの3ヵ所ですが、好奇心旺盛な猫はチャンスがあれば他の場所からでも外に飛び出してしまいます。愛猫が外に出てしまう可能性がないか、家中を改めて点検してみるとよいでしょう。

また飼い主さんがどれほど気をつけていても、不意に猫が脱走してしまうということはあるものです。万が一に備えて感染症予防のワクチンを接種させておいたり、マイクロチップや迷子札を装着しておいたりすることも重要です。愛猫の安全のために、できる限りの備えをしましょう!

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