里親探しの手引き
保護
成猫、子猫、共に保護したらまずやることは、動物病院に連れて行き、ノミダニ寄生虫駆除や、初期検診を受けさせて、問題ないかを確認します。
真菌症や耳ダニなど感染症を持っている場合もあり、それを知らずに放置しておくとひどくなるばかりか、真菌症は人にも感染を引き起こしますし、耳ダニは犬猫達にうつります。必要であれば治療も行いましょう。
まずは、保護した命の健康を保つことから行いましょう!
名前とSNSで投稿
仮の名前をつけましょう!
仮の名前をつけることで、どの子を希望されるか明確になりますし、その子の生活ぶりを日々SNSで投稿されれば、人々の関心も高まります。
インスタグラム、ツイッター、ラインなどで日々、その子の投稿をすることで、シェアもしてもらえますし、より多くの人たちの目に留まることになります。
写真だけでなく動画もあげましょう!1回だけ里親募集!と載せて放置するのではなく、日々、その成長ぶりをあげることでその子に人々の情が入ります。
日記みたいな形で投稿を続けると、より多くの人たちの関心を引きます。
里親探しのサイトへの投稿
自分のSNSのページだけでなく、里親探し専門のサイトにも登録をしておきましょう。
その場合、写真で選ばれることが多いので、できるだけ可愛くとれた写真を載せておきましょう。
チラシ
世の中には、SNSを見ない人がまだまだたくさんいらっしゃいます。
だから、そういう人たちの目にも留まるように、チラシを作って、スーパーやペットショップ、動物病院などに貼りましょう。
ただし、チラシを貼った場合は、里親決定した場合は、必ず剥がしに行きましょう。
条件
里親探しをする上で、その子の特徴などを記入することは当たり前ですが、里親様の条件なども簡単に記載しておくといいでしょう。
例えば年齢制限やペット可物件であること。
更に室内飼いをしてもらいたい場合などもその旨記載しおきましょう。
里親詐欺
引き渡し方法ですが、どこかで待ち合わせして引き渡すようなことは絶対に避けてください。また、自分の自宅に引き取りに来てもらうことも止めておきましょう!
何故なら、虐待目的などの人に狙われてしまうからです。
必ず、相手のお家に連れて行く事を条件としてください。そして、顔写真付きの身分証明証を写真などで記録しておくことです。
相手のお家を訪問する、身分証明証を記録する、この2つを求めることで虐待目的の人はたいていの場合は退きます。
せっかく助けた命を、悪の手から守ることはとても大事です。
センター
日本では保健所のことを愛護センターというネーミングにしたことで、勘違いが生じています。愛護センターを愛護団体だと思い込んでいる人も少なくないですし、愛護センターに連れて行けば、里親探しをしてくれるのだと思い込んでいる人も案外多いのが現実です。
でも、全国の愛護センターは『保健所』です。
そこに連れて行く事で不要な命とされ、その殆どが殺処分になってしまいます。つまり、保護して助けた命が、保護した人の手で駆除されることになりかねないのです。
最後に
猫を保護して、愛護団体などに丸投げすることはなるべくしないようにしてください。愛護ボランティアさんたちは、日々、猫の保護依頼でノイローゼになりそうなほどの相談を受けています。
自分で助けた命は、自分で最後まで幸せに繋いでいく努力をしてください。
ディ・アンク
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