猫が洗濯機で起きる事故
動いている洗濯機に猫が落ちる
飼い主さんが大好きな猫ちゃん。いつも飼い主さんのそばにいます。飼い主さんが、洗濯機を回すときも近くにいました。飼い主さんが洗濯意を回し、他の洗濯物を取りに行った隙に中へ落ちてしまい、もがいていた。これは実際に起きた事故だそうです。
動いている洗濯機のそばで、回っている洗濯物を興味深そうに見ていたということなので、足を滑らせてしまったのでしょう。飼い主さんがすぐに気づいて助け出せたそうですが、気がつかないままだったらと思うと怖いですね。
猫は動いているものに興味を持ちます。衣類が洗濯機の中でグルグル回っていると、手を出したくなるのでしょう。そのまま足を滑らせて落ちてしまうことは十分考えられます。一度猫が洗濯機に落ちてしまったら、動いている洗濯機の中から抜け出すのは難しいです。
猫に気付かず洗濯機を回してしまう
洗濯機の中に猫がいることに気づかずに、洗濯物を入れてしまうということも考えられます。薄暗い洗濯機の中なので、じっとしていれば猫がいることはわかりません。
洗濯機に洗濯物を入れた際に猫が自分で出てきたり、鳴き声を上げたりすれば気づきますが、そのままじっとしていたら、気づかずに洗濯機を回してしまうこともあるでしょう。
猫が洗濯機の中に閉じ込められる
ドラム式洗濯機の中に入ってしまった子供が、窒息するという痛ましい事故が実際に起きています。ドラム式洗濯機の中に入って、何らかの理由で蓋が閉じてしまうと、密閉された状態で窒息してしまいます。
猫が1匹で洗濯機の中に入り、自分で蓋を閉めることはないでしょうが、猫の多頭飼いの場合は、他の猫が外側から蓋を押した拍子に閉まってしまい、中にいた猫が出られなくなるという危険性があります。
子供が猫を洗濯機の中に入れる
猫が自分から洗濯機に入らなくても、子供が面白半分に猫を洗濯機に入れてしまうということも考えられます。蓋を開けたままで猫が自分で出られればいいのですが、子供が蓋を閉めてしまい、そのまま忘れてしまうと猫は閉じ込められたまま。
アメリカでは、3歳の子供が猫を綺麗にしようと洗濯機に入れ、稼働させてしまったという事故が実際に起きています。猫は残念ながら死んでしまいました。
猫が洗濯機に入ってしまう理由
猫を飼っていると、猫が暗く狭い場所に入るのが好きだということに気づきます。
小さな箱や袋に、縮こまるようにして収まっている姿は、思わず笑ってしまいますよね。暗く狭いという猫が好きな条件は、洗濯機にも当てはまります。猫がすっぽりと入るのにちょうどいい大きさで、居心地がいいのでしょう。
なぜ猫が暗く狭い場所が好きなのかというと、猫の祖先であるリビアヤマネコの習性にあると考えられています。
リビアヤマネコは、狩りをする際、物陰に隠れて獲物を待ち伏せるという方法で狩りをします。そのため、猫にもその習性が受け継がれ、暗く狭い場所が好きなようです。
猫が洗濯機で起きる事故を予防するには
洗濯機の蓋はふだんから閉めておく
知らない間に猫が洗濯機に入るのを防ぐために、洗濯機の蓋はふだんから閉めておくようにしましょう。特にドラム式洗濯機では、猫が入りやすいので注意が必要です。
洗濯機を回すときは猫が入っていないか確認する
洗濯機を回す際には、猫が中に入っていないか確認しましょう。猫は素早いので、飼い主が蓋を開けた瞬間に中に入ってしまうこともあります。子猫では、衣類にまぎれていると見つかりにくいので注意しましょう。
子供に注意する
小さな子供がいる家庭では、子供に対する対策も必要です。洗濯機は、小さな子供でも簡単に動かせてしまいます。稼働させようと思っていなくても、スイッチを触っているうちに洗濯機が回ってしまうこともあります。
ふだんから小さな子供には、猫を洗濯機に入れてはいけないということを話して聞かせておくと同時に、チャイルドロック機能を利用したり、面倒でも洗濯機を使わないときはコンセントを抜いておいたりするといいかも知れません。
洗濯機の下にも注意
猫は洗濯機の中だけでなく、下にも潜り込んでしまいます。洗濯機の下に隠れられたら、大きな事故にはならなくても、猫が見つからなかったり、おもちゃなどを持ち込まれたりして困ることも。洗濯機の下に猫が入れそうな隙間があったら、塞いでおくといいでしょう。
洗濯機に興味を持つ様子の猫の動画
ドラム式洗濯機に近づく猫
稼働しているドラム式洗濯機。中で水と洗濯物が回っているのが見えます。そろりそろりと近づいていく猫。洗濯機のそばまで来たとき、ブザーが鳴って慌てて離れる様子がおかしくて、かわいいです。猫が、動いている洗濯機に興味を持つ様子がよくわかりますね。
洗濯機の中でくつろぐ猫
猫を探していた飼い主さん。見つけたのは洗濯機の中でした。猫は、大好きな暗く狭い場所ですっかりくつろいでいる様子。洗濯機の中に猫を見つけて、驚く飼い主さんを不思議そうな顔で見上げています。猫にとって、洗濯機の中に入るのは、単に居心地がいい場所だからなんですね。
洗濯機で遊ぶ子猫
洗濯機の中に入ったものの、なかなか出られない子猫。そこへ、もう1匹の子猫が来て中へ入りました。
ドラム式洗濯機でも、子猫にとっては高いようです。子猫が洗濯機に入ったものの出られなかったり、猫が洗濯機の中に入っているときに別の猫が来て、蓋を閉めてしまったりすることもあり得ると考えさせられる動画です。
洗濯機の上がお気に入りの場所
動いている洗濯機の上で悠々と寝そべっている猫。どうやらお気に入りの場所みたいです。この猫にとっては、動いている物に興味を示すというよりは、洗濯機の振動や音が気に入っているようですね。
まとめ
ふだん何気なく使っている洗濯機ですが、思わぬ事故につながることも。洗濯機の中は猫が好む場所なので、知らないうちに入ってしまうことはよくあります。
猫が入っていることに気づかないまま、洗濯物を入れて洗濯機を稼働させてしまったら、大変です。洗濯機を使うときは猫がいないか必ず確認しましょう。
ふだんから洗濯機の中に入らないようにしておくことも大切です。猫が家の中で事故に遭わないために、飼い主さんが気をつけてあげてくださいね。