猫の成長期
成長期の猫を育てていると「いつまで大きくなるのかな?」「きちんと育っているのかな?」と育て方などで悩んでしまうこともありますよね。そこでここでは「猫の成長期」についてご紹介させていただきます。
猫の成長期はいつからいつまで?
猫の成長期はおおよそ「生後10~12ヶ月」です。成長期が終わると、骨の成長が止まります。そして猫の体重は生後8~10ヶ月頃には平均的な成猫と同じになるので急速な体重の増加が止まり、緩やかになる傾向にあります。
しかし、まれに12ヶ月を過ぎて4歳頃になっても体重が増加をすることもありますが肥満でない場合にはさほど心配をする必要はないでしょう。
自分の猫がみるみると大きくなると「いつまで大きくなるの?」「肥満なだけ?」と心配になってしまいますよね。
成長期の猫を育てる時大切な事
成長期の猫を育てるときには飼い主は様々なことを気を付けなければいけません。具体的には
- キャットフードを変更したとき
- 誤飲などの事故
これらに特に気を付けましょう。
キャットフードは、変更をする時期でもあるので気に入らなければ食欲不振になって、体調を崩したりすることなどが起こる可能性があります。日頃から飼い主が猫の様子を見て餌をきちんと食べているか確認をするようにしましょう。
そして、成長期の猫は誤飲などの事故が多くなるので気を付けなければいけません。生後3~6ヶ月ほどの成長期の猫は、一番好奇心旺盛でやんちゃをするような時期でまだ人間の幼稚園~小学生くらいにあたる年齢です。それにより、イタズラをしたりなんでも口に入れてしまうので注意が必要です。
猫の成長期の餌の与え方
猫の成長期の餌の与え方はどのようにすれば良いのでしょうか。一番猫にとって大切な成長期には飼い主も餌の与え方には注意をしなくてはいけませんよね。
しかし「あげすぎかな?」「足りてないかな?」と心配になってしまうこともあると思います。そこでここでは、猫の成長期の餌の与え方についてご紹介させていただきます。
餌は1日1回ではだめ
成長期の猫には1日1回の食事では、きちんと食べることができない可能性もあるので複数回にわけて与えるようにしましょう。生後12ヶ月頃の猫に、一度に大量の餌を与えてしまうと「消化機能」に負担をかけて、消化不良や嘔吐・下痢を起こすこともあります。。
猫に餌を与えるときには、1日に3回程度に分けて与えてあげると良いでしょう。そして、頻繁に餌を与えすぎると
- 猫が肥満になる
- 猫が尿結石になる
これらのような可能性もあるので気を付けるようにしましょう。
肥満にならない程度に餌を与える
おおよそですが
- 3kgの猫であれば、1日に必要なフード量は240カロリー
- 4kgの猫であれば、1日に必要なフード量は320カロリー
- 5kgの猫であれば、1日に必要なフード量は400カロリー
これらのようなカロリーが必要になります。1回の適正フード量などを守って成長期に肥満になりすぎないように考えてあげてくださいね。(1日に必要なフード量の平均値は、食べているキャットフードの種類によって変わりますのでフォードの袋に記載されている必要量も確認してください。)
生後4ヶ月までの猫には
- 高カロリー
- 高栄養
などに調整され、消化がしやすいものを摂取することがすすめられます。しかし、生後4ヶ月を過ぎれば猫の成長も少しずつ落ち着いてきますので与えすぎると「肥満」になってしまい糖尿病などになってしまうこともあるので餌の目安量を守るようにしましょう。そして、猫は肉食動物ですのでタンパク質を中心に摂取していくように変更をしましょう。
食べ過ぎは良くありませんが、必要カロリーをきちんと食べることが成長期の猫にとっては大切なことだと言えるでしょう。
猫の成長期の体重の変化
猫の成長期の体重の変化はどのようなものなのでしょうか。猫の成長期にはめまぐるしく体重が増加するので「大丈夫かな?」「平均的なのかな?」となってしまうことがありますよね。ここでは、猫の成長期の体重の変化についてご紹介させていただきます。
猫の成長期には、飼い主が不安になってしまうほど体重が激増します。猫は生後12ヶ月になると成猫として扱われます。それまでの成長期の体重の変化は以下のようになります。
- 生後3ヶ月の平均体重1.0~1.5kg
- 生後4ヶ月の平均体重2.0kg
- 生後8ヶ月の平均体重3.0~3.5kg
- 生後12ヶ月の平均体重3.5~5.5kg
成長期の猫はこれらのような体重の変化があります。個人差はあるものの、おおよその平均体重はこのようになります。
まとめ
猫の成長期はおおよそ「生後10~12ヶ月」です。猫の体重は生後8~10ヶ月頃には平均的な成猫と同じになるので急速な体重の増加が止まり、緩やかになる傾向にあります。猫の成長期には、適正な食事量や栄養食を心がけるようにしましょう。