子猫を飼い始めて大事な事
1.トイレのしつけ
子猫の飼い始めのしつけでまず大切なのは、トイレのしつけです。猫はペットの中では、トイレをしつけるのは簡単な方だと言われていますが、子猫を飼い始めたら必ずトイレのしつけを始めましょう。
まず、飼い始めは子猫用にトイレを用意します。フチは低めで子猫でも登れるような大きさにしておきましょう。飼い始めてから子猫がうろうろして、地面を前足でかくような仕草をした時には、子猫をトイレの中にそっと入れて砂の上に置いてあげましょう。子猫をトイレの近くに連れていくだけでも、自分からトイレに入ってくれる時もあります。
最初が肝心
子猫は飼い始めの頃にしっかりトイレのしつけをしておかないと、トイレ以外の場所に排泄するようになることもあります。飼い始めた子猫は一度トイレの場所を覚えると、その後子猫はほぼ間違えずにトイレを使ってくれるでしょう。
飼い始めの猫がトイレを覚えるまでは、トイレに行きたい気配があるたびに何度でも猫トイレに連れていってあげてください。飼い始めの猫が別の場所に排泄してしまった場合には、臭いが残らないように綺麗に掃除をしましょう。子猫を飼い始めた時に粗相をしてしまった時の臭いが残っていると、同じ場所にまた排泄してしまうことがあります。
子猫がトイレを使ってくれない
もし飼い始めの子猫がトイレを使わない時には、子猫のおしっこをティッシュなどに取り、猫トイレの中に入れて臭いをつけてみましょう。飼い始めで慣れていない子猫でも既におしっこの臭いがあることで、トイレの場所だと覚えてくれることがあります。
2.与える食事の量を把握する
成長していく飼い始めの子猫は、たくさんの栄養が必要です。子猫の飼い始めには必要なだけの栄養が取れるように、ただし子猫が肥満にならないように適切な量の餌を与えなければなりません。
飼い始めたばかりの子猫はどんどん成長していくので、子猫を飼い始めた頃から1ヶ月たった頃では餌の量は変わっています。
与える餌の目安
子猫の年齢(月齢)における餌の量の目安は次のようなものです。
月齢 | 餌の量の目安 |
---|---|
生後2ヶ月 | 体重×200kcal |
生後3ヶ月 | 体重×200~150 kcal |
生後4ヶ月 | 体重×150~130kcal |
生後5ヶ月 | 体重×130~120kcal |
生後半年 | 体重×100kcal |
1歳以上 | 体重×70~80kcal |
飼い始めた猫が成猫の場合餌の量は、体重×70~80kcalが目安となります。これに年齢や体調などを考慮して与える量を決めます。飼い始めた猫が子猫の場合、餌の量は子猫の体重×100~200kcalが目安となります。飼い始めた子猫の体重に対して、成猫の倍以上のカロリーが必要です。
子猫用の餌を与えれば、カロリーが足りなくなるということはないでしょう。子猫を飼い始めの小さい頃にはカロリーを多く与え、子猫を飼い始めてから成長するにつれて細かく調整していくという与え方になります。
猫の餌の回数
また子猫用のフードには与える適切な量が記載されていますので、餌の種類によって量が変わることもあります。子猫の餌は、飼い始めは1日に3回から5回にわけて与えるようにしましょう。
子猫を飼い始めてから成猫になると1日に2回、または3回程度でよくなりますが、飼い始めたばかりの子猫の頃は一度に食べられる量が少ないために回数を増やします。水は、子猫がいつでも飲めるように餌の近くに置き清潔で新鮮な状態にしてあげてください。
人間の食べ物は与えない
人が食べているものをあげることのないように、子猫を飼い始めたときから徹底しましょう。人間の食べ物は猫にとって中毒を起こすことがあるほか、子猫の肥満にもつながります。飼い始めた子猫が飼い主さんがいない時にいたずらするきっかけにもなります。
3.人に慣らす
子猫を飼い始めたら、飼い始めの頃から子猫を人に慣らすことが大切です。ハンドリングと言い生後2週から7週の子猫のうちに人に触られたりすることで子猫は人馴れをしますし、性格もおだやかになりやすいと言われています。
1日のうちに10分からでも良いので、飼い始めた子猫を抱いて撫でるようにします。子猫と一緒に遊んだりして、合計1日1時間程度は飼い始めの子猫と触れ合えるようにすると良いでしょう。
人が触ることに子猫を飼い始めの頃から慣らしておくと、爪切りやお風呂のお手入れがしやすくなるほか、体を触って怪我などの異常がないかを調べやすくなります。
逆に飼い始めの子猫の頃はかわいくて甘えてくるため、つい子猫を構いすぎてしまうこともあります。ずっと飼い始めた子猫をかまっていると、必要な睡眠がしっかり取れずに子猫が弱ってしまうこともあります。子猫を飼い始めたら、子猫が寝ている時には触らないようにして、子猫を飼い始めてからもそっとしておく時間を必ず作りましょう。
4.動物病院に連れていく
子猫を飼い始めのうちに動物病院へ連れて行き、健康診断と適切な時期にワクチン接種をしてもらいましょう。飼い始めの子猫の頃にワクチン摂取をした後は、基本的には1年ごとに摂取することになります。
飼い始めた子猫の頃から動物病院へ連れていくことで、子猫の健康状態を把握してかかりつけを作り、飼い始めてから何かあった時にも、すぐにアドバイスがもらえるようにしておきます。子猫を飼い始めてから母猫からもらった病気があったり怪我をしていることに気づくこともあるので、子猫は飼い始めのうちに病院で診てもらっておきましょう。
5.猫がくつろげる場所を作る
子猫を飼い始めた当初は、まだ子猫が警戒している頃かもしれません。人が常に子猫に触り見るのではなく、飼い始めた子猫がゆっくり眠りやすんでくつろぐことができる場所も確保してあげましょう。
猫ベッド、毛布、キャットハウスなどを用意しても良いですし、子猫のためにキャットタワーを用意してあげるのでも良いでしょう。飼い始めた子猫が成長してもずっと家の中で過ごすわけですので、子猫の飼い始めからお気に入りになるような場所を作り、子猫が安心して休めるようにしてあげてください。
子猫の飼い始める時必要な物
子猫用の猫トイレ
子猫を飼い始めるには、まず猫トイレと猫砂を揃えておく必要があります。
専用の2つのトレーに、それぞれ針葉樹のチップとマットをセットして使用します。トイレは子猫が出入りしやすいように、フチの一部が低くなっており大きさは猫用ケージにも収まるコンパクトサイズです。チップは極小の粒なので子猫でも砂かきしやすく、便と尿の臭いを閉じ込めて臭わせません。マットは1週間取り替えなしで使用しても臭いにくいです。
餌のお皿
耐久性、清潔さを考えると、子猫を飼い始めたときのお皿はステンレス製がおすすめです。また、猫はヒゲがお皿に当たるのを嫌がりますので、口が広がってヒゲが当たらない作りになっているものが良いでしょう。ある程度の重さがあれば、飼い始めた子猫がお皿を多少押してもズレたり、ひっくり返ったりしません。
キャリーケース
国際貨物輸送協会の基準をクリアしている猫キャリーケースです。扉が左右どちらにも開くので、利き手や場所などに合わせて開閉できます。持ち手は幅広のため、両手でしっかりと持ち上げることができます。子猫を飼い始めた頃から、猫を病院に連れていく時には必ずキャリーケースを使うようにしましょう。その後もキャリーケースは動物病院に行く時や引越しの時など、猫を安全に移動させる時に必要になります。
ケージ
それぞれの段に扉がついた3段の猫用ケージです。下の段の扉は広めになっていて、飼い始めた猫用トイレの出し入れがしやすくなっています。猫用ケージは、掃除中や換気中、来客中など、猫を短時間隔離しておくのに最適です。高低差のあるものを選べば、ケージに入っている間も上下運動ができますし、トイレから距離のある場所で休むことができます。
一定の時間ケージに入ることを、子猫の飼い始めの頃から経験させておいて、子猫をケージに入れた時に大きな鳴き声で鳴いて暴れたりしないようにしましょう。
キャットタワー
和の雰囲気を醸し出す国産のキャットタワーです。一番下の床はフローリング素材で、汚れを拭き取れるようになっています。各段のステップはベージュのじゅうたん生地で飼い始めた猫がくつろぐのにぴったりです。柱は縄が巻いてあるため、登って爪とぎをすることもできます。パーツごとに販売もされているので、爪とぎで痛んだ部分だけを交換することもできます。
まとめ
子猫の飼い始めには5つのポイントをまず押さえておくことをおすすめします。トイレと餌については飼い始めた子猫の一生のことなので、飼い始めからしっかりとしつけをしましょう。子猫を飼い始めのときから飼い主さんも猫の世話に慣れるようにしてください。
動物病院とのお付き合いも、子猫の飼い始めと同時に始まります。行きつけの獣医さんを家の近くで見つけておきましょう。子猫を飼い始めると、かわいらしさからつい構ってしまいがちになりますが、子猫を飼い始めてからもそっとしておく時間も大切です。飼い始めた子猫と遊んだ後は、ちゃんと眠らせて休ませたりしてあげましょう。