猫の爪切りを病院でしてもらう値段や利点

猫の爪切りを病院でしてもらう値段や利点

動物病院では猫に対して検査や治療、予防接種の他に日常ケアでもある爪切りをおこなっています。爪切りを病院ですることによって猫と飼い主さんにどんなメリットがあるのか、またその分注意しなければいけないこともあります。爪切りにかかる費用も含めて今回お話しします。

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猫の爪切りを病院でしてもらう値段

猫の爪切り

診察料もかかる

最近では動物病院のホームページに診察料や検査代、ワクチン代、手術料などを記載しているところが多くなりました。基本的に動物病院で猫の爪切りをおこなっておりだいたい500円〜1000円ほどで、診察料もかかります。ちなみに私が勤務している動物病院では600円で、診察料が発生しますので実質は2000円以内になります。

ほとんどの飼い主さんは何故診察料もかかるのか疑問を抱くと思いますが病院なので、ただ猫の爪だけ切って終わってはいません。爪切りする前に必ず猫の体重や体温、呼吸数や心拍数、触診して栄養状態はどうかなどしっかり診察した上で処置をおこなっています。そのため診察料も発生するのです。また動物病院によって猫の爪切りの料金に差はあるため、かかりつけに一度問い合わせると良いです。

場合によっては麻酔料もかかる

動物病院で爪切りをおこなっているほとんどの猫は飼い主さんが爪切りができなかったり、猫自身が暴れて攻撃的になり困難なケースが多いです。比較的大人しい猫に関しては診察中に爪切りをおこなえることができますが、中にはスタッフも手につけれないほど攻撃的になり怪我してしまう可能性がある猫もいます。

その場合は麻酔をかけて爪切りをおこなうことがあるため、猫の爪切りの料金の他に麻酔料がかかります。猫の体重に合わせて麻酔量を決めているので、体重によって若干麻酔料が変わってきます。

しかし麻酔をかけて猫の爪切りをおこなっている病院もあれば私が勤務している病院ではおこなっていないなど異なります。麻酔をかければ怪我をせずに済むことができますが、麻酔は肝臓などの臓器に負担がかかってしまうため、猫の体に負担はかかります。

猫の爪切りを病院でしてもらう利点

病院で爪切りされている猫

爪切りで出血するリスクがない

家で猫の爪切りをおこなった際に誤って神経や血管があるところまで深く切ってしまい出血することがあります。圧迫により止血することができますが場合によっては出血が止まらなく病院に受診するケースがあります。

出血すると痛みがでるため猫にストレスや嫌な思いをさせてしまい、猫が爪切りされることが嫌いになり抵抗したり攻撃的になってしまいます。中には爪切り自体させてくれなくなった猫や足を触られるだけでも嫌がるようになった猫もいます。そうなってしまうと元の状態に戻ることは極めて難しいです。

動物病院では獣医師をはじめスタッフ全員が知識を持っているため適切に猫の爪切りをおこなえることができるため出血するリスクがほぼありません。

猫と飼い主のストレスがなくなる

病院で猫の爪切りをおこなうほとんどは家だと嫌がって出来なかったり、どこまで爪を切ればいいのか不安で出来ないことが多いです。猫は元々我慢することが苦手な動物なため、爪切りの際に長時間猫を抑えてしまうとストレスとなり攻撃的になることがあります。そのため動物病院で猫の爪切りをおこなったほうが素早く終わらせることができるます。猫だけではなく飼い主さんも不安やストレスが減ります。

猫が病院に慣れる

猫が室内飼いのため元気な場合は外にでる機会がないので、ほとんどの猫は病院に連れてくること自体が嫌いです。そのため猫を検査したくても暴れてしまうため採血ができず検査が不可能なケースが少なくありません。いざ検査できるようになった頃には腎臓の数値が正常よりはるかに越えて治療しても難しい状態になっていることが多いです。猫の爪切りで定期的に病院に連れていくだけでも慣れてくれるようになることがあります。

猫の爪切りの頻度や飼い主が注意すべきこと

猫の爪

爪切りは定期的に

猫の爪は毎日少しずつ伸びていきます。また真っ直ぐ伸びず鉤状になるため、伸び続けてしまうと肉球に刺さってしまい炎症をおこしてしまいます。また猫の爪がカーペットやカーテンなどに引っかかってしまい爪が折れてしまいます。そのため定期的に猫の爪切りをする必要があります。爪が伸びるスピードは猫の個体差が生じますが平均的に爪を切る頻度は1ヶ月に1~2回が理想です。

飼い主に知ってもらいたいこと

動物病院で猫の爪切りをおこなうと出血のリスクや飼い主の負担が軽減するメリットがあります。また診察もおこなうので飼い主さんが気づかなかった症状や病気が見つかることができます。

しかし基本室内飼いの猫にとっては外に出るだけでストレスとなり、更に病院では注射されたり検査されたりなど嫌なイメージを抱いています。そのため猫の性格によっては病院よりも家の方が落ち着く場合があります。また猫はストレスに弱いので病院に来たことにより体調を崩してしまうこともあります。もし愛猫がストレスで体調をよく崩しやすいのならば家で切った方がよいです。

また麻酔を使用して猫の爪切りをおこなう場合は猫の状態を確認し安全なうえで麻酔をかけて処置をおこないますが、麻酔自体は肝臓や腎臓などに影響をあたえてしまいます。通常は手術の際に麻酔を使うものであります。麻酔をかける回数や時間が多くなる分、猫の体も負担がかかってしまいます。

また高齢の場合は麻酔の影響が受けやすいため出来なくなります。麻酔のリスクも踏まえて家で出来る範囲まで猫の爪を切り、出来なかったところは病院でおこなうことで麻酔なくても処置ができる場合があります。

まとめ

爪を舐めている猫

動物病院で猫の爪切りをすることができますがほとんどは嫌がって抵抗し出来ないケースが多いです。猫の爪が伸び続けてしまうと肉球に刺さり炎症をおこしてしまうため定期的に切らなければいけません。猫の爪切りはブラッシングや歯磨きと同様にお家でできるケアでもあるため可能であれば爪切りをおこなうと良いですが、誤って深く切りすぎてしまい出血させてしまったりすると返って出来なくなることもあります。

出血のリスクや不安感がある場合は動物病院で適切におこなったほうが猫にとっても飼い主さんにとっても良いです。その他にも飼い主さんが気づかなかったことが見つかったり、猫が病院に慣れてくれるなどのメリットもあります。しかしその分猫の爪切り以外に診察料がかかったり、ストレスに弱い猫は体調を崩してしまうこともあります。また病院によっては暴れる猫に対して麻酔をかける場合がありますが猫の体に負担がかかることを認識してほしいと思います。

ですが無理せずに猫の性格や飼い主さんの気持ちを踏まえて相談していただけたら1番良い方法が見つかると思います。

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