生後3か月の子猫の育て方
生後3か月の子猫の育て方はどのようにすれば良いのでしょうか。まだまだ手のかかる生後3か月の子猫ですが、上手に育てるにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、生後3か月の子猫の育て方についてポイントをまとめてご紹介させていただきます。
トイレの回数とさせ方
子猫は生後3か月頃になると排泄も自力でできるようになります。トイレの回数はまだ成猫よりも多く、一日に2~5回ほどあります。
トイレのサイン
子猫がソワソワとしたり、床を掘るようにカリカリとする仕草、床を嗅いだりするようであればこれは「トイレのサイン」です。子猫にこのような仕草があったときにはトイレに連れて行ってあげましょう。猫は本能的にトイレを覚えるので、簡単にしつけることができます。
砂の入ったトイレに連れて行く
ですので、まずは砂の入ったトイレに連れて行ってあげて「ここがトイレ」ということを子猫に認識させてあげるようにしましょう。初めは、おしっこがはみ出してしまったりすることもあるかもしれませんが、自然と上手に排泄してくれるようになります。
コミュニケーション
生後3か月の子猫は人間の子供でいうと「5歳程度」だと言われています。自我も芽生え、性格もハッキリとしてくるでしょう。そのようなときに住んでいる環境や、人間に慣れさせる絶好のチャンスです。生後3か月のこの時期にたくさん遊んでコミュニケーションをとることで
- 穏やか
- 優しい
- 賢い
- 友好的
これらのような性格の猫に育ってくれます。子猫が疲れてしまうことがない程度にたくさん遊んであげてください。
ワクチンの接種
生後3か月までには受けておくべきワクチンがいくつかあります。ワクチンは、義務付けられているものではないので、忘れてしまいがちなのですが、子猫が大きくなってから、病気や感染症などの予防をするためにも、ワクチンはきちんと接種をしておくようにしましょう。
体重に合わせた餌の量や回数、与え方
生後3か月の子猫は身体が急激に成長する、人間で言う「成長期」にあたります。ですので、体重あたり成猫の3倍程度のエネルギーが必要になります。
生後3か月の子猫の食事の回数
ですので、キャットフードはたくさんあげることになるのですが、まだまだ胃は発達段階なので、一度にたくさんの量を食べることはできません。ですので、生後3か月の子猫用のキャットフードを、1日に4~5回程度にわけて与えるようにします。
子猫用のキャットフードであれば、栄養バランスも考えられているので、飼い主が作ったりする手間が省けます。子猫が空腹で鳴いている様子があったりすれば、与えてあげてください。
離乳食は卒業させる
また、離乳食が長引いてしまうこともあるかもしれませんが、子猫の歯ならびや顎の発達に悪影響がでてきてしまいますので、生後3か月頃にはキャットフードに移行完了ができるようにしましょう。
味を楽しませる
そして、この時期には様々な味を感じさせてあげることが大切です。いつも同じ味のキャットフードばかりを食べていると、好き嫌いの激しい猫になってしまうので、子猫のときにたくさんの味に触れさせてあげましょう。具体的には
- 白身魚
- 牛肉
- 鶏肉
など、成分が明白になって記載されている生後3か月の子猫用のキャットフードにしてあげると良いでしょう。子猫の身体のためにも、添加物などは含まれていないものにしてあげてください。
生後3か月の子猫のしつけ
生後3か月の子猫のしつけは、どのようにすれば良いのでしょうか。「生後3か月の子猫だからしつけはまだ大丈夫」だと思って、そのままにしていると、子猫が大きくなってから、聞きわけのできない困ったちゃんになってしまうこともあります。
そのようにならないようにするためにも、生後3か月の子猫のしつけは重要になってきます。そこでここでは、生後3か月の子猫のしつけについて、ご紹介させていただきます。
留守番のしつけ
まだまだ生後3か月の子猫だから、留守番させるのは不安...と思って飼い主は子猫とずっと一緒にいていませんか?もしそのようなことがあれば、子猫は一匹の猫としてきちんと自立をすることが困難になってしまいます。
生後3か月であっても、子猫に一匹で過ごして学ぶ時間が必要です。まだまだ昼寝の多い生後3か月なので少しくらい外出しても大丈夫です。留守番の練習もきちんとさせてあげてください。もし、不安であれば
- キャットフード
- トイレ
- 水
などをきちんと完備したケージにいれて留守番をさせてみるのも1つの方法です。初めて留守番させるときには、短時間だけにして、もし可能であれば、スマホなどで自宅の様子が確認できるものがあれば安心ですね。
食べ物のしつけ
生後3か月のこの時期には食べ盛りになる子猫もいるので、人間の食べ物の臭いに近寄ってくることもあります。しかし、人間の食べ物を与えることはご法度です。
人間の食べ物を与えてしまうと、塩分の取りすぎや体内で消化ができずに、中毒症状などを引き起こして、死に至ってしまうこともあります。子猫には、きちんと子猫用のキャットフードを与えてあげましょう。
夜鳴き
生後3か月頃の子猫は、飼い主が寝ている夜になると、夜鳴きをしてしまうことがよくあると思います。ストレスや空腹などが原因で、夜鳴きをしてしまうこともあるのですが「母猫が恋しくて」夜鳴きをしてしまうことがほとんどです。
飼い主が寝場所に呼んであげたり、慰めてあげたりするようにしましょう。しかし、どうしても手につかないときはイライラせずに、心を鬼にして無視をするのも1つの方法です。
人や物を噛む際のしつけ
生後3か月頃になると、子猫は飼い主の指に飛び付いてきて、よく遊ぶようになりますよね。飼い主の指に飛び付いてきたりするのが、つい可愛らしいので、怒らずにそのままにしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、この生後3か月の時期の甘噛みなどを放置していると、成猫になってから本気で噛んでしまったり引っ掻いたりしてしまうようになってしまいます。そのようなことがないようにするためにも、生後3か月の子猫の時期にしつけをしなくてはいけません。
子猫が噛んできた時の対処法
もし、噛んできたときなどには、叩いて怒るのではなく「だめ!」と一言大きな声で怒ったり、霧吹きなどで水をかけたりして、一瞬だけ怖がらせるようにしましょう。
素早く怒ることや、怖い経験をすることで、子猫も「噛むと怖い思いをする」ということを学びます。それにより、飼い主や物を噛まないようになるのです。
コードを噛んでいた時の対処法
コードなどを噛んでしまう子猫もいますが、火事などの原因にもなってしまいますので、同様に怒るようにしましょう。もし、なかなか噛み癖が治らないときには「噛んでも良いおもちゃ」などを与えてみてください。
まとめ
生後3か月の子猫は、自力で排泄ができるようになったり、餌をたくさん食べられるようになったりする「成長期」です。
この生後3か月の子猫の時期に、飼い主がたくさん遊んであげたり、スキンシップをとったりすることによって、人と関わるのが上手な猫に育ってくれます。
甘やかしすぎずにしつけもきちんとして成猫になってから困ることがないように育ててあげてください。