猫を保護したらどうすればいいのか
道端を歩いていたら猫の鳴き声が聞こえ、見てみたらまだ小さな子猫で思わず拾ってしまった。
家の近所を縄張りにしている野良猫が現れ、可哀想になり保護してしまった。
様々なケースで猫を保護する事があると思いますが、突然そうなって戸惑う事も多いと思います。猫を保護したら、どうしたら良いのでしょうか。そのまま飼う場合や、飼いたいけど先住ペットがいる場合、どうしても飼えない場合にわけてご紹介します。
猫を保護したらするべき事 そのまま飼う場合
保護した猫をそのままご自宅で飼う場合についてお伝えします。
保護した猫の飼い方
野良猫を保護したら、まずは動物病院に連れて行きましょう。病気かないか寄生虫がいないかなど、健康状態を確認して貰うと共に、去勢・避妊手術の予約をします。
大抵の野良猫はお腹に寄生虫がいますし、耳ダニがいたり、目の病気があったりと様々です。保護してそのままですと飼い主にとっても衛生的に良くありません。必ず受診しましょう。その際に気をつけて欲しいのは、猫の場合は人間のように健康保険が使えませんので、自費診療になります。クレジットカードが使える病院も多いので、病院を探す時に一緒に確認をすると良いでしょう。
去勢・避妊手術は野良猫を保護した場合、病院によっては割り引いた金額で行ってくれる所もあります。去勢・避妊をするか否かは飼い主の判断になります。
特に子猫の場合は体調を崩しやすいです。エサもミルクが良いのか子猫用フードが適しているのかがありますし、その他のお世話に関しても、獣医師に相談した方が安心でしょう。
また病院に連れて行く際にはペット用のキャリーがあると良いですが、無い場合は段ボール箱でも構いません。逃げないように粗めの洗濯ネットに入れるとより安全です。一見可哀想に思えますが、猫は狭い所に入ると安心しますので、よほど嫌がらなければ洗濯ネットに入れて段ボール箱に入れると、脱走する事がなく、猫にとっても飼い主にとっても安全です。
我が家の猫の場合
我が家の猫は2匹いますが、後から来た猫が家の近所にいたのを保護した猫です。まだ生後半年位だったので情にほだされてしまいました。
まずは餌付けから初めて慣れてきた頃、自ら家の中に入ってきて私にゴロゴロしてくるようになったので、頃合いを見計らって外に出さないようにしました。しばらく「外に出せ〜!」と文句を言っていましたが、今では立派な家猫になっています。(たまにスキをみて脱走しますが)
保護して直ぐに、やはり動物病院に連れて行きました。耳ダニとお腹の寄生虫がいると言われ、耳は病院でキレイに掃除してくれましたし、寄生虫は投薬で退治できました。幸い他に病気はありませんでした。避妊手術は猫の体調をみて、獣医師と相談して日にちを決めて行いました。
猫を保護したらするべき事 先住ペットがいる場合
気をつけたいのが、既に先住猫や犬がいる場合です。我が家はあまり考えなしに保護してしまったのですが、幸い先住猫が受け入れてくれたので幸運でした。それでも一度、先住猫が家出をしようとして、必死に出ていかないようにしっぽをつかんで引き止めた記憶があります。(本当はしっぽを掴むのは良くないのですが、引き止めるにはそれしかありませんでした)
最初のうちは保護した猫を先住猫がいる部屋とは別の部屋に隔離します。先住猫が保護した猫がいる部屋に興味を持ってニオイを嗅ぐなどしたら会わせても良いでしょう。
相性が良ければ良いのですが、どうしても相性が合わない場合は、別々の部屋で飼う、もしくは保護した猫に里親を探すなどの工夫が必要になります。どちらか、もしくは両方が1歳未満の子猫の場合は割とうまく行くようですが、成猫と成猫だと色々難しいようです。
先住犬の場合、犬の性格にもよりますが直ぐに受け入れてくれる場合とそうではない場合があるようです。警戒する犬とどうしても一緒に飼わなければいけない場合は、根気よく少しずつ、慣れさせる必要があります。大変ですが、そうした飼い主の努力で犬が慣れ、一緒に飼えるようになった例も沢山あります。希望を捨てずに頑張りましょう!
猫を保護したらするべき事 猫が飼えなかった場合
もし保護した猫を飼えない場合、責任を持って里親を探しましょう。里親を探すにはまず、友人や知り合いに欲しい人がいないかを聞いてみましょう。見つからなければ、動物病院や猫カフェ、家の近くで里親募集のチラシを貼って良いか確認してみるのも手です。
里親募集サイトも沢山ありますので、利用してみるのも良いですね。大抵は無料で情報掲載が出来ます。その際には必ず、保護した猫の1番可愛い写真を載せることです。チラシも同じく、可愛い写真は重要なポイントですので、気合いを入れて撮ってあげましょう。
また、里親募集サイトでは譲渡会を行っている所がありますので、参加させて貰えないか問い合わせてみましょう。ネット上での募集よりも、実際に猫と会える譲渡会の方が里親が見つかりやすいという話もあります。譲渡会は行政の動物保護センターなどでも行っていますので、問い合わせてみましょう。
捨て猫を保護している団体も沢山ありますが、大体が保健所から引き取るのに手一杯な状態で、一個人からの保護要請には対応していない所がほとんどです。
また、里親を募集する場合でも、健康状態の確認の為に一度は動物病院に連れていった方が良いでしょう。譲渡する前に去勢・避妊手術が必要な場合もあります。
猫を保護したらするべき事まとめ
最後に内容を振り返ってみましょう。
猫を保護したら、まずは健康状態の把握の為、動物病院に連れて行きましょう。動物病院の治療費は保険加入していない場合は全額負担のため、注意が必要です。クレジットカードが使える病院も多いので、病院を探す時に一緒に確認すると良いでしょう。
特に子猫の場合は体調を崩しやすいので、エサは何が良いか、その他のお世話に関しても獣医師に確認すると安心です。
先住ペットがいる場合はいきなり引き合わせると驚いてしまいますので、徐々に慣れさせるようにしましょう。
どうしても相性が合わずに飼えない場合やその他の理由で飼えない場合は、里親を探してあげましょう。里親を探すには、友人・知人をあたる、動物病院や猫カフェ、近所にチラシを貼らせて貰う、里親募集サイトの利用や行政で行っている譲渡会を利用する、など様々な手段があります。
猫を保護する、という事はそれだけ命を預かるという責任が伴う行為です。その責任をあえて引き受けるというあなたには、賞賛の拍手を送りたいと思います。
30代 女性 tonakai
30代 女性 おにゃっきー
わたしの家のねこさんは、母ねこさんが6匹出産して3匹里親に出したものの、2年後諸事情で1匹出戻ってきました。
2年離れていたとは言え、親子だし大丈夫だろう。
と安易に”慣らし期間”を作らず混ぜてしまったら、もう大惨事です。
流血まではいきませんでしたが、「よそ者」「縄張りを奪いに来た敵」と言わんばかりに家の中で取っ組み合い。
慌てて隔離して、獣医さんに相談しました。
”状況的に忘れているかどうかは別として、既に他人(他猫)なんですよねー”
と言う感じでお話があったと思います。
猫は忘れっぽい、と言う話が本当かどうかは猫にしかわかりませんが、その後鳴らすのに2か月、威嚇がなくなるまでに半年くらい…と長い道のりでした。
現在は、距離感保って付かず離れず。ですが、先住猫と新入り猫との良好な関係作りには、飼い主さんの努力あってこそ、です。
女性 ゆき
こちらの記事にもあるように、耳の中は真っ黒だったのできっと耳ダニはいるだろうなぁと思いましたが、それだけならまだしも、ずいぶん汚れていたので保護してすぐにお風呂に入れると白いフケのようなものがなかなか取れません。
おかしいなと思い、毛の中をかき分けてみると、皮膚が見えないほどシラミの成虫とタマゴでいっぱいでした。
連休明けに病院へ連れていかなければと思いましたが、自宅にはすでに3匹の猫がいるため、シラミや耳ダニ、寄生虫の感染を防ぐため、とりあえず病院へいくまでは保護した子猫を玄関にゲージ内で隔離していました。
保護した翌日、餌をあげてゲージ内の掃除をしようと思い、ゲージを開けていたところ、宅配便のおじさんがピンポンと同時に玄関のドアを開けてしまいました。おかげで子猫は驚きそのままゲージから脱走し、玄関の外へと飛び出ていってしまったのですが、まだまだ小さい子猫の為どうしているのかと気になります。
きっとお世話をしてあげた恩を忘れませんから、また戻ってくると信じています。その時には保護しすぐに病院へ連れて行き、家族として迎え入れるつもりです。
20代 女性 UMI
個人的には野良の猫は野良のまま過ごすのが一番幸せだと思っていますが、やはり事情により保護しないといけない事態は発生しますよね。特に子猫の場合あまりにも小さすぎると、他の野良猫に襲われたり、烏や野犬に襲われ命を落とす子も少なくありません。何時間も親猫が戻ってこない場合や、明らかに人為的に捨てられたのであろう子猫を見かけてしまったら覚悟を決めて拾ってすぐ動物病院に連れていってあげてください。このサイトを見ている猫好きさんなら恐らく大多数の人が、言われなくてもそうしてしまうような気がしますが(笑)
私の実体験で言いますと、まだ離乳の終わっていない猫を拾ってしまったはいいが仕事があるので三時間おきのミルクやりや排便のお世話を私一人でするのは不可能だったので、友達や自分の親、猫を保護しているボランティアさんなどに手伝ってもらいなんとかその期間を乗り越えました。本当に大変ですが本気を出せばなんとかなるものです(笑)その後、地域の情報紙やSNSや猫の保護ボランティアの方が開催する里親会にて無事に送り出せました。本当に貴重な体験でした。
50代以上 女性 イサ
今では仲良くはないながらもなんとかお互いに付かず離れずなんとか平和に過ごせています。失敗の原因は、先住猫と新猫を最初は隔離して過ごさせなかったことでしょう。先住猫には無駄なストレスをかけてしまい、とても申し訳なく思っています。皆様も新猫を飼うときは気をつけてあげてください。
30代 男性 とも
最近ではペット保険などもあるため、せめて飼い猫は保険に入っといてあげた方がいいと思いました。ちなみにそのときの猫は今はすっかり元気になって毎日モリモリご飯を食べ幸せそうに嫁の近くで寝ています。
20代 女性 ぐらたん
猫ちゃんを保護したら、ノミやダニ、寄生虫がいる場合が多いです。なので保護したら健康チェックも兼ねて動物病院は必須だと思います。
月齢などにもよりますが被毛もベタベタな子が多いのでシャンプーをしてあげる必要がありますが、衰弱していたりノミダニの点眼薬などをした場合数日など控えないといけない場合があるので病院でシャンプーはいつ頃したらいいのかなど確認すると良いと思います。
先住ペットがいる場合は、相性なども大事ですがまず保護した猫を近付かせず必ず離しておきます。ノミダニなどがうつらないようにする意味もありますし、先住ペットや保護猫どちらとも空間に慣れさせる必要があります。
知り合いに先住猫がいる方が6ヶ月ころの保護猫を連れて帰った時は、ノミダニや寄生虫がいたのも含め隔離し、知り合いは一切保護猫の世話はせず、ご主人が保護猫の世話をし先住猫のストレスにならないように行動していたみたいです。
猫はテリトリーを大事にしますし、相性が合わないとケンカになってしまいます。
比較的先住ペットがわんちゃんだと、スムーズにいく場合が多いように思いますが、こればかりは同居してみないと分からないので何とも言えないですね。
我が家のこが夜間に体調を崩し救急病院で診察を受けた際に、同居犬同士が喧嘩をしたとの事で噛まれ血が出たダックスを見かけたのですが(普段の様子は知らないので仲が良いのか悪いのか分からないですが)多頭飼いはリスクもあるんだなぁと思いました。
幸い我が家は二頭飼いですが、先住犬が本当に優しく一度もケンカもなく生活して来たのですが、次にペットを迎えた際も同じかは分からないなぁと思いました。
保護したものの飼えない場合はしかたがないので、必要な健康チェックや治療をしつつ飼い主さんを探す必要があります。友人などに声をかけ見つかれば良いのですが、動物病院などでポスターを貼って貰ったり、患者さんなどに声をかけてもらったり、里親サイトに載せる、保護活動をされている方に相談してみるのも良いと思います。
保護した際の治療費に関しては保護主さんが払う必要がある可能性が高いですから、飼えないが保護をするならそういった面も考えてから保護しなくてはなりません。
いつ何をきっかけに自分自身が保護する立場になるかも分かりません。なので保護してからする事について参考になりました。
50代以上 女性 匿名
家の軒下で行倒れ状態のガリガリに痩せた子猫を見つけ、娘が外の物置で湯たんぽ入れたり餌をやったりしながら里親探ししていたのです。知り合いに飼ってもいいよ、と言ってくれた方がいて
喜んでいたのですが、その人は約束していた日にお迎えに現れませんでした。
我が家には気難しい先住犬がおり、遠くから見かけても凄い勢いで威嚇する始末で、うちで飼うことも出来ず途方に暮れています。
40代 女性 ぶどう
20代 女性 gure