猫を外飼いするメリットとデメリット、注意点まで

猫を外飼いするメリットとデメリット、注意点まで

猫の外飼いにはメリットとデメリットが存在します。この記事では、猫を外飼いするリスクや外飼いしたい時の注意点などを中心に紹介します。

猫の外飼いは賛否両論?

秋空と三毛猫

昔は多かった猫の外飼いですが、最近では猫の安全や近所からのクレームを考慮して、猫を外飼いではなく室内飼いをする家が多くなってきました。

外飼いをすることによって、猫はのびのびと歩き回ることができますが、その一方で思いがけないトラブルに巻き込まれるリスクもあります。そのため、猫の外飼いについては賛否両論あり、メリットもデメリットもどちらも存在するのです。

今回は、猫の外飼いに関するメリットとデメリット、注意点などについて紹介します。

猫を外飼いするメリット

蝶を追いかける猫

猫を外飼いする事で、猫にとって良い効果をもたらすこともあるのです。まずは、猫を外飼いするメリットについて紹介します。

猫を外飼いするメリット1.猫にとって良い運動になる

猫を室内で飼う事で、猫が行動できる範囲が限られているため、食事量や遊ぶ量によってはカロリーを十分に消費できず、肥満体質になってしまうことがあるのです。しかし、外飼いすることによって、猫にとってダイエットになるため、肥満防止には良いとされています。

猫を外飼いするメリット2.猫の気分転換に良い

猫は基本的に自由気ままな生き物のため、一日中家の中に閉じ込められているよりも、好きな時間に外へ出て、家に帰ってくるというライフスタイルを好みます。

家の中にいると、環境次第ではストレスが溜まりやすくなります。しかし、外飼いすることによって、猫の気分転換やストレス解消に繋がるのです。

猫を外飼いするデメリット

地面で寝る猫l

猫の外飼いに関しては、メリットよりもデメリットの方が大きく目立つという点が挙げられます。軽い気持ちで外飼いをしてしまったがために、取り返しのつかない出来事に発展する可能性もあるのです。

以下、猫を外飼いするデメリットについて紹介します。

猫を外飼いするデメリット1.事故や喧嘩に巻き込まれるリスクがある

  • 猫を外飼いすると交通事故にあうリスク
  • 猫を外飼いすると野良猫と喧嘩をするリスク

猫を外飼いする場合は、交通事故に遭うリスクがあるということを念頭に置いておかなければいけません。また、野良猫との喧嘩に巻き込まれる可能性もあります。

事故や喧嘩によって大けがをしたり、最悪の場合死に至る危険性もあるため、室内飼いをしていた方が安全といえます。

猫を外飼いするデメリット2.クレームの原因になるリスクがある

猫を外飼いしていると、猫はトイレをする際、適当な場所を選んで用を足します。しかし、その場所が誰かの敷地内だった場合、所有者が迷惑に思い、クレームに繋がる可能性があるのです。

世の中みんなが猫好きというわけではありません。なかには、外飼いをする猫に対して苦手意識を抱いている人もいるため、「猫のせいだったら仕方がないよね」とは言ってもらえない場合も大いにあるのです。

ご近所トラブルにもなりかねないので猫を外飼いする事は避けた方が良いでしょう。

猫を外飼いするときの注意点

階段にいる猫

どうしても猫を外飼いしたい、猫が外に出たがって仕方がないという場合は、以下の点に注意した上で、外飼いをしましょう。

猫を外飼いする際は『ノミやダニ対策』を行う

外飼いをするとノミやダニ、寄生虫などに感染する確率が高くなります。そのため、外飼いする場合はこまめにシャンプーやブラッシングをしてあげましょう。

また、猫用のダニやノミ駆除の薬もあるため、かかりつけの獣医さんとも相談した上で必要であれば使うことをおすすめします。

猫を外飼いする際は『寒さ対策を行う』

猫専用のハウス

外飼いの猫は、家の中にいる時間よりも、外に出ている時間の方が圧倒的に多い場合、外飼いの猫専用の犬小屋のように、猫専用のハウスを庭や玄関先に置くことをおすすめします。

特に、猫は寒さに弱いため、外飼いをしている場合は、暖を十分にとれるようなハウスを作ってあげることが重要です。温かい毛布などをハウス内に敷き詰めるなどの対策を必ずとりましょう。

もしくは、可能であれば外飼いの猫の帰宅に気づいた際に、すぐ家の中に入れてあげるのが一番の寒さ対策になります。

外飼いの猫が迷子になった時の対策

  • 外飼いの猫には首輪をつける
  • 外飼いの猫にはマイクロチップを入れる

外飼いのため外に出した際、猫が迷子になることも考えられます。もし、猫が家に帰ってこられない状況になった場合、外飼いであっても首輪に住所を記載しておけば、運よく誰かに拾った際に猫が戻ってくる可能性が高くなります。

また、外飼いの猫に飼い主の情報などを登録したマイクロチップを埋め込んでおけば、保健所などに連れて行かれた場合でも、マイクロチップの情報を読み取って、飼い主の元へ連絡がいくようになっているのです。

万が一のことも考慮して、猫を外飼いする時は、迷子対策を事前に行っておきましょう。

まとめ

窓際にいる猫
  • 猫を外飼いすると、運動不足を解消できる
  • 猫を外飼いするとストレス解消や気分転換になる
  • 猫を外飼いすると、ケガや事故にあう危険性がある
  • 猫の外飼いは、ご近所トラブルになる
  • 猫の外飼いはデメリットのほうが大きい

猫を外飼いするのメリット面も魅力的ですが、環境さえ整えれば室内飼いでも、猫にとって快適な空間を作ることができます。一方、外飼いのデメリット面は、なかなか事前の対策だけでは解決できないものもあります。そのため、できるだけ猫は室内飼いをするのがおすすめです。

どうしても猫を外飼いしたい場合は、デメリット面をしっかり考慮し、少しでもトラブルに巻き込まれる危険性がある場合は、外飼いではなく散歩をさせてあげるなどの対策をとるのが良いでしょう。

投稿者

40代 女性 さや

実家で、外猫ちゃんのお世話をしたことがあるのですが、冬は玄関に入れて毛布などで暖めてあげていました。
のみよけの、お薬も毎年つけてあげて、虫も付かないように気を付けていました。
世話していた外猫ちゃんは、人懐っこい性格だったので甘えてきたりしますので、だいぶ遊んであげていました。
満足すると外にいってしまうというぐあいでした。最期まで世話ができて安心したのを覚えています。

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