白いメインクーンの飼い方とは

白いメインクーンの飼い方とは

メインクーンには多くのカラーがありますが、その中でも特に注目すべきなのが、白いメインクーンです。ほわほわの被毛をした白いメインクーン。一度は飼ってみたいと思いませんか?白いメインクーンはどうやって飼うのが良いのでしょうか?

白いメインクーンの飼い方

白いメインクーン

白いメインクーンを飼う時、気をつけた方が良い事などはあるのでしょうか?

白いメインクーンの被毛のお手入れ

メインクーンは被毛の長い猫です。時に白い被毛は汚れが目立ちやすいですが、完全室内飼いであればそれほど汚れる機会もないでしょう。被毛がべたついてきたり、ボソボソになってきたりしたら、お風呂に入れるのも良い選択です。

ブラッシングを行う際、通常は週に2回程度、ステンレスのコームで毛玉をほぐしラシで抜け毛を取り除きます。抜け毛を取り除かないと毛玉や毛球症の原因となりますので、必ず行ないましょう。なるべく優しく、特にお腹や尻尾付近は引っ張って痛みを感じさせないように注意して行ないます。

被毛の長いメインクーンはお尻の部分に排泄物が付きやすいのでマメにチェックしましょう。白い毛は汚れが目立ちますのでもし汚れていたらペット用か赤ちゃん用のアルコールが含まれていないウェットティッシュで綺麗にしてあげましょう。

白いメインクーンの紫外線対策

白い被毛の猫はメラニン色素が少なく、紫外線に弱いのです。ですから、日向ぼっこの時間を制限するか、UVカットの窓ガラスに変えるのも有効です。UVカット効果のある、洋服を着せるのも手軽にできる方法です。

メインクーンに限らず白い被毛の猫全般に言えることですが、日焼けをすることで皮膚炎になったり、酷い時には扁平上皮がんにかかったりすることがあります。

白いメインクーンがなりやすいオッドアイ

白いメインクーンは左右の眼の色が違うオッドアイになる確率が高く、ブルーの目側の耳が、難聴の場合があります。両目ともブルーの場合も、難聴の可能性があります。

メインクーンの肥大性心筋症

メインクーンは遺伝的に、肥大性心筋症という心臓病にかかりやすいです。ブリーダーによっては親猫にDNA検査を行ない、この病気の遺伝子を持っていないか、確認している場合があります。

ブリーダーからメインクーンの子猫を譲り受ける場合は、DNA検査をクリアした親猫から生まれた子を迎えた方が安心です。猫舎へ見学に行った際に、確認してみましょう。

メインクーンの脊髄性筋萎縮症

脊髄性筋萎縮症が遺伝性疾患として挙げられます。脊髄性筋萎縮症は、筋肉を動かす神経が消失してしまう病気で、生後3〜4ヶ月頃に発症する事が多く、発症すると短命となります。この病気もDNA検査で分かるので、メインクーンを譲り受ける前にブリーダーに確認しておきましょう。

メインクーンの多発性嚢胞腎

多発性嚢胞腎にもかかりやすいです。腎臓に沢山の嚢胞(水の入った袋)が出来てしまい、腎不全のような症状が表れる病気です。親猫のどちらかが発症している場合、子猫も50%の確率で発症してしまいます。

メインクーンに多い股間節形成不全

股関節に異常が出る股間節形成不全も、メインクーンに多い病気です。ある調査では、25%の確率で発症するという結果が出ました。股関節が正常に機能しなくなる為、骨の変形や関節の炎症が起きる病気です。基本的には抗炎症薬とダイエットによって、関節への負担を軽減する治療が行われます。手術もできなくはないですが、困難な上に費用も高額なので、日本国内で手術を行うケースはほぼありません。

熱中症

メインクーンは被毛が長い長毛種なので、冬は良いのですが夏の暑さは苦手です。体温を下げるジェルマットやクーラーをうまく使って、熱中症にならないよう注意してあげましょう。

夏の間だけ被毛を短くするサマーカットもあります。個体によってはストレスを感じる事もありますので、慎重に行ないましょう。無理にサマーカットにしなくても、抜け毛を取り除いてあげるだけでも、大丈夫な事もあります。

白いメインクーンは希少な猫

オッドアイのメインクーン

白いメインクーンは、ホワイトソリッドと呼ばれる毛色の、白一色のメインクーンを指します。メインクーンは様々なカラーの被毛が出現しますが、白一色のメインクーンは比較的希少価値が高く、高値が付く傾向があります。更に、瞳の色が左右で違うオッドアイは、より高値になります。

大きな体に真っ白の被毛、魅せられる方も少なくないでしょう。でも、性格は至って穏やかな場合が多く、中には飼い主さんにベッタリの甘えん坊メインクーンもいます。体は大きいのにまるで赤ちゃんのようです。

まとめ

黒い背景と白いメインクーン
  • 白いメインクーン:ホワイトソリッドと呼ばれる
  • 白いメインクーンは被毛のお手入れを念入りにする事
  • 白いメインクーンは紫外線対策をしっかりする事
  • 白いメインクーンはオッドアイで産まれる子が多い
  • オッドアイの白いメインクーンは難聴である場合がある
  • メインクーンを飼う時は先天性の病気に注意する
  • メインクーンは暑さに弱いので熱中症や室内の温度に注意する
  • 白いメインクーンは出生率の低さから希少性が高い
  • 白いメインクーンでオッドアイの猫の場合はより高額で取引される事がある

神秘的でもある白いメインクーン。キリリとした佇まいには憧れてしまいます。でも中身はまるで犬のように、飼い主さんに忠実な甘えん坊の事が多いです。外見とのギャップが、また何とも言えません。日本国内の頭数は比較的多いメインクーンですが、白いメインクーンはそれほど多くありませんから、早い者勝ちです。見つけたら早いトコ問い合わせて、運命の子を手に入れちゃいましょう!

▼メインクーンについてもっと詳しく知りたい方はこちら

投稿者

40代 女性 うみか

白いメインクーンはとても、珍しいですね。私は見たことがないです、昔は実家で白ではないですが、メインクーンを飼っていました。毛が長いのでお手入れには気を使いました。いつもおしりにうんちがつくので、人間のおしりふきを使って綺麗にしてあげました。とても気品がよく優雅な性格でした。全く病気はせずに元気でしたが、股関節は弱かったです。脱臼しないように気を付けていました。
投稿者

40代 女性 のりちゃん

実家で飼っていたメインクーンは、股関節形成不全でしたが、治療の甲斐があり普通に歩けるようになりました。
拾ったので、年齢がハッカリわかりませんが、きっと、まだまだ若いのでこれから先、走り回りたいだろうと父とも相談して手術に踏み切りました。手術は成功でリハビリも頑張りまして、歩けるようになりました。痛くて可哀相でしたが治って安心しました。メインクーンは、可愛くて立派な出で立ちなので毎日、ブラッシングをして毛玉ができにくくしていました。
メインクーンは、18歳まで生きてくれました。
カラスに襲われかけたりもあったりしましたが、立派な一生だったと、思いました。

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