メインクーンの子猫の特徴
大きさ
今日のねこちゃんより:うちゃり / ♂ / メインクーン / 1kg
メインクーンは大型の猫で、成猫になればオスで6から8kg、メスでも4から6kgほどになり、子猫のころから骨格がしっかりしています。
生まれて間もない子猫の頃は、メインクーンといっても他の猫種の子猫と比べて、大きさにあまり違いはありません。
しかし、他の猫種と同時期に生まれていても、メインクーンの子猫は成長が早く、体も大きくなります。成長していくにつれて、他の猫種の子猫よりも体重が重くなり、大きさも一回りほど大きく育っていきます。
耳の先
メインクーンの耳先は、リンクスティップという飾り毛が付いています。
具体的には、耳の先だけ、毛が長くなってピンと立っているというものです。リンクスティップとはヤマネコの耳毛という意味で、ヤマネコが持っている特徴のひとつであり、これがメインクーンにも見られるということです。
生まれたばかりのメインクーンにはまだリンクスティップというほどの耳毛はありませんが、生後40日ごろの子猫の耳の先には、個体差はありますが、リンクスティップが見られるようになります。
被毛
今日のねこちゃんより:レイくん / ♂ / メインクーン / 1kg
メインクーンは長毛の毛並みが美しい猫で、被毛はダブルコートで厚みがあります。寒い地域で誕生した猫種のため、子猫の頃から尻尾も長めで毛量も多くふさふさしており、指の間の毛も長めに生えています。
そのため他の猫種の子猫よりもよりふわふわとして見え、大きめに見えるといえるでしょう。
メインクーンの子猫の性格
メインクーンの子猫ちゃんは、大柄でちょっとコワモテ?な風貌とは逆に、とても温厚で落ち着いた性格です。そのギャップもまた良いですね。鳴き声も少し震えたような感じで、愛くるしいものです。
飼い主にもちゃんと愛着を持ってくれますが、必要以上のベタベタは逆効果。少し離れたところから、ちょっとずつスキンシップをとるのがベストです。
新しい環境にもきちんと適応し、他に犬や猫など他のペットを飼っている場合、問題なく接してくれるところも、メインクーンの子猫ちゃんの特徴です。
また、メインクーンの子猫ちゃんは、とても賢くて、自分の意思を持つタイプなので、特に飼い主さんの第一印象は大事です。選ぶ際のスキンシップが大切なのも、そのためです。
メインクーンの子猫の選び方
①目や鼻の状態
- 澄んで輝きのある目
- 鼻が柔らかく・湿っている
- 鼻水が出ていないか
- 目やにはついてないか
メインクーンの目の色には数種類あり、青や緑、左右で色が違うオッドアイ、また金色や銅色とバラエティに富んでいます。子猫の目が澄んでいて、輝きがあるかどうかは、良い判断材料のひとつとなります。
また、健康な子猫ちゃんかどうかを測る手段として、鼻が柔らかく、しっとりと湿り気があるかが言われています。特に、鼻水が出ていないかどうかは注意点です。鼻水が出ていると、ウイルスによる感染症の可能性があります。
目やにが出ている場合は色を確認しましょう。黒く乾燥しているような目やにであれば問題ありませんが、黄色・青っぽい目やには感染症の疑いがあります。顔全体が汚れているかどうかも、良い状態や環境で育ってきたかどうかがわかり、これからの健康に直結する判断材料になります。
②体毛の状態
メインクーンは、セミロングの毛が特徴で、耳からの飾り毛もチャームポイントのひとつです。健康な子猫はふわふわしていて体毛にツヤと弾力があります。
③皮膚の状態
- 傷は無いか
- ダニ・ノミは居ないか
- 脱毛をしていないか
- 皮膚に赤みはないか
- フケが出ていないか
- 腫れや膿がないか
メインクーンの子猫の選び方として、皮膚にキズや化膿、ダニがなく、清潔であることも重要です。猫の皮膚病である「膿皮症」は、皮膚上で菌が異常に繁殖することが原因で起こる病気です。それを防ぐためには、メインクーンの子猫を選ぶ段階から皮膚の状態に気をつけることが重要です。
④メインクーンの体格
- 生後3ヶ月で体重が2~3kg
- 股関節などゆるい所はないか
- しっかりと筋肉がついているか
メインクーンは通称「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」と呼ばれ、猫の品種でも、最も大きくなる種類です。もちろん子猫ちゃんのうちからそのサイズは際立っており、生後3ヶ月で体重が2~3kgになるほどです。それゆえに、そのサイズを支えられるだけの骨格や筋肉がついているかは重要視すべきです。
⑤飼い主との相性
- 大事なのは飼い主との相性!
- 実際触れ合ってみる
- 普段はどんな事をして過ごしているのかブリーダーや店員に聞いてみる
これまでは外見上の選び方をあげてきましたが、やはりそうは言っても、大事なのは飼い主さんとの相性です。実際に抱き上げて触れ合ってみることで、より愛着がわきますし、これから末永く付き合っていく日々への楽しみも、ひとしおになるというものです。実際にペットショップやブリーダーさんの所へ行き、選ぶ際にはぜひスキンシップを持ってみましょう。
メインクーンの子猫の飼い方
食事
メインクーンの子猫ちゃんの食事は、月齢と体重によって量が変わります。
1歳になるまでは育ち盛りで、「体重(kg)×100~200(Kcal)」が目安で、1歳になったら、「体重(kg)×80(Kcal)」が目安となります。
メインクーンは子猫ちゃんのころから大柄な見た目ではありますが、それとは裏腹に、一度の食事量は少ないので、1歳になるまでは日に3回か4回、1歳になってからは日に2回と、小分けにして食べさせてあげることが重要です。
タンパク質など栄養価の高いキャットフードを、しっかり計算して食べさせてあげてくださいね。
運動
メインクーンは子猫の頃からあまり運動をしませんが、元々北アメリカがルーツで、自然の中で生きてきたネコです。賢いネコでもあり、おもちゃなどを用いて遊びに誘うと、興味を示して動き回るようです。積極的に散歩に連れていき、お外の世界を見せてあげることも効果的です。
メインクーンの子猫の体調管理
メインクーンは、子猫ちゃんのころから非常に大柄なため、病気が見つかると影響も大きいです。子猫のころから特に気をつけてあげたい病気には、次のようなものがあります。
- 肥大性心筋症
- 脊髄性筋萎縮症
- 多発性のう胞腎
肥大性心筋症
呼吸が荒くなったり、後足の動きが鈍くなったりという症状が見られます。また、心不全や後足の麻痺を引き起こす危険性もありますので、メインクーンの子猫ちゃんの挙動にはしっかりと気を配りましょう。先天性の場合もあり、遺伝子検査をしてもらうことで対策ができることもあります。
脊髄性筋萎縮症
特にメインクーンの子猫ちゃんに多い症状です。3~4ヶ月から後足の機能低下や、震えがみられる場合は、動物病院を受診すべきです。この病気も、検査をすることにより、原因となる遺伝子を発見することができます。
多発性のう胞腎
初期症状がないため、発見しづらい病気といわれています。元々はペルシャ猫やそれに近い種族特有のものでしたが、メインクーンにも症例がみられています。こちらも遺伝性の症例が多く、早めの遺伝子検査により対策を行えます。
メインクーンの子猫についてのまとめ
メインクーンは他の猫と違って独特な性格を持っており、遺伝性の病気にかかりやすいなど、飼い主さんがしっかりとした対策を行うべき部分も多いです。それでも、大柄で可愛らしさが魅力のペットであることは間違いなく、飼い主さんが手をかけた分だけ、きっと愛情を返してくれることでしょう。メインクーンの子猫ちゃんとの楽しい時間のために、しっかりとした飼い方を心がけましょう。
40代 女性 かな
子猫の頃に、捨てられていたので、すぐに1匹を残して他の猫ちゃんの里親を探しました。
幸い、猫ちゃんを飼いたがっていた近所の方が、里親になってくださいました。我が家で飼い始めたメインクーンの猫ちゃんをシャンプーしてから、獣医さんに診ていただきました。皮膚も綺麗で病気もなかったので、トキソプラズマの検査もしていただきました、陰性でした。
40代 女性 かずみ
人から譲っていただきましたが一目会っただけで一目惚れをし家族全員が飼いたいと言って飼い始めました。
当時は、メインクーンの子猫ちゃんが久し振りに飼う猫ちゃんでしたので病気などにも注意して、飼っていました。メインクーンは、珍しい病気になりやすいと聞いていましたので、少しでもおかしいなと思ったら獣医師に診ていただいていました。なので18歳になるまで元気に過ごしていました。亡くなるときも老衰でした。
40代 女性 かずみ
我が家の猫ちゃんは、保護したときには股関節が脱臼していましたが、時間をかけて治しました。
それ以外は、大きな病気をすることなく元気でした。体重も10kgありまして、大きかったのですが、よく走り回る元気な猫ちゃんでしたのでこちらも、よく遊ばせてあげていました。
スーパーボールが好きだったので、投げてあげるとくわえて持って帰ってきて、また投げての繰り返しでしたが、私もすごく楽しかったし今でも、いい思い出です。先住猫とも仲良くしてくれましたので、助かりました。穏やかな性格の猫ちゃんでした。