数ある猫種の中でも短毛種は大人気!
猫の種類は団体によりますがおよそ50〜60種類程が公認されており、毛の短い短毛種や、毛が長い長毛種に大きく分けることができます。
数多くある猫種の中でもアメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドなどの短毛種の猫が人気が高い傾向にあります。また最近では毛のない猫として有名な種類であるスフィンクスも注目があげられています。
毛の長さによってブラッシングのやり方などお手入れの仕方が異なるため、短毛種の猫に適切な毛のお手入れをおこなう事が大切です。
短毛種の猫に最適なブラシお手入れ方法、お世話の仕方についてご紹介したいと思います。
また短毛種の種類や性格などについて詳しく書かれている記事がありますので、この機会にぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。
短毛種猫のブラッシングは慎重に!正しいやり方を公開
安全にブラッシングをするために!短毛種におすすめのブラシ
ブラシといってもスリッカーブラシやピンブラシなど様々な種類のブラシがあります。どれも猫の余分な抜け毛を取り除いてくれますが、毛の長さによって適しているブラシが異なるため短毛種の猫に最適なブラシを選ぶ必要があります。
ラバーブラシ
ラバーブラシはシリコンやゴムでできているため柔らかく、皮膚にあたっても痛みがないため短毛種の猫やブラッシングが苦手な猫に適しています。またマッサージ効果もあるといわれいます。
グローブタイプ
最近ではグローブ(手袋)の手のひら側にラバーブラシのような突起状をついているブラシタイプのものが販売されております。
猫を撫でるだけで簡単にブラッシングできる仕組みとなっております。短毛種の猫に適していますが、ブラッシングに不安で慣れていない初心者の飼い主さんもおすすめのブラシです。
ファーミネーター短毛種用 猫用
ステンレススチール刃により簡単に不要な抜け毛をしっかり除去することができます。
毛の長さや体格応じて「短毛種用」「長毛種用」や「小型猫」「大型猫」とありますので、どんな猫ちゃんでも使うことができます。
毛の短い猫ちゃんは皮膚が傷つきやすいので注意!
猫の皮膚は繊細で弱いため、強い力でブラッシングしてしまうと皮膚が傷ついてしまう恐れがあります。
特に短毛種の猫は毛が短いため、力加減によって皮膚に強い刺激を受けてしまいます。猫にブラッシングする際は優しく少しずつおこなうように注意が必要です。
短毛種だから抜け毛が少ないとは限らない
長毛種の猫と比べて短毛種の猫は抜け毛が少ないイメージがあると思いますが、換毛時期は抜け毛の量が多くなります。そのためブラッシングをほとんどしないと大量の毛を飲み込んでしまい毛球症や便秘の原因につながります。
そのため短毛種の猫だからといって抜け毛の量が少ないとは言い切れないため、季節によっては念入りなブラッシングをおこなう必要があります。
短毛種のブラッシングの頻度は1日1回〜
ブラッシングの頻度は1日1回おこなうことが良いといわれています。ブラッシングはただ単に猫の余分な抜け毛を取り除き、毛や皮膚を清潔に整えるだけではなく、飼い主さんとの大事なコミュニケーションとしての効果もあります。
毎日ブラッシングで猫と触れ合うことで、皮膚の状態や猫の健康状態をチェックすることもできるので、慣れさせる意味でも毎日少しずつブラッシングしてあげましょう。
短毛種と長毛種の違いって?中毛種や長毛短毛ミックスもいる?
一般的に短毛種の猫と長毛種の猫の違いは毛の長さによって分けられています。そのため毛の短い猫が短毛種といわれ、アビシニアンやベンガル、ロシアンブルーなどがあげられます。
一方で毛の長い猫を長毛種に分類され、ペルシャやノルウェージャンフォレストキャット、ラグドールなどがあげられ大型猫に多い傾向があります。
また毛の量にも違いがみられ、短毛種の猫では換毛時期を除くとあまり抜け毛の量が少ないですが、長毛種の猫は毛の量が多く毛玉ができやすく、こまめなブラッシングが必要です。
しかし純血種の猫でも短毛種と長毛種のどちらかに限定されていないものもあり、アメリカンカールやスコティッシュフォールド、マンチカンなどがあげられます。
アメリカ原産のアメリカンボブテイルは短毛種の猫ですがやや毛が長いため、中毛種の猫として分類されているそうです。また日本で人気が高いアメリカンショートヘアも短毛種ですが、やや毛が長いですよね。
純血種の猫は種類によって短毛種と長毛種にそれぞれ分けやすいですが、雑種猫(ミックス猫)は様々な遺伝によって毛が長い子もいれば、短い子もいます。また顔の毛は短いが、胴体の毛は長いなど、長毛と短毛が混ざり合った猫もいます。
毛の長さだけではなくシングルコートのみの猫もいれば、ダブルコートをもつ猫もいます。そのため毛の長さや構造から適切なブラシを使い分けてブラッシングをおこなうことが大切です。
短毛種が飼いやすいとは限らない!
毛が短く、量が少ない短毛種の猫はこまめなブラッシングが欠かせない長毛種の猫よりもお手入れが楽で飼いやすいというイメージを持ちやすいかと思います。
ですが短毛種と長毛種では性格に違いがみられ、短毛種の猫は活発な性格が多い傾向があります。運動範囲も広く、好奇心旺盛で遊び好きな子が多いため、適度に遊ばせてあげたり、のびのびと運動ができる飼育環境にする必要があります。
そのため結論から述べると短毛種や長毛種でも性格や好み、相性などがそれぞれ異なりますし、短毛種の猫でも定期的な毛のお手入れは必要になります。
まとめ
毛が短く、量が少ない短毛種の猫はゴムやシリコンでできているラバーブラシやグローブタイプ、換毛時期では簡単に不要な毛を取り除けるファーミネーターのブラシが適しております。
猫の皮膚は敏感なため適しているブラシで使ったとしても、力強くブラッシングしてしまうと皮膚が傷ついてしまうため、撫でるように優しくブラシをかけてあげましょう。
短毛種の猫でも換毛時期は抜け毛の量が多くなるため、ブラッシングをする必要がありますが、長時間のブラッシングは大きなストレスを与えてしまうため短時間に済ませ、毎日コツコツ続けてあげることがポイントです。