猫がブラッシングを嫌がる理由
猫の抜け毛や毛玉防止として猫にブラッシングを行うことはとても大切です。特に、長毛種の猫の場合は毛が抜けやすく、絡まることも多いためこまめなケアが必要になってきます。しかし、なかにはブラッシングを嫌がる猫もいます。もし、猫がブラッシングを嫌がる場合、主に以下のような理由が考えられます。
飼い主さんとの信頼関係がまだできていない
飼い主さんとの信頼関係ができていない猫の場合、からだを触られることに対して嫌がることがあります。まだ一緒に住み始めてから月日が浅い場合や、警戒心がとても強い場合は、このような理由から猫がブラッシングを嫌がることもあるのです。
嫌いな場所を触られる
おなかやしっぽなどをブラッシングしようとした瞬間、嫌がって逃げてしまう猫もいます。このような場合、猫にとってあまり触られたくない部分をブラッシングしたせいで避けている可能性が考えられます。特に、おなか部分は本当に信頼している相手にしか触られたくない部分でもあるため、嫌がる猫は多いです。そのため、やはり信頼関係を築くことが重要といえます。
痛いと感じている
猫の皮膚に炎症ができていたり、怪我をしてたりする場合は、ブラシが当たる度に痛みが走ることがあります。今まで嫌がる素振りを見せずブラッシングさせてくれていた猫が、ある日急にブラッシングさせてくれなくなったら、からだに異変がないかよく確認しましょう。
長時間じっとしているのが苦手
猫は自由気ままな生き物です。誰かに命令されたり、拘束されたりすることを嫌がる傾向が強いため、しばらくの間じっとしなくてはいけないブラッシングに耐えられない猫はたくさんいます。
猫がブラッシングを嫌がる際のおすすめの方法
猫がブラッシングを嫌がる場合、まずはブラッシングに慣れさせてあげる必要があります。できるだけ、猫に負担がかからない方法でブラッシングに慣れさせましょう。また、猫によってはどんなに回数を重ねても嫌がる場合があります。そのような猫は寝ている隙などを狙って行うことをおすすめします。以下の項目で、おすすめの猫のブラッシング方法をいくつか紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
方法その1:はじめのうちは手で猫をブラッシングする
まだあまりブラッシングの経験がない猫に対して行う場合、いきなり猫用ブラシでブラッシングを始めると嫌がる可能性があります。なので、毛をとかす感覚に慣れてもらうために、はじめのうちは手を使って優しく猫をブラッシングしてあげましょう。手のブラッシングに猫が慣れてきたら、猫用ブラシを猫の前に置いてにおいを嗅がせてあげたり、触らせてあげたりしましょう。段階を踏みながら、猫用ブラシに徐々に慣れさせていくのが大きなポイントです。
方法その2:部分別に猫をブラッシングしていく
一回のブラッシングで全身をとかすのは時間がかかります。長時間じっとしていることを嫌がる猫の場合、一気に全身をブラッシングするのは難しいため、部分別にブラッシングしていきましょう。猫の背中をブラッシングしたら一旦やめて、時間をおいてから今度はお腹をブラッシングするといった感じで、少しずつブラッシングすれば猫へのストレスをかけずに行うことができます。
方法その3:猫が寝ている隙に行う
部分別に行ったとしても猫が嫌がる場合は、いっそのこと寝ている隙に全身やってしまうのもひとつの方法です。警戒心の強い猫の場合はブラッシングした瞬間に起きてしまう可能性もありますが、寝起きの時はおとなしいという猫も多いため、試してみる価値はあります。
方法その4:猫をブラッシングしたあとにおやつを与える
「ブラッシング=良い事がある」と覚えさせるのもおすすめの方法です。例えばブラッシングをした後に、毎回必ず猫の好きなおやつを与えるようにすれば「ブラッシングをすればおやつがもらえる」と猫が学習して、嫌がる素振りを見せなくなる可能性があります。ただし、おやつを与えすぎると肥満の原因になる可能性があるため、与える量はきちんと調整した上で行いましょう。
猫に異変がある時は病院へ
ある日突然猫がブラッシングを嫌がるようになった場合、からだに異変があるかもしれません。そのような時は、猫の負担にならないように気を付けながら皮膚の表面や、猫の様子を観察してみましょう。明らかに様子が変な場合や、皮膚に異変が見られる場合は、早めに病院で診てもらうことを強くおすすめします。
猫のブラッシングブラシの選び方にも気を付ける
猫がブラッシングを嫌がる理由のひとつとして「ブラシが猫に合っていない」ということも考えられます。実は猫用ブラシと一口にいっても、さまざまなタイプのブラシがあるのです。猫用ブラシであればなんでも良いというわけではありません。猫の毛の長さによって適切なブラシは変わってきます。
長毛種の場合は、ピンブラシやスリッカーブラシを使用するのがおすすめですし、短毛種の場合は、ラバーブラシを購入するのもおすすめです。また、猫用のコームや獣毛ブラシなどは、猫の毛の長さに関係なく使用することができます。ブラシのタイプによって使用方法も異なってくるため、購入した時についている説明書をよく読んだ上で使用するようにしましょう。
まとめ
猫がブラッシングを嫌がる場合、何かしらの原因があると考えて行動をしましょう。特に、初めて猫にブラッシングする時は「ブラッシングは怖くない」と教えてあげることが大事です。猫の様子を見ながら、できるだけストレスとならないようにブラッシングをしてあげましょう。
40代 女性 なつき
子猫の時には、ブラシのついたミトンで優しく撫でてあげていました。ブラッシングをされることに慣れさせることが大切ですね。
ブラッシングをするときには、皮膚を引っ掻いて痛がらないように力をいれずにブラシを動かしてあげましょう。毛が艶々になりますので、毎日のブラッシングは大切ですね。
猫ちゃんとのコミュニケーションをとる大切な時間にもなります。毛玉ができないように、遊ばせながら優しい声をかけてブラッシングをしてあげてください。
30代 男性 クドシ
うちではブラッシングが完全に嫌いになっちゃったので割りきって毛玉が出来たらバリカンで刈ってあげるようにしました。