一人暮らしで猫を飼うメリット
一人暮らしで猫を飼うメリットは、寂しさが和らぐのはもちろん、可愛らしい猫と共に過ごすことで癒されることが挙げられます。ストレスの多い今の世の中では、猫の力を借りて気分を変えていくことが必要かもしれません。時には、猫の思いがけない行動に、笑わせられることもあるでしょう♪
私は常日頃愛猫たちの様子を見て、「猫って偉大だなぁ」と思うことがあります。人間とは違うその感覚(当たり前ですが)や、いるだけで笑顔にしてくれる猫の力を、存分に楽しんで頂きたいと思います!
一人暮らしで猫を飼う時の注意点
一人暮らしで猫を飼う時には、どのような点に気をつければ良いでしょうか?
猫飼育可物件かを確認
まず、一人暮らしをする時は、大抵は賃貸住宅に住むことが多いでしょう。ペットの飼育が許可されているのか、確認しましょう。許可がないのに隠れて飼うことは、猫を不幸にすることに繋がりますので、絶対にしてはいけません。また、「ペット可」となっていても、犬はOKでも猫はNG、という場合もありますので、充分に確認しましょう。
爪とぎ対策
一人暮らしでの賃貸住宅の場合、猫が壁や柱で爪とぎしてしまうと、後が大変です。保護シートを貼ったり、お気に入りの爪とぎを用意するなどして対策しましょう。
上下運動できる環境
猫は基本的に高いところが好きです。適度な高さで上下運動のできる環境は、猫にとって好ましいです。猫が登れるような家具にしてあげたり、キャットタワーを用意してあげたりすると良いでしょう♪
騒音対策
賃貸住宅で猫を飼う場合、鳴き声や動き回る音が問題になる場合があります。
去勢、避妊手術
一人暮らしの場合に限らずですが、去勢・避妊手術を行うと、繁殖期の問題行動に悩まされずに済みます。手術をするか否かは飼い主さんの判断となりますので、獣医師に相談しつつベストな選択をされてください。
大人しい猫種
猫種により、良く鳴く猫や活発な猫がいます。有名な所では、シャム猫は良く鳴きますし、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンなど、体が大きな猫種は動く際の音が気になるかもしれません。
愛猫の音が気になる時は、ペルシャやエキゾチックショートヘアなど、大人しい猫種にしてみてはいかがでしょうか?雑種の場合は性格が分かりにくいので、迎える前に出来るだけ把握するようにすると無難です。
挨拶に行く
とは言え、周りに住む人たちによっても、騒音への捉え方は違います。気になる人もいれば、気にしない人もいます。周りに迷惑をかけていないか気になる時は、適当な菓子折りなどを持って、挨拶に行ってみるのも一つの手です。
聞いてみると意外と聞こえていなかったり、自分も猫を飼っているからと意気投合したりする場合もあります。ちょっと勇気を出して一歩踏み出してみると、安心できるかもしれません!
完全室内飼い
一人暮らしにおいても、完全室内飼いは愛猫の安全を守るためには欠かせません。部屋の中だけでは可哀想、と思う方もいますが、飼い主さんが留守の間に愛猫が外でケガをして帰ってきたのに、対処できずに帰宅したら愛猫が倒れていた、なんてことになったらいたたまれません。
外に出すと感染症を貰ってきたり、ノミダニをつけてきたりする可能性があります。1番怖いのは、交通事故です。道路を横切って車に轢かれてしまう猫は後を絶ちません。愛猫が室内で快適に過ごせるように環境を整えてあげれば、猫はさして不便を感じないようです。帰宅したら思いっきり構って、コミュニケーションを取るようにすれば良いのです!
自分が面倒をみられない時
例えば入院をしたり、万が一亡くなってしまったりした時に、愛猫の面倒をみてくれる人を探しておきましょう。もしいなければ、愛猫は殺処分の対象となってしまうかもしれません。
一人暮らしで猫を飼う際のお留守番
一人暮らしでは、猫を留守番させることが多くなりがちです。快適に過ごしてもらう為の注意点がいくつかあります!
室内温度
特に夏場の暑い時、冬場の寒い時は注意が必要です。夏は温度に気をつけないと、熱中症にかかってしまう危険性があります。窓を適度に開けておく、飲み水を充分に用意しておくなどしておきましょう。冷たさを感じられるようなベッドや敷物を、用意してあげるのも良いでしょう。
冬場はペット用ヒーターやこたつなどが市販されています。体調が悪い場合や子猫や老猫は、体温調整がうまくできない事がありますので、暖かく過ごせるようにしてあげてください。
身の回りのお世話
出張や旅行などで何日も家を空ける場合は、誰かにご飯を与えてもらい、トイレ掃除もしてもらう必要があります。実家や友人の家に預けるのも1つの手です。
面倒をみてくれる人が見つからない時は、ペットシッターをお願いする手段もあります。家に他人が入る事になりますが、個人的には猫に1番ストレスがかからない方法かと思います。お盆や年末年始は混み合う可能性がありますので、早めに手配しておきましょう!
愛猫の性格にもよりますが、ペットホテルに預けても大丈夫な場合もあります。ペットホテルを利用する時は出来れば、猫専用の所が良いでしょう。猫の性格によっては、何日もご飯を食べなくなってしまう事がありますので、様子を見ながら慎重に預けましょう。事前にお試しで預けてみると、愛猫がどういう反応をするのか、良く分かりますね。
また、1~2日であれば充分なご飯と水、そしてトイレを置いておけば平気な事が多いです。ですが、子猫は事故などが心配ですので、避けた方が良いかもしれません。ご飯は自動給餌器を使えば、決まった時間に決まった量のご飯を出してくれるので、便利です。
寂しさ対策
猫は単独行動する動物だから、1匹でも大丈夫、とよく言われますが、個人的にはその猫の性格によると思います。我が家の猫は生後3ヶ月位にシェルターから譲り受けたせいか、性格が子猫のままな気がします。ですから、1匹での留守番は、とても寂しがります。
途中で近所にいた野良猫を家に迎えたら、長期間の留守番も寂しくなくなったようです。もちろん、猫によっては長い留守番が平気な子もいるでしょう。愛猫の性格をみて、対処してあげてくださいね!
一人暮らしの猫の入手方法
愛猫を入手するにはペットショップなどで購入するか、または里親になる方法もあります。里親募集がされている猫の場合、譲渡元によっては一人暮らし世帯には譲ってくれない所があります。事前に確認をしてから里子を探すようにしましょう。
猫を迎える前に本当に最後まで面倒をみられるのか、良く考える必要があります。単身者の一人暮らしの場合は生活環境が変わりやすく、例えば新しい恋人が猫NGだからや、転勤になって飼えなくなってしまったなどで、猫を捨ててしまう人がいるからです。前述した一人暮らし世帯への譲渡を禁止している譲渡元も、その事を懸念しています。
まとめ
一人暮らしの寂しさを紛らわし一日の疲れを癒してくれる猫。本当に可愛く、頼りになる存在だと思います。ですが猫は物ではなく生き物です。責任を持って最期まで面倒をみる覚悟ができた場合のみ、飼うようにしましょう。不幸になるのは、猫なのですから。
人間の身勝手で猫がそのツケを支払わなければいけないのは、ちょっと違う気がします。ですからあなたは是非、最期まで愛猫を可愛がる飼い主さんでいてくださいね!