猫に『レーザーポインター』を使う時の絶対NG行為3つ

猫に『レーザーポインター』を使う時の絶対NG行為3つ

猫の目は人間の目よりも繊細で、強い光に弱いといった特徴を持っています。そのため、猫用おもちゃのレーザーポインターで遊ぶ際も、猫の目に悪影響を及ぼさないように注意する必要があります。本記事では、レーザーポインターの扱い方の注意事項について紹介していきましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

レーザーポインターは注意して扱わないといけない!

レーザーポインターで遊ぶ猫

ペットショップなどに行くと、猫用おもちゃとしてレーザーポインターが売られているのをみます。猫が食いつきやすいおもちゃの一つとして人気が高いですが、実は扱い方に気をつけないと思わぬ事故に繋がる可能性もあるのです。

本記事では、レーザーポインターを使って猫と遊ぶ時に絶対してはいけないNG行為について、紹介していきます。

NG行為1:猫の目に光を当てる

サングラスをした猫

猫の目はとても繊細です。カメラのフラッシュのような強い光を、猫の目に当てるのはNGとされています。レーザーポインターの光はフラッシュほど強いものではありませんが、それでも長時間猫の目に当ててしまうと、大きなダメージとなってしまう可能性があるのです。

そのため、レーザーポインターの光を絶対に猫の目に当てないように注意しましょう。

NG行為2:つけっぱなしのままレーザーポインターを放置する

レーザーポインター

猫とレーザーポインターで遊び終わった後も、油断は禁物です。レーザーポインターの光をスイッチオフするのをうっかり忘れてしまった場合、人目のない時に猫がレーザーポインターで勝手に遊んでしまう可能性もあります。

もし、人間の監視がない場所で猫がレーザーポインターで遊んだ場合、レーザーポインターの光が猫の目に入ってしまう恐れがあるため危険です。なので、必ずレーザーポインターの光を切ってから、遊び終わるように徹底しましょう。

NG行為3:猫用おもちゃ以外のレーザーポインターを使用する

レーザーポインターでプレゼンする人

猫用のおもちゃとして販売されているレーザーポインターではなく、プレゼン用として使うレーザーポインターや、イベント用の強力なレーザーポインターを使って猫と遊ぶのは危険です。

海外製品には注意

また、日本で作られている猫用のおもちゃとして販売されているレーダーポインターの光は比較的弱く、1mW未満の出力に設定するように法律で決められています。しかし、海外製のものはまた規定が異なる場合もあるため、猫用のおもちゃだとしても強い出力に設定されている可能性があります。

なので、海外製のレーザーポインターを使う場合は、光が強すぎないか、必ず説明書などをチェックしてから使用しましょう。

まとめ

光を見つめる猫

レーザーポインターは猫にとって、とても魅力的なおもちゃです。しかし、人間側が扱い方を誤ってしまうと、猫が目を痛めてしまう原因になりかねないため、注意しながら遊ぶようにしましょう。

猫用おもちゃのレーザーポインターによって猫が失明したという話はさすがに出ていませんが、それでも不安な場合は、猫じゃらしやけりぐるみなど、レーザーポインター以外のおもちゃで遊んであげるのもひとつの対策です。

監修獣医師による補足

実はレーザーポインターはいいおもちゃではありません。狩りをして獲物を得る満足感が猫にとっては大切ですが、レーザーポインターは捕まえられないためフラストレーションが逆に溜まる場合があります。

なので、レーザーポインターで遊んだあとにおやつやごはんをあげたり、獲物を捕ったという満足感を与えてあげるようにしましょう。

獣医師:加藤桂子

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