夏場は気を付けたい!猫の餌やり注意点4つ

夏場は気を付けたい!猫の餌やり注意点4つ

夏場の猫ちゃんの健康管理は食事から!健康体でこの夏を乗り切れるように、衛生面で気を付けること、熱中症対策、食欲減退の秘策などご紹介させて頂きます!

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

夏場の餌やりの配慮は飼い主さんの愛

サングラスをかけた猫

この暑さで餌の劣化が早い、愛猫が暑さにやられて食欲不振、熱中症が心配等々、夏場はいつも以上に心配が尽きないものですよね。

夏場の餌やりは配慮することがいろいろとあり手間がかかりますが、それも飼い主さんの愛です。可愛い愛猫の為に、衛生面と健康面から対策してあげましょう。

1.置き餌のドライフードはまめに交換する

餌を食べる猫

ドライフードは直射日光を避けた密閉容器内であれば長期間保管することが可能であることから、「ドライフードなら大丈夫!」と思われがちです。しかしお皿に入れた瞬間からフードの劣化が始まり、猫が食べ残したものは唾液から菌が繁殖し始めます。

あるペットフード会社のHPによると置きエサは1時間おきの交換を推奨していました。

交換する際は都度、容器を洗浄しましょう。また、夏場は特に容器の衛生面にご配慮を!容器を洗浄したら熱湯をかけてしっかりと乾かして使用するとより安心です。

2.ドライフードを冷蔵庫に入れるべからず

冷蔵庫

この猛暑で鮮度を保つ為にドライフードを冷蔵庫で保存していませんか?

実はこれはNGです!

冷蔵庫から出し入れを繰り返すと、低温→常温→低温→常温の温度変化により結露ができる為カビが生えやすくなります。ドライフードは高温多湿と直射日光を避けることが必須。冷房が効いた部屋で密閉容器に入れておけば安心ですね。

3.室内でも熱中症に!?パウチやウェットフード等で水分補給!

コップの水を飲む猫

猛暑続きの日本、あまり水を飲まない猫ちゃんは少し心配ですよね。猫も室内で熱中症になりますので室内環境や餌の対策が必要です。一食分をウェットフードに置き換えたり、補助食品としてパウチを使ったりすると無理なく水分補給することができます。

食べ残しはすぐに片づける

その際、お皿に入れたら食べ残しは10分以内に片付けて食中毒防止に気をつけましょう。また、ウェットフードに置き換えたりパウチを与えているうちに、一日の摂取カロリーオーバーにならないよう調節してください。

筆者宅の愛猫も総合栄養食のドライフードの他に、夏場に限り自然食&無添加のパウチを与えたり、ささみの茹で汁のスープで水分補給しています。

4.食欲増進のサポート

餌をもらう猫

「夏場になるとうちの猫はゲッソリ、餌食べなくなるから痩せるのよねぇ」と筆者宅のお隣りさんも仰せでした。猫も暑さにやられて食欲がなくなる子が多いようですので、通常通りの与え方では餌の摂取量が減る傾向にあります。健康維持の為にも極力食べてもらいたいところですので、ひと工夫してみましょう。

トッピングでひと工夫

猫は香りが高いものに惹かれて食欲が増しますので、ドライフードの食べが悪くなり心配な時は、トッピングの香りで誘ってみてください。トッピングは、猫用のかつおぶし、茹でたササミを細かく裂いたもの、ウエットフードをスプーン一杯等、愛猫の好みに合ったもので。食欲増進してくると、それにつられてドライフードを食べ始めることも多いです。

筆者宅の愛猫も、ここぞという時にだけ与えるパウチの香りに狂喜乱舞した後は、総合栄養食のドライフードの食べが良くなります。

まとめ

ひめ

夏場の餌やりは、フードの鮮度、衛生面に配慮することが大切です。飼い主さんの手間が増えますが、食中毒防止や愛猫の健康維持の為に対応してあげましょう。

また、熱中症や腎臓疾患から愛猫を守るのには十分に水分補給ができるよう補助食品を使うのも手です。猛暑の日々、食欲を維持できるよう補助食品が有効ですが、その際は補助食品の割合に注意し、あくまでも総合栄養食を適正量食べられる方向に導けるようサポートしてあげられると良いですね。

スポンサーリンク