猫がドライフードを食べない理由
猫がドライフードを食べない時に主に考えられる理由ですが、
- 味に飽きた
- 元々ドライフードが嫌い
- 口の中が痛い
この3つがあげられます。
猫がドライフードを食べないとして考えられる、味に飽きたという場合ですが、これに関してははっきりとした理由はわかっていません。ただ、猫は元々自分で狩りをする動物だということが関係しているのではないかと言われています。
そのことから、狩りをしてその日その日で違う味のものを食べてきたこともあり、毎回同じ味のドライフードでは飽きてしまう、という説があるそうです。また、暖かい食べ物のほうが食いつきが良いという説も。
また、元々カリカリが嫌いだという猫もいるそうですので、最初から猫がドライフードを食べないという場合は、好みの問題で食べないのかもしれません。
一番気を付けてあげなければいけないのは、口の中に痛みを感じ猫がドライフードを食べない場合です。猫は口内炎や歯周病にもなりやすく、それにより痛みを感じた猫がドライフードを食べないということもあります。その場合、ドライフードを口入れてもすぐに吐き出したり、奇声を上げてしまうなどの様子も見受けられます。ほかに、口の周りが汚れている、よだれが出る、いつも口をクチャクチャさせているなどの症状も同時に起こることが多いです。
食べにくそうにしている場合、ふやかしたカリカリを与えることで、食事の際の痛みが軽減し何事もなかったかのように食べ始めることも多く、飼い主が口の中の異常に気が付かないケースも少なくはありません。
症状が悪化しふやかしたカリカリも食べなくなった時に、やっと異変に気が付く場合も多いのです。そうならないためにも、愛猫がいきなりドライフードを食べなくなった場合には、1度口の中の状態をを確認してみることをオススメします。
猫がドライフードを食べない時に試してみる事
猫がドライフードを食べない時、飼い主としては焦ってしまいますよね。どんな理由で猫がドライフードを食べないのかにもよりますが、猫にドライフードを食べてもらう方法として、ドライフードをふやかすという方法があります。
ドライフードをふやかす時のやり方や注意点
猫がドライフードを食べない時に、1番最初に出来る手軽な方法としてあげられるのが、「ドライフードをふやかす」ということ。この方法は、離乳食を食べる時期の子猫によく利用される方法ですが、実は猫がドライフードを食べない時にも使える方法です。
注意しなければいけない点として、ビタミンB1やビタミンCなどは以前は熱に弱い栄養分として知られていました。最近では問題ない、という声もありますが、念の為にもドライフードをふやかす際はぬるま湯を使うようにしましょう。
ぬるま湯だとふやかすまでの時間がかかってしまいますが、与える分のドライフードを粉々に砕いてからふやかすと時間の短縮になります。
また、ドライフードは砕いてしまうと酸化が始まってしまうので、あらかじめ砕いておく方法はオススメしません。与える時にその都度砕くか2~3日分をまとめて砕き酸化防止剤と一緒に密閉状態で保存するようにしましょう。
また、ドライフードをふやかした場合、少し時間が経つと固くなってしまいます。愛猫が食べなかった場合や、食べ残しがある場合にはすぐに下げるようにしましょう。
猫がドライフードをふやかしても食べない時の対処法
猫がドライフードをふやかしても食べない時の対処法を、3つご紹介します。
ふりかけや煮干しを使う
猫用のふりかけや煮干しを使うのもオススメです。猫がドライフードを食べない時、いつものドライフードに猫用のふりかけを混ぜてあげたり、猫用の煮干しを混ぜてあげたりすると食いつきが良くなることが多いです。
ただし、ふりかけの場合細かくなっているものが多いので心配いりませんが、煮干しの場合は要注意!頭のいい猫たちは、煮干しだけを上手に取って食べてしまい、結局ドライフードには手をつけない・・・なんてことも少なくはありません。
そうならないためにも、猫がドライフードを食べない時に煮干しを混ぜる場合は、細かく砕いてから丁寧にドライフードへ混ぜ込みましょう。そうすることで、ドライフードも一緒に食べてくれることが多いです。
他のドライフードを与えてみる
ふりかけや煮干しでごまかす方法が通用せず、猫がドライフードを食べないという場合には他のドライフードを与えてみるのも1つの方法です。同じドライフードだと飽きてしまい食べてくれない!なんてことも少なくはないのです。
より一層美味しさを感じられるよう、うまみパウダー付きのドライフード等も売られていますので、そのような物を選んでみると良いかもしれません。
ウェットフードを与えてみる
どうしても猫がドライフードを食べないという時は、思いきってウェットフードを与えてみるのも1つの方法です。ウェットフードや缶詰なら美味しそうに食べてくれるという場合も多くあります。
しかし、ウェットフードや缶詰はドライフードよりも値段が高くなってしまい、コスパは悪いと言えます。そしてウェットフードや缶詰などの、柔らかいものしか食べなくなってしまった猫は、ドライフードを食べている猫に比べると歯が悪くなりがちです。
ですから、どうしても猫がドライフードを食べない時だけウェットフードや缶詰を与えるようにし、次の食事を与える時にはドライフードに戻してみる・・・などの方法で、臨機応変に対応していくと良いかもしれません。
まとめ
今回は猫がドライフードを食べない時の対処法や、理由についてまとめました。ドライフードをふやかす方法が1番手軽でオススメです。猫がドライフードを食べない理由は様々ですが、ただの好き嫌いや味が飽きたなどが理由の場合、心配はいりません。
しかし、何らかの病気が原因で猫がドライフードを食べないという場合には、注意が必要になりますので、愛猫の口内チェックは必ずしておいたほうが良いと言えます。
猫が大好きな煮干しですが、少し注意が必要です。煮干しにはミネラルがたくさん含まれていますので、尿路結石の原因になりやすいです。あげるとしてもほんの少量で、日常的に上げることは絶対に避けましょう。また、結石や膀胱炎で治療したことがある猫にはたとえ食欲不振でもあげないようにしてください。