母猫に託された小さな命
ご夫婦で保護猫活動をしている「にこねこ」さん。
今回は、「親子の猫を見かけた」というご近所さんからの情報を頼りに、自宅で保護する計画を立てることになりました。
心優しい「にこねこ」さんの計画に気づいた母猫が下した決断に、胸が熱くなるようなお話です。
「うちの子も入園できますか?」
ある出来事をきっかけに「この辺に親子の猫がいるのかも」と感じた「にこねこ」さん。聞き込みをしたところ、やはり親子の猫がいることが分かりました。
子猫の保護、そして母猫のTNRのための準備を整えて自宅で待機します。すると親子がやってきました。サビ柄の母猫とキジ白の子猫です。
ちょっぴり不安そうなお母さん。「うちの子も入園できますか?」と尋ねているように見えます。子猫の将来が心配なのでしょう。
子猫を託して去っていった母猫
その後、子猫を無事に保護することができました。母猫は邪魔するわけでもなく、子猫を取り返そうともせずに去っていきました。
本当は後ろ髪を引かれるような思いだったかもしれません。それでも子猫の幸せを願って、保育園に託してくれたのです。
「必ず幸せにするよ。まずは猫風邪の治療をしなければならないね」。そう、子猫は風邪を引いていました。その影響で、お鼻が汚れていたのです。
威嚇からのまったりモード
保護された当初、子猫は大きな口を開けて威嚇し続けました。母猫は生粋の野良。恐らく、知らない人には威嚇するようにと教わってきたのでしょう。「これからは甘えていいんだよ。」
そんな「にこねこ」さんの想いが通じたのか、いつの間にか警戒モードからまったりモードへと進化していたのです。
「撫で撫でっていいね」。幸せそうな表情に救われます。この様子なら人間社会に馴染めるでしょう。
楽しい保育園生活
数日後、風邪の症状が治まった子猫は園児達の輪の中へ。楽しそうに遊ぶ姿はまさに保育園の園児そのもの。
入園した日は不安や寂しさでいっぱいだったよね。慣れない暮らしに溶け込む勇気を出してくれてありがとう。
お友達といっぱい遊んで、「にこねこ」さんに好きなだけ甘えて大きくなってね♡こうして、母猫に託された小さな命は幸せへの1歩を踏み出したのでした。
ちなみに、今回の子猫ちゃんは「トントン」という可愛い名前がつけられました。由来は"トントン"と訪ねて来たからです。
まとめ
過酷な暮らしを続けていた親子の猫。ある日、「にこねこ」さんの計画に気づいた母猫は子猫を託してくれました。
「生粋の野良猫の元で育った子猫が人間の暮らしに馴染めるのだろうか」という不安を他所に、トントンちゃんは園児たちの一員になるのでした。
今後、母猫もTNRをして「にこねこ」さんが見守ることになります。少しでも穏やかに、そして幸せに過ごせますように。
にこねこ【保護猫の保育園】
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