【みんなの保護猫物語〜にゃんけいしーちゃんのお話〜】
駅前で運命の出会い
画像提供:@Fl7m5NyhLHBzLcv
飼い主さんとにゃんけいしーちゃんの出会いは、今から約4年前、2018年11月13日のことだったそう。
当時の状況について、「最寄り駅前に、朝6時頃にいるのを見たのが初めてでした。そのあたりは、たまに猫を見かけることがあったので、仲間かなと思って通り過ぎました」と語る飼い主さん。
しかし、その日の21時頃、「家に帰るために駅前を再び通ったところ、同じ場所でたたずんでいた姿に驚いて近づいたところ、足に飛びかかられて、しゃがんだところ、膝に乗られてそのまま膝の上で寝だしました」と驚きの展開に!
にゃんけいしーちゃんについて、飼い主さんは、「びっくりするくらい当時から大物な態度でした」と語っています。
家族になったにゃんけいしーちゃん
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にゃんけいしーちゃんは、その日のうちに飼い主さんの自宅に連れて行ってもらうことに。
しかし、「当時、実家で暮らしていたので、家族に怒られるかもな~と思いながらも連れて帰りました」と飼い主さんが話すように、ご家族にとっては突然のことでした。
心の準備もなく保護猫と対面したご家族のみなさんは、「全員で興味津々に猫を囲み、猫を戸惑わせてしまったかもしれません(笑)」と温かく迎え入れてくれたようで、にゃんけいしーちゃんは家族の仲間入りをしたといいます。
にゃんけいしーちゃんは、外での生活をしていたため最初の頃は体調不良が続いたそう。
飼い主さんによると、大変だったことは、「お腹の虫のせいで下痢がなかなか治らず、駆虫も時間がかかったことですね」と、お外での生活は過酷であったことがうかがえたようです。
別名は「そんたくん」!?
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にゃんけいしーちゃんについて、「マイペースなように見えて、わりと賢く、そして優しい子です。まだ名前が無かった頃に、家族全員に愛想を振りまき、“忖度”することから「そんたくん」なんて呼ばれていた時もありました(笑)」と語る飼い主さん。
今は、実家から離れ、飼い主さんと一緒に暮らしているというにゃんけいしーちゃんは、「仕事や外出から帰ると、毎日、生き別れからの再会かなというほど、顔などにスリスリしてくれます」と、飼い主さんの帰宅を心待ちにしているといいます。
ご近所には妹さんも住んでいて、飼い主さんのお家に来ることもあるそうですが、「妹が遊びにきた時は、私に、ベタベタ甘える姿を見せないんで面白いですね」と、にゃんけいしーちゃんにとって飼い主さんと過ごす時間は別格になっているようです♡
「にゃーさん効果」でご家族が猫にメロメロに!
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にゃんけいしーちゃんについて、「物理的にも、精神的にも、あたたかい存在ですね。猫と暮らすようになって気づいたことは、猫も結構、表情が豊かなことですね。粗相してしまった後とか、気まずそうな顔していたり、見ていて飽きませんね」と語る飼い主さん。
お迎えして、思いがけず、ご家族に変化があったそうで……!?
「私がにゃーさんを連れて実家を出てしまったところ、両親が寂しがり、近所の野良猫を手なずけて家猫にしてしまいました(笑)動物があまり好きでもない伯母や祖母も、にゃーさんは愛想よくスリスリしてきて可愛い!と可愛がってくれています。先日帰省した時に、祖母の家に連れていったところ、祖母が孫の手を使ってにゃーさんと遊んでいました」と、“猫の輪”がどんどん広がっていったそうです♡
猫との暮らしについて
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実は、「にゃーさんも、実家のニャンキチも、猫エイズキャリア持ち」なのだそう。
飼い主さんによると、「今のところ、発症はしていないようなので、定期的に検診を受けワクチン接種もしています」と、教えてくれました。
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「保護猫の譲渡において、猫エイズキャリア持ちの子は敬遠されがちだと話を聞いています。発症はしなければ、通常の猫とは変わらないため、あまり怖がらずに受け入れてもらえたら嬉しいです」と、温かいメッセージを送ってくれました。
にゃんけいしーちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材・編集/ねこちゃんホンポ編集部
ライター/藤みと
にゃんけいしーちゃんをチェック♪
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