いくつものご縁を経て迎えた2匹の保護猫…ずっとのお家で仲良く暮らす姿が尊い!

いくつものご縁を経て迎えた2匹の保護猫…ずっとのお家で仲良く暮らす姿が尊い!

最近では、外で暮らしていた猫を保護し、家族に迎える人も増えてきました。飼い主さんと保護猫ちゃん、どのように出会って、どんなふうに共同生活を築き上げているのでしょうか?飼い主さんのリアルな声をお届けします!

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【みんなの保護猫物語〜ハルちゃん風太くんのお話〜】

保護主さん、保護団体さんから繋がったご縁

お迎え当日のハルちゃん、風太くん

画像提供:お迎え当日夜の風太くん(左)、ハルちゃん(右)/@harukazenootomo

ハルちゃん(キジシロで白いソックス、メス、2021年6月生)、風太くん(白、しっぽと耳の一部が薄いベージュで青い目、オス、2021年7月生)、2匹の保護猫ちゃんと暮らす飼い主さん。

今はすっかり、きょうだいのように仲良しのハルちゃんと風太くんは、保護主さんや保護団体さんを経て、飼い主さんのもとへやって来たそう。

飼い主さんのお家に来る前、ハルちゃんは「たえちゃん」、風太くんは「しろちゃん」と呼ばれていたといいます。

保護当時の状況について、保護主さんは、「たえちゃんは、1匹である地方の保健所に収容されました。原則、1週間で殺処分ということを知ってか知らずか、ここから出してと檻から手を伸ばす、最初から人に慣れた子でした」と、ハルちゃんとの出会いを明かしています。

一方で、「しろちゃんは、たえちゃんを引き出してくれたボランティアさんのご近所のお庭に現れ、その後、毎日、車の中に潜んでいるのを出勤前にボンネットから出す毎日だったそうで、そこまで慣れてるので、里親探しできないかと相談があったそうです」と続けて風太くんともご縁が繋がったそう。

保護主さんは、ハルちゃん、風太くんとについて、「たまたま同じ時期に同じおうちに保護され、最初は、それぞれ検疫期間ゆえにケージ越しでの対面でしたが、正反対の性格がかえって良かったのか、とても仲良くなりました」と、2匹の猫ちゃんにとっても良い出会いになったと教えてくれました。

その後、東京都港区の保護猫団体「みなとねこ」の預かりさん宅で、ハルちゃんと風太くんの里親探しが始まったそう。

みなとねこさんは、ハルちゃんについて、「預かり宅に来た時は緊張していましたが、すぐにスリゴロになりました。繊細で小さな物音にビクっとすることもあります」、また、風太くんについて、「おおらかな性格で、すぐ家に慣れました。よく食べて寝て元気なスリゴロさんです」と教えてくれました。

「2匹とも走って遊ぶのが大好き、好奇心旺盛です。トイレの失敗がなく、甘噛みや鳴き声も少ない、とても育てやすい子たち」なのだそう。

飼い主さんは、ハルちゃん、風太くんとの出会いのきっかけについて、「2021年9月頃から、念願の猫を飼いたく探していました。実家では、もともと野良猫を何匹か保護していたこともあり、自然と保護猫を探していました。さまざまな保護団体がある中から「みなとねこ」という団体を選び、譲渡会に参加しました」と、語っています。

譲渡会では、「面談があり、猫のためにマッチングも重視されている印象でした。実は、最初の譲渡会では、「しろ&たえ(=風太くん&ハルちゃん)」はまだおらず、他の猫に希望を出していました」と、すぐにハルちゃん、風太くんをみつけたわけではなかったのだとか。

残念ながら、その猫ちゃんとはご縁がなく、落胆したという飼い主さん。

その後、飼い主さんは、「団体からは、まだまだ保護しなきゃいけない子達もいると聞いたので、こまめに団体のHPを見ていて、目に止まったのが「しろ&たえ(=風太くん&ハルちゃん)」でした。どの子もかわいいし、助けてあげたいと思いつつも、ビビッと来たのが彼らでした」と、ついに、ハルちゃん、風太くんと繋がることに。

早速、飼い主さんは、「10月下旬の譲渡会に参加。即申し込み、11月4日には我が家の一員となりました」と教えてくれました。お名前も、お迎えしたタイミングで、変えたのだそう。

新生活が始まった風太くん、ハルちゃん

緊張したおももちの風太くん

画像提供:ご飯を食べなかった風太くん(左)、ソファーから出て来た様子(右)/@harukazenootomo

ハルちゃんと風太くんが飼い主さんの家に到着した時について、「どちらも初日は、縮こまっていました」と語る飼い主さん。

特に風太くんは、「初日の夜に嘔吐。その後、丸2日は食事をとらず、ソファーの下に隠れて出てきませんでした」と、環境の変化が強く影響したそう。

一方、ハルちゃんは、「ビクビクしつつも慣れるのが早く、教えてもないのにすぐにトイレ成功。教えてもないのに、爪研ぎ場所で爪を研ぐことができました」とすんなり慣れてくれたようです。

ハルちゃんと風太くんの緊張を和らげるため、飼い主さんは、「まずはハルから慣らして、その様子を風太に見せることで、慣れさせようと決めました。ハルとおもちゃで遊んでから、おもちゃを風太の近くにそっと置いて様子を見たりしました」と明かしています。

さらに、「普段から、なるべく大きな音を立てないようにしました。ネットに書いてあったので、(敵意がないことを示すのに良いとか…)ゆっくり瞬きをしてみせるのもやりました。目を開けたら、目の前から猫がいなくなっていたり…失敗もありましたが…」と、試行錯誤をしたそう。

お迎え4日目の風太くん、ハルちゃん

画像提供:ハルちゃん(左)、風太くん(右)/@harukazenootomo

飼い主さんの努力のかいあって、「ご飯とお水とトイレの世話とおもちゃで誘惑を繰り返して、4日目には、初めて2匹でお腹を出して寝る姿を見せてくれました」と、風太くん、ハルちゃんがようやく落ち着いて過ごしてくれるようになったといいます。

また、とりわけ大変だったことについて、「強いて言うなら、食の好みを探るところでしょうか。風太が、初めなかなか食べなかったので、あれこれ買って試しました」と語る飼い主さん。

ご飯への工夫は今も続いているそうで、「体調や食べ方を見て、ご飯を変えるかどうか検討を続けています。ちなみにハルはウェットフード好き。風太はドライフード好きとわかり、個体差があることを実感しています」と教えてくれました。

個性溢れる風太くん、ハルちゃん

眠るハルちゃん、風太くん

画像提供:ハルちゃん(左)、風太くん(右)/@harukazenootomo

ハルちゃんについて、「運動神経が良く、動きまくりです。我が家にきてから1週間ほどで、カーテンを上って頂上を制しました。どのおもちゃにもよく反応します。何にでも興味を示します」と語る飼い主さん。

まったりモードのハルちゃんは、「ヘソ天スタイルで寝ることが多いです。キッチンで家事をしていると、カウンターに上って、ずっと見守ってくれます。人のいるところにきて、そばにちょこんと座る甘えん坊です」と、オンとオフで違った表情を見せてくれるようです。

一方、風太くんについては、「スリスリしてくる甘えん坊です。特にお腹が空いた時は、高い声でアピール。その声がとても可愛いのですが、もらえないとわかると、机に出しておいたクリアファイルを容赦なくかじり始めます。なかなかの主張です」と、コミュニケーションを取ることが上手なのだとか。

さらに、風太くんは、「運動神経はあまり良くなく、ジャンプは高いものの着地が下手です。上下動は弱いですが、腕力があり、引き戸をこじ開けます。我が家にある引き戸を全て開け、新規開拓を制覇したのは彼です」と、教えてくれました。

表情でわかる気持ち…新たな発見がある日々

りりしい風太くん、ハルちゃん

画像提供:風太くん(左)、ハルちゃん(右)/@harukazenootomo

ハルちゃんと風太くんが来てから、生活がさらに色づいたという飼い主さん。「彼らを迎えてから、毎日がとても楽しくなりました。段々と慣れてきて、甘えてくれる様子も見られ、あぁ…この子たちに『うちにきて良かった』って思ってもらえるようにしたいなと思ってお世話しています」と語っています。

また、お迎えしてから変わったことがあるそうで……!?

飼い主さんによると、「扉の開け閉めを慎重にするようにしました。以前、浴室乾燥機をかけて扉を閉めようとした時に、ハルが、ヒョイって入ってしまったことがありました。その時はすぐに気づいたので良かったですが、気づかなかったら…と想像したら、背筋が凍った記憶があります」と、猫ちゃんならではのすばしっこさにヒヤリとしたことがあったそう。

それからは、「窓の開け閉め、浴室洗面所の扉の開け閉めの際には、必ず家族全員で『生存確認!』と声を掛け合い、2匹の居場所を確認する癖がつきました」とすぐに対策をしたといいます。

ハルちゃん、風太くんとの毎日を過ごす中で、「猫にはさまざまな表情があることです。毎日色々な表情を見せてくれます。甘えてくる時の顔、怒っている時の顔はもちろんのこと、寝ぼけている顔、ゲーした後のしょんぼり顔、悪戯して気まずい顔、嫉妬の顔…毎日飽きません。なんて言っているのか知りたいとも思いますが、言葉がわからないからこそ、鳴き方や表情をよく観察します」と新たな発見があること教えてくれました。

猫との暮らしについて

ベッドで眠るハルちゃん、風太くん

画像提供:ハルちゃん(左)、風太くん(右)/@harukazenootomo

猫との暮らしについて、「子どもの頃から実家で猫を飼っていたので、猫を飼うこと自体は特別な感じはないですが、猫との暮らしは格別です」と語る飼い主さん。

さらに、「守ってあげたい存在がいることが、日々、頑張れる力になります。言葉がわからないからこそ、丁寧に関わり、丁寧な暮らしができる気がします」とハルちゃん、風太くんが一緒にいてくれることが大きな励みになっているそう。

「保護したい猫はたくさんいますが、全部を守れません。ご縁あって我が家の一員になってくれた彼らを、まずはしっかりとお世話したいと思っています」と温かいメッセージを送ってくれました。

ハルちゃん、風太くん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!

※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています

取材・編集/ねこちゃんホンポ編集部
ライター/藤みと

ハルちゃん、風太くんをチェック♪

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