【みんなの保護猫物語〜ろんちゃんのお話〜】
自宅敷地内でうずくまる子猫
画像提供:@yomogi_ron
ろんちゃんとの出会いは、2022年6月14日の夕方だったそう。飼い主さんによると、「仕事から帰宅したら、自宅敷地内の水栓パンの中にうずくまった子猫を発見」したといいます。
飼い主さんは、あわてて、ご主人に写真を送信し、衰弱していた子猫を病院へ連れて行ったそう。「ほとんど動かず鳴かず、目がぐしゅぐしゅになっていて、死んでしまうかもしれないと思って運転中泣きそうでした」と明かしています。
診察の結果、「右目が萎縮して失明していることと、左目もかなり濁っているので、見えているかわからないと言われました」と、深刻な状態であることがわかりました。
その後、飼い主さんは、「7歳のメスの先住猫がいるため、里親探ししたけど見つからず、隔離して、しばらくうちで育てることに」と教えてくれました。
みるみる回復!子猫の生命力に感動
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当時、ろんちゃんは、ミルクは卒業できる状態で、固形物をモリモリ食べていたそう。
また、お家での様子について、「ろん自身は適応能力が高く、驚くほどフレンドリーな性格で、家に慣れるのはあっという間でした」と、すんなり慣れてくれたようです。
飼い主さんの献身的なケアを受けて、みるみると回復していったろんちゃん。
右目は失明してしまいましたが、左目は見えていることが確認でき、かぼそかった体も少しずつしっかりとした体つきへ成長していったといいます。飼い主さんは、ろんちゃんの力強い生命力に感動したそう。
今では、元気いっぱいになったろんちゃん。実は、飼い主さんにとって大変なこともあるそうで……!?
「5ヶ月経った今も、先住猫と遊びたくて強気なアタックをし続けるので、先住猫のストレスの方が心配です」と、ろんちゃんのエネルギッシュなひととなりをうかがわせるエピソードを教えてくれました。
大きなぬいぐるみも軽々移動するろんちゃん
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ろんちゃんの性格について、「物怖じしない、体力無尽蔵の弾丸のような子です。片目失明していることを忘れてしまうくらい元気です」と話す飼い主さん。
これまでで特に印象に残っていることは、「結構、大きめのぬいぐるみをくわえて、1階から2階の寝室まで持ってきたこと」なのだそう。
猫たちのために、元気でいたい
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ろんちゃんについて、「先住猫がまだ心を許してないので、隔離したりが大変で、里親探しを再度考えたりしましたが、今はろんがいないのは考えられません」と話す飼い主さん。
「猫たちは、自由気ままで、振り回されることも多いですが、それも楽しめるようになりました。そしてこの子たちのために、自分たちも元気でいなければと思っています」と、かけがえのない家族の一員になっているようです。
「猫と暮らすこと」について
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ろんちゃんとよもぎちゃんとの暮らしについて、「責任はとても重いけど、こんなにかわいい子たちと縁あって一緒に暮らしていけるのは本当に幸せなこと」と語る飼い主さん。
ママ猫と離れ、片目の光も失い、一時は健康状態を危ぶまれたこともあったろんちゃん。優しい飼い主さんやよもぎちゃんに囲まれ、幸せいっぱいに過ごしていくことでしょう♡
ろんちゃん、よもぎちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材・編集/ねこちゃんホンポ編集部
ライター/藤みと
ろんちゃんをチェック♪
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https://twitter.com/yomogi_ron