草むらから聞こえる子猫の鳴き声……保護してパパに起こった変化に胸キュン♡

草むらから聞こえる子猫の鳴き声……保護してパパに起こった変化に胸キュン♡

最近では、外で暮らしていた猫を保護し、家族に迎える人も増えてきました。飼い主さんと保護猫ちゃん、どのように出会って、どんなふうに共同生活を築き上げているのでしょうか?飼い主さんのリアルな声をお届けします!

【みんなの保護猫物語〜小鉄ちゃんのお話〜】

草むらを駆け回る子猫

保護直後の小鉄ちゃん

画像提供:保護直後の小鉄ちゃん/@arashictime510

10月1日の夕方、その日もいつものように職場から帰宅した飼い主さん。自宅にバイクを停めていると、突然「ニャン!」という声が聞こえてきたそう。

再び「ニャン!」という声を聞きつけて、声の主が向かいの空き地の草むらにいると確信したそうです。当時の状況を「見に行きましたが、草がぼうぼうで、声はすれども全く姿が見えず…」と振り返っています。

そこで飼い主さんは、次の行動へ。「家から三男を呼んで、2人で草むらを探してみたら「ニャン!ニャン!」と、鳴き声ばかりで、草むらを駆け回って、全く姿が見えなくて…長男と主人も一緒に加わってくれましたが、そのうち暗くなったので いったん、ダンボールとツナ缶を置いて我が家も夕飯休憩に入りました」と保護するための準備を整えたそう。

その後、現場に戻った飼い主さん。そこには食べ終えたツナ缶だけが残っていました。依然本人(猫ちゃん)の姿は見えず、膠着状態が続いたそうです。

「右に左に、草むらを「ニャン!」と鳴きながら動き回っているのはわかりますが、暗くて捕まえられない」と苦戦を強いられた飼い主さん。

最終的には、帰宅した次男くんと助っ人に呼ばれたご友人、お隣さんも加わっての大捜索に。お隣さんは大きなライトで照らしてくれたそう。

「何とか(子猫を)囲んだら、ダンボールに飛び込んでくれて、保護できたのが夜中の1時半頃でした」と保護の瞬間を明かしています。

一晩中鳴いていた小鉄ちゃん

保護翌日の小鉄ちゃん

画像提供:保護翌日の小鉄ちゃん/@arashictime510

帰宅後の小鉄ちゃんは、「夜中に連れて帰った時は、怯えて威嚇して出てこない、水も飲まず、一晩中鳴いていました」と落ち着かない様子だったそう。

翌日、病院に行くと、体重は700g、生後2ヶ月前後の男の子だったそう。「ケガも無く、衰弱もしてないそうで 安心しました」と、当時の心境を明かしています。

しばらくすると、お迎え当初の緊張もほぐれ、少しずつ落ち着いていったといいます。

好奇心旺盛で人懐っこい子

眠る小鉄ちゃん

画像提供:眠る小鉄ちゃん/@arashictime510

草むらでは走り回っていた小鉄ちゃん。家猫になってからは、どのような子になったのでしょうか?

小鉄ちゃんの性格について、飼い主さんは、「私自身、ペットを飼うのが初めてで、他の猫を知りませんので何とも言えないのですが、好奇心旺盛で人懐こいのではないかと思います」と語っています。

また、「我が家は子ども4人と主人と私の6人家族で、子どもたちのお友達もたくさん遊びに来てくれるのですが 怖がりもせず、甘えてます」と、小鉄ちゃんは愛嬌たっぷりなのだとか。

小鉄ちゃんにメロメロ♡

たたずむ小鉄ちゃん

画像提供:たたずむ小鉄ちゃん/@arashictime510

すっかりお家に馴染んだ小鉄ちゃん。

ご家族にとって、小鉄ちゃんは、「私自身と4人の子どもたちは ペットを迎えることが全く初めてですが、癒しと元気をもらってます」と大切な存在になっているようです。

また、小鉄ちゃんを迎えてからは、「「仕事行きたくない」って毎朝、思いますし、残業したくない、早く帰りたいって思っています(笑)帰って、小鉄の顔をみたら疲れも忘れます」と、心にはいつも小鉄ちゃんがいるそう。

そして、特に大きな変化があったのは、飼い主さんのご主人なのだとか。

「何年か前に、子どもたちが「猫欲しい!」と、直訴したことがあったのですが、「猫は家を傷つけるから絶対ダメ、犬ならいいよ」と言ってたんですが、もう今は小鉄にメロメロです(笑)」と教えてくれました。

ご家族全体の生活が変化し、今では小鉄ちゃん優先の毎日を楽しんでいるそうです♡

小鉄ちゃんを精一杯愛したい

手を合わせるとハートになる小鉄ちゃん

画像提供:手を合わせるとハートになる小鉄ちゃん/@arashictime510

偶然聞こえた「声」がきっかけで始まった猫ちゃんとの共同生活について、「新しい家族を迎えた」と思ってます」と語る飼い主さん。

また、「その新しい家族はひとりぼっちで、草むらで一生懸命鳴いていました。あと1週間遅ければ衰弱してたかも、カラスに襲われてたかもしれないと考えると、運命の鳴き声だったと思います」と保護当時に思いを馳せています。

小鉄ちゃんを保護してから、母猫や兄弟猫がどうしているか気になるという飼い主さん。毎日草むらを気にしているそうですが、今のところ気配を感じることはないのだそう。

さらに、小鉄ちゃんとのこれからについて、「ひとりぼっちだった小鉄の家族として、精一杯、愛していこうと思います」と話す飼い主さん。

「猫に限らずペットを迎えることは、命を預かる責任なんだと認識しました」と、力強く語ってくれました。

小鉄ちゃん、飼い主さん、ご家族の皆さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!

※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています

取材・編集/ねこちゃんホンポ編集部
文/めろんぱん

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