【みんなの保護猫物語〜マオちゃん、メルちゃんのお話〜】
生後まもなく捨てられていた子猫
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それは2021年の夏、生まれて間もない白い仔猫が無造作に捨てられていました。まだ目も見えていない時期で、推定年齢は生後2週間。その小さな子猫が、マオちゃんでした。
飼い主さんによると、「猛暑が続く中、時折、雨の降る日に、段ボールに入れられて捨てられていました。第一発見者の方が飼うことが難しかったため、我が家でお迎えしました。ノミや汚れが付いていたり、とても小柄な子でした」と、当時の様子を振り返っています。
ハワイ語から命名、先住猫との出会い
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雨の日に保護された白い子猫ちゃんに、「マオ」という名前をつけた飼い主さん。ハワイ語で「雨が止む、悲しみがやわらぐ」という意味があるのだとか。もう2度と辛い思いをさせたくないという、今後の幸せへの願いが込められているそうです。
そんな素敵な名前をもらったマオちゃん。はじめてお家に来た日は、「まだ幼いということもあると思いますが、すぐにお腹お出し、いわゆるへそ天で寝ていました」と、すっかりリラックスモードだったそう。
また、先住猫のメルちゃんとは、「検査とワクチンが済むまで過剰な接触は無いようにしていました。その間にお互いのにおいが付いた物やケージ越しなど、少しずつ慣らしていきましたが、初めはメルがシャー!と威嚇していました」と、メルちゃんにとっては驚きの出会いだったことがうかがえます。
心配をはねのけて元気に成長したマオちゃん
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飼い主さんによると、マオちゃんは、「やんちゃな性格ですが、ちょこちょこ体調を崩して病院に駆け込むことが多々ありました。それでもゆっくりと大きくなっていき、今ではメルの体重も超えちゃいました(笑)」と、赤ちゃん猫から育ててきた幸福な時間のなかには、苦労と心配もあったようです。
また小さかったマオちゃんは、飼い主さんだけでなく、優しいメルちゃんにも見守られて成長したよう。時には、メルちゃんのご飯を狙いに行ったり、ケンカもしたりと本当のきょうだいのように過ごしてきたようです。
メルちゃんのことが大好きなマオちゃんは、くっつき虫な甘えん坊。メルちゃんと一緒にたくさんの経験をして大きくなったんですね。
家が恋しくなるほど愛しい存在に
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飼い主さんにとって、マオちゃん、メルちゃんは、「大切でかけがえのない家族です。もともとアウトドアなタイプではないのですが、たまに出かけてもメルマオの待つ家に早く帰りたくてしょうがないです(笑)」と、いつも心にはマオちゃん、メルちゃんがいるそう。
マオちゃんとメルちゃんは、飼い主さんのあふれんばかりの愛情に包まれて日々生活していることがわかりますね。
飼い主さんが後ろ髪を引かれるほど、大きな存在になったマオちゃんとメルちゃん。きっと、ずっと見ていたいほど愛おしいのではないでしょうか。
マオちゃんメルちゃんの「真の幸せ」を願って
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猫と暮らすことについて、「猫ちゃんも『家族』であることに変わりはないのですが、あくまで別族、別種の『猫』です」と語る飼い主さん。
「同じものを食べたり、したりすることはできません。人間の何気ない行いが負担になったりしてしまいます。共に過ごす幸せが末長く続く暮らしをしていただければと思います」と、猫の習性を理解して共存することが大切であると教えてくれました。
蒸し暑い夏の雨の日に、段ボールに捨てられていたマオちゃん。でも、幸運な出会いによって、飼い主さんとメルちゃんという、あたたかい家族に恵まれました。
名前に込められた意味「雨が止む、悲しみがやわらぐ」というように、きっと、これからもマオちゃんの心は晴れやかであり続けることでしょう。
マオちゃん、メルちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材/ねこちゃんホンポ編集部
ライター/藤みと
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