入浴中に子猫の鳴き声……育ての親は“人間のパパ”!?

入浴中に子猫の鳴き声……育ての親は“人間のパパ”!?

最近では、外で暮らしていた猫を保護し、家族に迎える人も増えてきました。飼い主さんと保護猫ちゃん、どのように出会って、どんなふうに共同生活を築き上げているのでしょうか?飼い主さんのリアルな声をお届けします!

【みんなの保護猫物語〜うしおちゃんのお話〜】

入浴中に聞こえてきた鳴き声

小さなうしおちゃん

画像提供:@jznixcNdaSYaHur

うしおちゃんが飼い主さん宅にやって来たのは、昨年10月のこと。入浴中に突如、鳴き声のようなものが聞こえ始めたのだとか。

初日は、「なんだろう」とあまり気に留めなかったそうですが、3日目に浴室の窓の真下で鳴いていることを確信した飼い主さん。

当時の状況について、「寄ってきてる!ずっと外にいると思い、慌てて夫に知らせて外に見に行ってもらいました」と教えてくれました。うしおちゃんは、お隣さんのお宅の敷地内にいたそうです。

実際に現場に向かったご主人が声の主と「「おーい」「ガーォ」と言い合っているとお隣さんが出てこられた」というエピソードを語ってくれました。

そして、「「中に入っていいですか?」と許可を得て倉庫の下にいたところを保護、お隣さんに「連れて帰ります」と言って即決で連れて帰って来た」と保護のいきさつについて語っています。

まるで鳥が卵を温めるように…

毛布にくるまるうしおちゃん

画像提供:@jznixcNdaSYaHur

ご主人の活躍により、無事に保護されたうしおちゃん。お家に来た当時は、「毛がボサボサ、目ヤニがたくさん、かすれた声で鳴くと尖った歯が見えていてガリガリ」だったのだそう。

そして、「「寒い中頑張って偉かったね!もう大丈夫だからね」と、夫婦で声をかけ続けた事を覚えています」と、当時を振り返る飼い主さん。

おふたりにとって初めての猫となったうしおちゃん。連休中だったこともあり、保護してからは、ずっと抱きしめて過ごしたのだとか。その状況を「まるで鳥が卵を温めるように」と表現されています。

「毛布に包むとフミフミをしたり喉をゴロゴロ鳴らして眠りとても可愛かった」と、うしおちゃん自身も安心した様子だったそう。

その後、うしおちゃんは、ご主人が大好きな甘えん坊に成長し、「夫にべったりの甘えん坊で、夫も可愛いくて仕方ないようです」と、微笑ましいエピソードを教えてくれました。

深夜に「おりん」が鳴る!?

パパ大好きなうしおちゃん

画像提供:@jznixcNdaSYaHur

うしおちゃんについて、飼い主さんは、「かなりのパパっ子」と即答しています!

パパがが帰宅すると足元にまとわりついたり、倒れて道を塞いだり、抱っこをおねだりするなど、熱烈な歓迎ぶりなのだそう。

パパが不在の時は、「母ちゃんでもいいけど?」という雰囲気を醸し出すといううしおちゃん。ママである飼い主さんは「ほんとに自由だな〜とそこが可愛くも感じます」と語ってくれました。

さらに、うしおちゃんとの思い出で驚きのエピソードがあるのだとか。

それは、うしおちゃんが生後5ヶ月になった頃のこと。体が大きくなったこともあり、夜間も一緒に眠れるようになった初日の出来事だったといいます。

「夜中に仏壇からチーンとおりんの音がしてゾッとしたのですが、見に行くと暗闇の中でうしおが仏具で遊んでいてさらにゾッとしました」と、うしおちゃんに驚かされたそう。

また、「うしおは、特に“おりん”を鳴らすリン棒が大好きで、仏壇から落とすとサッカーの様に上手に飛ばしながら遠くへ走って行ってしまう」とヤンチャな一面があることを教えてくれました。

その後、リン棒は引き出しで保管するようになったそう。

「猫ファースト」な日々

目を細めるうしおちゃん

画像提供:@jznixcNdaSYaHur

うしおちゃんをお迎えしてからの暮らしについて、「うしおが来る前にどんなふうに暮らしていたか思い出せないくらいうしおでいっぱいの毎日です」と語る飼い主さん。

ご近所さんとも、うしおちゃんを通じて素敵な交流があるそう。

「うしおの成長や行動を楽しみにして癒されているのはもちろんなのですが、うしおが迷い込んでいたお隣さんやご近所の方も「大きくなったね〜、可愛いね〜」と気にかけてくれて有難いです」と、まさに“うしおちゃんの輪”が広がっているようです。

うしおちゃんがお家に来てから、一番、変化があったのはパパなのだとか。「もともとアウトドアが好きで、海や山に行っていましたが、うしおが来てからはずっと家でうしおを抱いている人になっていました」とパパもまた“うしおちゃん愛”が止まらない様子。

パパとうしおちゃんは保護当初、一緒にお出かけしたことがあるそうですが、うしおちゃんの反応はイマイチだったのだとか。それを機に「猫ファーストな考え」ができるようになったといいます。

もっともっと幸せに♡

お座りするうしおちゃん

画像提供:@jznixcNdaSYaHur

「猫と暮らすこと」についてうかがうと、「嫌がることをしない」大切さに気づいたと語る飼い主さん。

パパっ子で甘えん坊なうしおちゃんですが、ややツンデレな要素もあるよう。そのため、抱っこのタイミングやうしおちゃんと遊ぶタイミングは、うしおちゃんに任せるように心がけているそうです。

うしおちゃんとのこれからの暮らしについて、「うしおは外にいた猫なので、親とはぐれたのか、どこかのお家から迷子になったのだと思います。親や兄弟と離れて不安で寂しい思いをしたぶん、お迎えしたからにはうちに来て良かったと思ってもらえるように、もっともっと幸せに過ごしてもらわないといけないなと思っています」と、熱い思いを明かしてくれました。

うしおちゃん、飼い主さん、ご主人さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!

※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています

取材/ねこちゃんホンポ編集部
文/めろんぱん

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https://twitter.com/jznixcNdaSYaHur

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