野良猫ちゃんたちを家猫として送り出すリハビリプログラム
野良猫の行動リハビリテーションプログラム
RSPCA (英国王立動物虐待防止協会) クイーンズランドのティリさんは、特別なサポートが必要な猫ちゃんの行動トレーナーです。
RSPCA クイーンズランドでは、人間を警戒し威嚇する野良猫ちゃんたちが家猫として暮らしていけるようサポートするプログラムを実施しています。
お膝に乗っているのは黒猫の「フィービー」とチャトラ猫の「パンプキン」。どちらも人に慣れていないワイルドな野良猫だったとは思えないほどフレンドリーですね。このような良い結果をもたらすプログラムとはどんなものなのでしょう。
野良猫として暮らしてきた猫ちゃんたちの中でも、フレンドリーな性格の子はすぐに家猫になれるかもしれません。しかし、野生的な性格で人間をとても警戒している猫ちゃんには、家猫になるための特別なサポートが必要になります。
上記のフィービーは、施設に来たばかりの時にはケージの隅でお目目をまんまるにして「来るなー!」と威嚇していたそうですよ。
警戒してイカ耳でシャー!と牙をむく施設に来たばかりの猫ちゃんたちは、2、3日遠巻きに見守ります。コミュニケーションは短く、やさしくが基本で忍耐強くケアします。
このような猫ちゃんたちと仲良くなるために活躍するのが孫の手!直接手を触れなくても、スキンシップの練習ができますね。
そして、慣れてくればこのようにちょっと触らせてくれるように♪
この子はまだお目目がまんまるですね、だんだん慣れてくれるでしょう。
仲良しになるため、おやつにローストチキン。
ここでも孫の手が活躍!手から直接食べてくれない子には、孫の手の持ち手側に食べ物を乗せて与えます。
食べ物や交流だけでなく、“プレイセラピー”も使用します。プレイセラピーは子猫に絶大な効果があるようです。たくさん遊んで、人間との生活の楽しさを覚えてくれるといいですね。
そして「人間と一緒にいるのは楽しいよ、こんなふうにやるんだよ〜」とお手本になる、“ロールモデル猫”も投入されますよ。
人間だけでなく、猫にもフレンドリーなロールモデル猫ちゃん。
このようなリハビリの経過を通して、さらなるケアが必要かどうかを常に評価しています。
このプログラムに参加した野良猫ちゃんたちのワイルドな性格が落ち着くまでの期間は、生後12週以下の子猫だと5日、大人猫だと約2週間だそうです。プロの方たちのケアだと、思ったより短期間で落ち着くのですね。
そして、問題なく家猫になれると評価された猫ちゃんは“里親トライアル”に参加。正式に家族の一員となる前に、仲良く暮らしていけるかどうか様子を見るシステムです。トライアル期間はずっとRSPCAのサポートが受けられます。
この子は動画の最初でティリさんに抱っこされていたパンプキンちゃんでしょうか。初対面の方の手からも直接食べ物をもらえるまでになっていますね。はやく永遠のお家が決まるといいですね。
特別なサポートが必要な野良猫ちゃんたちが、1匹でも多く安全な家猫になれるように手助けするお仕事が大好きだと語るティリさん。これからも、猫ちゃんたちのためによろしくお願いします!
- 野良猫ちゃんたちの行動リハビリプログラムの様子をぜひこちらの動画で。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA Queensland
RSPCA Queensland
▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspcaqld.org.au/
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