木の上で飲まず食わずだった「さくらちゃん」
ご夫婦で保護猫活動をしている「にこねこ」さん。今回は、繋がりのあるボランティアさんが保護した「さくらちゃん」の物語を紹介いたします。
過酷を強いられる状況の中、さくらちゃんが逃げ込んだのはまさかの…!!
木の上で怯える子猫
「にこねこ」さんの元に、ボランティアさんからSOSの連絡が入りました。その内容は、子猫が木の上で怯え、丸1降りてこないというものでした。
猫は木登り自体は得意でも、降りるのは苦手です。必死に登ったまではよくても、その後の対処に困り果てることがよくあります。
ここは捨て猫が多いエリアなので、ボランティアの方は、恐らくこの猫もそうだろうという見解でした。外の世界が怖くて木の上に逃げてしまったと思われます。
勇敢なボランティアさん達が救出!!
臆病な猫が一旦木の上に登ってしまうと、上へ上へ逃げようとします。手が届く範囲に留まってもらいたいので、救出は翌朝まで待つことに。
そしてついに、保護することができました。脚立を持って駆けつけ、木の上に向かってくださったボランティアさんと、その場に居合わせた人々の手で救い出されたのです。
丸2日飲まず食わずだったことに…
保護された子猫は推定5ヶ月の女の子。季節が春だったで「さくらちゃん」と名付けられました。発見されてから保護されるまで2日かかったので、その間飲まず食わずだったことになります。
ガリガリに痩せこけ、脱水も酷い様子。更に風邪をひいて鼻が詰まっています。食欲も辛うじてウエットフードが食べられる程度なので、油断はできません。
病院で皮下点滴による水分補給とビタミン剤の投与を受けることになりました。これで一安心です。さくらちゃん、よく頑張ったね!!
少しずつ元気になろうね
「にこねこ保育園」に帰宅したさくらちゃん。まだ本調子ではありませんが、脱水による震えは止まりました。
「にこパパ」さんに撫でてもらって、幸せそうに笑みを浮かべたような表情をしています。少しずつ元気になろうね。
まとめ
人に捨てられ、突如始まった外での生活。たとえ野生の本能があったとしても、人の手で育てられた猫は野生の猫としては生きられません。
さくらちゃんも恐怖心から木に登り、途方に暮れていました。誰にも発見されなければ、確実に命を落としていたでしょう。
さくらちゃんのように、過酷な環境を生きざるを得ない状況になった猫は後を絶ちません。そんな猫達を救うため、保護猫活動をされている方やボランティアの人々が奮闘しているのです。
さくらちゃんが入園するまでのストーリーは、動画でもご覧いただけます。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております
掲載者名:にこねこ「保護猫の保育園」
にこねこ【保護猫の保育園】
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