猫の殺処分多数の地域からSOS…その背景にある問題とは?

猫の殺処分多数の地域からSOS…その背景にある問題とは?

東京都練馬で活動するNPO法人ねこけんさんは、早朝に愛媛へと飛び立ちました。理由は「ねこけん分院」を開院するためです。愛媛にも動物病院はあるはずなのに、なぜわざわざねこけんさんが開院しに向かうのでしょうか?そこには愛媛が抱えるある問題があったのです。

殺処分ワースト1の実情

愛媛の現状

東京都練馬で活動するNPO法人ねこけんさんは、朝一番の飛行機で愛媛に!なぜ愛媛かというと、現地のボランティアさんからSOSが入ったためです。愛媛は猫の殺処分数が全国でワースト1の県。

ボランティアさんが頼れる動物病院が少ないため、実に年間2000頭もの猫たちが処分されているという現状があるようです。

ボランティアさんの「処分なんてさせたくない!助けたい!」という心の叫びが、ねこけん代表のMさんを動かしました。そして「ねこけん動物病院を2日間、愛媛で開院する」という流れになったのです。

動物病院を開院するには、獣医師や機材の手配、開院届けの提出など数多くの手続きが求められるそうです。それをわずか1ヵ月で終え、ついに開院の日を迎えました。

動物医療費が高い!

ねこけん分院には、100頭の多頭飼育崩壊からきている猫たちが来院しました。なぜ100頭もの多頭飼育崩壊が起きてしまうかというと、愛媛の動物病院が高いという原因があります。

なんと愛媛でTNRにかかる費用は、東京にあるねこけん病院の数倍だそうです。動物病院の医療費は、獣医師会で決められるのだとか。もうちょっと、保護猫や野良猫に優しくなってくれれば…。

わざわざ東京から獣医師を連れて愛媛にねこけんさんがくるのは、非常に非効率だというM代表。しかし、そうせざるを得ない現状があるのです。

状態の悪い子猫もたくさんいて、言葉を失う獣医師やねこけんスタッフさんたちです。もしこの子猫たちが保健所に連れて行かれたら、処分されてしまうかもしれません。医療と栄養、そして人の手があれば子猫たちは救えるのです。

 

2日目

1日目を終え、しばしの休息をとるねこけんさんたち。動物病院には続々と猫たちが来院します。中には難しい手術をしなければいけない猫もいました。

もし愛猫や保護した猫に医療が必要だった場合に引き受け手がいなければ、どうなってしまうのでしょうか?何も出来ずにただ、見守るしかなくなってしまうのかもしれません。

まとめ

愛媛の猫たちを囲う環境は、なかなか厳しいもののようだと推測されます。

野良猫や保護猫もそうなのですが、家猫でも躊躇うことなく病院に連れていける環境はとても大切です。病気をしたときだけではなく、病気の疑いがみられたときにすぐに病院に連れて行くことができると、大きな病の早期発見につながることもあります。

改善されればよいと、誰もが感じる状況なのかもしれません。

ねこけん分院の様子は、下記動画よりご覧いただけます。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:NPO法人ねこけん

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