片腕がちぎれた子猫の救出作戦!
衝撃の依頼内容とは?
東京都練馬区で活動するNPO法人ねこけんさんに入った、1本の連絡。それは近所の方からのSOSでした。「腕がちぎれて、骨が見えてしまっている子猫を保護したい!どうやればいいですか?」と。緊急事態に「すぐ現場へ!」とねこけんM代表の指示が飛びます。
依頼対象の子猫は依頼主である近所の方のお宅に、子猫が生後2ヵ月くらいの頃から母猫と一緒に遊びに来るようになったそうです。将来的には保護しようと考えていたところ、1匹の子猫の片腕がなくなっていることに気がつきました。骨が見え、傷口は壊死して黒くなってしまっています。
かなり弱っている様子でした。親子猫たちに不妊手術を受けさせたいけど、やり方がわからない…。そこでねこけんさんに知恵をお借りしたいとのことでした。
姿が見えない負傷子猫
お庭でご飯をあげても、ケガを負っている子猫の姿は見えません。依頼主の息子さんが探しに行ってくれました。
すると無事発見!もう1つのご飯をあげてくれているお宅の方にいました。もうそこから移動する力が残っていなかったのです。許可はいただいているため、即刻捕獲器を設置します。
お腹が空いていたのかもしれません。数分後、子猫は入りました。
ケガの様子は、かなりひどい。しかし、命が消えてしまう前に保護できたのは幸いです。
猫ってすごい!
避けられない断脚手術
子猫を夜間病院へ…。貧血もひどかったため、そのまま入院です。
診断の結果、子猫の体のことを考えると「すぐ断脚が必要」と。子猫はたった1.3kgです。そんな小さな体で長時間の手術に耐え、術後は痛みと感染症と戦わなければいけません。
ご飯をがっつく!
術後、さぞ弱っているだろうと思われた子猫でしたが、食べる食べる!よほどお腹が空いていたのでしょう…。
猫ってすごい!片腕を失ったことに絶望することもなく、とにかく生きることを考えます。翌朝になっても、心配していた痛みはさほど強くないようで、ドライフードを完食。ねこけんさんのところの子になりました。
名前は「元就(もとなり)」くんです。「一本の矢は簡単に折れるが、三本の束になると折れない」という「三矢の訓」を遺した戦国武将の毛利元就にちなんでつけられました。「3本足は強いんだぞ!」そんな願いが込められています。
元就くんの骨は、とてもキレイな断面だったそうです。どうしてそんなケガを…?理由はわかりませんが、とにかく命が消える前に、保護が間に合ってよかったと、胸を撫で下ろすねこけんさんです。
元気を取り戻した元就くん
さて、術後傷口が塞がったため、元就くんは抜糸をしなければいけません。ところが…。
ない!糸がないのです!どこへ行ってしまったのか…。どうも、器用にもセルフ抜糸をした様子。とける糸だったからいいんだけど、と苦笑いのねこけんさんです。
元就くんはまだまだ小さく、遊びたい盛り。おもちゃを追いかけ、噛みつき、活発に遊びます。片腕がない?そんなのは気にもしていない様子。とても元気な元就くんでした。
まとめ
猫ってホントすごいですね!ケガをしても何しても、とにかく生きることを一生懸命考えているのですから。
一時は命が心配された元就くんでしたが、無事に保護され回復しました。今置かれている状況がどうかより、やはり本人(本猫)の意思が大切なのでしょう。生きる気力がなければ、ここまで元気には回復しなかったのではないでしょうか?
見事元気すぎるくらいに回復した元就くんは、下記の動画よりご覧いただけます。今困難にぶち当たっている方は特に、パワーをもらえるかもしれません!
- 緊急出動!!
- 元就くんの食欲よ…
- 元気すぎ!
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人ねこけん
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