愛猫を失い悲しみの底に……光を取り戻した出会いとは?

愛猫を失い悲しみの底に……光を取り戻した出会いとは?

先代猫を失った哀しみを埋めてくれたのは1匹の猫でした。この記事では黒猫「トモくん」を保護猫として迎え入れるに至った体験談をお話いたします。

【私と愛猫との出会い〜大竹晋平さんの体験談〜】

私が黒猫「トモくん」を保護猫として迎え入れたキッカケは動物病院からの紹介です。

当時の私は長年連れ添った先代猫が他界してしまい落ち込んでおりました。そんな私を気にかけてくれた、かかりつけの獣医師が保護されて里親募集中だった子猫を紹介してくれました。

何匹か子猫たちがいたのですが、その中で最初に怖がらず近寄ってきてくれた子を迎え入れることにしました。甘えん坊な性格だったので、すぐに懐いてくれて1週間のトライアル期間も問題ありませんでした。

私の「かけがえのない友達」になってほしいという願いから、その子に「トモ」と命名しました。

黒い子猫の写真

かまってアピールには苦労

黒猫トモくんをお迎えした当初は、とにかく「かまってアピール」に苦労しました。

四六時中どこに行っても跡をついてきて「大声で鳴く」、「周りを走り回る」、「抱きつく」など大騒ぎです。特に「甘噛み」によるアピールが多く、次第に手足が傷だらけになっていきました。

子猫が足にしがみつく写真

手足以外にもスマホの電源コードから噛めそうなものは何でも噛もうとするので、ケーブルカバーを装着する必要もありました。

子猫の習性的に甘噛みをするのは自然なこと、ということは理解していましたが、それでも慣れるまでは苦労しました。

おもちゃを噛む猫

「トモくん」が寂しさを埋めてくれた

保護猫をお迎えして良かったと思うことは、先代猫がいなくなってしまった寂しさを埋めてくれたことです。先代猫がいなくなってからの数日間は、寂しさのあまり泣いて過ごしていましたが、黒猫トモくんが家に来てからは騒がしくてそれどころではなくなり、寂しさが徐々に薄らいでいきました。

勿論、先代猫がいなくなった悲しさを完全に埋めることはできませんが、新しい心の支えとして一緒に過ごしてくれることに幸せを感じております。

撫でられる子猫の写真

黒猫トモくんの現在

迎え入れた頃は小さかった黒猫トモくんも現在はすくすく成長し、生後6ヵ月が過ぎた現在では体重も3キロ前後にまで育っています。

身体能力も向上し、いままで登れなかった高いところも簡単に行けるようになりました。成長したなと思う反面、「お願いだから落ちないでよ…」と日々肝を冷やしています。

これからの成長も楽しみに見守っています。

猫がキャットタワーを登っている写真

まとめ

保護猫を迎え入れるのは条件が厳しいと思われがちですが、どれも「猫を飼育するなら最低限必要なもの」ばかりで、特別なことはありません。

保護猫文化が広がれば、救われる猫たちも多くなります。猫の飼育を検討されている方は、この機会に保護猫の迎え入れを検討してみてください。多くの保護猫が優しい里親さんと出会えることを祈っております。

大きくなった子猫が寝ている写真

スポンサーリンク