注意喚起
里親の問い合わせ
昨年後半のことでした。ある女性から電話で猫の問い合わせがありました。
「猫が欲しいのですが...」
どちらにお住まいですか?
「長崎県のxx市です。」
そこまでは普通の会話でした。
しかし、喋り方にかなりの違和感がありました。子どもっぽいというか、外国人なのか?と思うくらいたどたどしく、不安を感じたので丁重にお断りしました。
繰り返し
それから恐怖が始まりました。その数時間後、その翌日、その数日後と同じ女性から何度も何度も同じ内容で電話がかかってきたのです。
「猫が欲しいのですが...」とまるで初めてかけて来たような感じです。お断りしましたよね?とお伝えしても「猫が欲しいのですが...」と繰り返されました。
それが何度も何度も続き、最終的に夜10時過ぎ、真夜中の0時と連日で電話がかかってきて、非常識すぎると着信拒否をしましたが、今度は違う電話番号からまたかかってきました。もはや、恐怖すら感じたのは言うまでもありません。
里親募集サイトからも
SNSで行っている里親募集サイトからも、同じ女性と思われる申し込みが複数入りました。
多頭飼育崩壊
実はその女性は、昨年、多頭飼育崩壊で世間を騒がせていたそうです。それなのにまたあちこちに問い合わせて犬猫を欲しがっているので要注意とボランティア仲間から連絡が来て、昨年、筆者にもしつこく何度も問い合わせて来た女性がそうだったと気がつきました。
アニマルホルダー
アニマルホルダーとは、自分で飼育困難な状態であるにもかかわらず、動物たちを欲しがり、集めてしまう一種の病気です。
アニマルホルダーについては、「アニマルホーダーとは?社会問題となっている飼育者たちの心理と対策」でも、取り上げられています。
この女性もその1人です。自分の抑えられない衝動にかられ、見境なく里親募集をしている人たちに片っ端から電話や問い合わせをしているというわけです。
本当の恐怖
この女性も恐怖ですが、本当に恐怖なのは、このような女性に犬猫達を簡単に渡してしまう人たちです。
このようなケースがあるから、里親募集をしている団体さんや個人ボランティアさんたちが譲渡条件を厳しくしたり、飼育環境チェックを厳しくしたりしなければならないのです。
犬猫が欲しいだけなのに、どうしてそんなに厳しいのかとよく言われますがそれはこのような里親詐欺やアニマルホルダーに大切な命を渡さないためです。
それでも防げない場合もあります。本当にこの世の中にはおかしな人たちが存在しています。抵抗できない動物たちがその犠牲になってしまいます。
最後に
せっかく助けたはずの命を、このような人に渡してしまわないように、どうか動物たちの譲渡には細心の注意をしてください。
※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載団体名:ディ・アンク
ディ・アンク
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