穴だらけで夫カンカン!でも猫は助けなきゃ!
いきさつ
ロスアンジェスルの保護団体HOPE FOR PAWS(HFP)は、保護活動中に動画を撮影し配信していますが、今回の子猫の保護案件では、理由があって動画撮影をあきらめました。そのため今回はYouTubeでなく、ブログでテキスト多め、写真だけでシェアしている珍しい案件になりました。
住宅の天井裏でノラ猫が出産しました。子猫の鳴き声が聞こえるようになって、住人は隣人に相談したそうです。するとこの隣人はいきなり金づちでトイレの壁を壊し、中から子猫をつまみ上げました。
その後、家の住人は自分で2匹目も発見してつかまえました。でもその3日後、まだ子猫が隠れているのに気づいたのです。ここで初めて、HFPとは別の保護団体に助けを求めました。彼らが屋根から天井裏に入ると、天井の一部が抜け落ちるというハプニング発生!それでも子猫を1匹つかまえました。でも最後の1匹はどこかに姿を隠してしまったのです。
HFPが夜の9時に依頼を受けたのはこの時でした。住人夫婦のうちの妻は、トイレの壁や天井の穴を気にせず子猫の救助を優先してくれますが、彼女の夫は不機嫌でおかんむり。これが動画撮影をあきらめた理由です。できるだけ壁を壊さず、素早く子猫を救出して、静々と撤退。これが本日の課題です。イェーイ!とか、ヤッター!とか、なしで。
所在確認・保護
家じゅうの壁をトントン叩いたりして、何とか子猫が隠れている場所をつきとめました。こんな状況の子猫のレスキューに実績のあるHFPは、ものの15分で子猫を発見したのです!
子猫は管に挟まれて、壁材にまみれていました。
細身の人の腕がやっと入るだけの小さな穴を壁に開け、子猫をつまみ出します。3、2、1…
すぽっ!
お姉さんと見つめ合う子猫。ホッとしたでしょう?
これがお母さん。ケージトラップを仕掛けて、子猫4匹が入ったキャリーケースを横に置くと、お母さんは子猫のために戻ってきたのです。ヤッタ…おっと、お静かに…。
こちらはカラフルな子猫たち全員集合。よかったねえ。
さあ、静々と、撤退。
それから
母猫は避妊手術後に、この場所に戻されます。この家の妻は、この子に毎日食べ物をあげていて、戻されるのを希望したんですって。だからこれからも半ノラでまずまず安全に暮らせるでしょう。将来は完全に家猫になるかもしれません。
子猫たちは一時預かり施設で里親さんとの出会いを待ちます。
ちなみにその後、壁と天井の穴は修理し、外から天井裏への侵入経路もばっちりふさいだそうですよ。これでプリプリしていた夫もひと安心ですね!
あの子も壁子猫
HFPが壁を壊してレスキューした子猫と言えば、こちらの記事「3日間も壁に閉じ込められた子猫を救助。そして奇跡の生還!」でご紹介した「クリケット」もその1匹です!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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