姿が見えず鳴き声も聞こえない子猫
通報
子猫が3日前に煙突から落下し、暖炉脇の壁の中から鳴き声がしていると通報がありました。
保護団体Hope for Pawsはこうしたケースの救助活動で実績がありますが、肝心の子猫の姿が、煙突に下ろした小型カメラでも確認できません。
子猫の鳴き声もすでに消えてしまいました。
救出
一刻を争う状況で彼らが出した答えは、「壁を破って取り出す」という、思い切り直球の力業です!
家主の了解を取ると、躊躇なく暖炉横の壁に穴を開け広げていきます。ベニヤ板のような、比較的壊しやすい素材だったことは不幸中の幸いです。
そしてついに壁の向こうに子猫を発見!つまみ出すと「まだ温かい」。
けれど生死は確認できません。遅すぎたか…。
救助者2人に落胆の色が見えたその瞬間、「ミャア!」子猫が鳴きました!
小さな体で72時間、飲まず食わずの末の生還は奇跡的です。
すぐに少量の砂糖水を与え、病院へ急行します。
ケア
病院では、医師が朝まで付きっ切りで処置をしてくれました。名前はクリケットとしました。
回復
救出後2日目。まだ少しぼんやり顔。
3日目。目に力がよみがえったように見えます。あどけない…
4日目。まだ首と前足の器具が取れませんが、女性の髪で遊ぶ元気が出てきました。
そして数日後。早速、子猫の里親候補の夫婦が会いにきてくれました!チューブが取れたところがはげていますが、すっかり元気そうです。
出会い
里親に迎えられるだけでも幸運ですが、生命力の強いクリケットが引き寄せたのは、それだけではありませんでした。
最後は文句なしにかわいい動画をご覧ください。
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