2本足のムギワラ猫
9月末に保護
小さな公園に現れるようになった2本足の猫、サエちゃん。心配した方が大阪の保護猫シェルターhibinecoさんに連絡をしてくださったのです。
9月末の深夜、保護に向かいました。人には慣れているものの、クレートには入ってくれません。無理やりの捕獲は恐怖心を与えてしまうため、うまく捕獲器に誘導して保護します。空腹を抱えていた上に、とても小さく痩せているサエちゃんです。
サエちゃんの様子
サエちゃんの名付け親は、hibinecoさんに連絡をくれた方です。2本足でキビキビ動く様子が冴えているからなのだそう。
その体の小ささからまだ子猫なのかと思いきや、年齢がある程度わかる歯を見ると、ほとんどの歯が抜けてしまっている状態です。残りの犬歯も痛み口内炎や舌炎もあり、高齢かも…とhibinecoさんは予想します。
病院にて
病院で診察を受けると、2本足になった原因ははっきりとはしませんでした。右耳が潰れているのは、耳ダニをかきむしってできた血腫が破裂してしまったからなのだとか。猫エイズ陽性でした。
置き去りにされたサエちゃん
引っ越しで…
人に飼われていた様子のサエちゃんなので、飼い主さんが心配しているのではないか?とhibinecoさんは懸念していました。そこで調べて貰うと、過去飼い猫だったことが分かります。でも引越しの際に置き去りにされてしまったのだそう。それも半年も前のことなのだとか。
「猫は家に付く」という理由から引越し時に置いていってしまう方がいますが、それは決して正しい選択とは言えません。取り残された猫が誰もいない部屋の中で、どうやって生きていけば良いというのでしょう?
見守ってくれたMさん
サエちゃんのことを連絡して来てくれたのはMさんという方でした。気になって見守り、でも持病があるので保護することが出来ないため、hibinecoさんに託したのです。良い方に見つけてもらえて本当に良かったです。
やっぱり高齢
避妊手術済み
元飼い猫ということで、避妊手術はされていました。残っていた子宮の様子から、やはり高齢なことが判明。
2本足でも素早い!
2本足のサエちゃんですが、移動はとても素早いです。後ろ足を少しだけ浮かせ、擦らないよううまい具合に動きます。2本足になってからかなりの年月が経っているようです。そんな猫を、元飼い主さんは置いていってしまったのでしょうか?
警戒中
まだ警戒中ではありますが、徐々にシェルターに馴染んでいる様子のサエちゃん。毎日行う耳洗浄は大嫌いなのだとか。警戒しつつも触らせてくれるサエちゃんが可愛いです。耳を撫でられると後ろ足がピコピコ動きます。
まとめ
引越しの際に猫を置いていってしまう飼い主さんは本当にいるのです。でもそれまで人に飼われていた猫が急に、どうやって外で暮らしていくのでしょう?外の世界はものすごく過酷です。引越しの際もぜひ、愛猫を連れて行ってあげてください。
サエちゃんが保護され、落ち着きを取り戻す様子は、下記動画からご覧頂けます。できればチャンネル登録をお願い致します。それが助けを必要としている猫たちへの支援に繋がります。
- 小さく痩せたサエちゃん
- 少しずつ平穏な日常へ
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:hibineco/保護猫シェルター
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