ごはんをあげている外猫さんを避妊・去勢する方法

ごはんをあげている外猫さんを避妊・去勢する方法

自分が飼っている猫ではないのに、避妊・去勢してもいいのか?という質問がよくありますが、ごはんをあげているのであれば、それはもうその人がその猫の飼い主さんだと考えられます。今回は、外猫さんの避妊・去勢の手順について記述させていただきます。

さくら猫

相談

「野良猫を捕まえて避妊・去勢をしてもいいんでしょうか?」という相談が動物愛護団体代表の筆者の元によくきます。

たいていの場合が、自分がごはんをあげている外猫さんの相談です。

これ以上猫が増えても困るので避妊・去勢を行っておきたいけど、それをしてもいいのだろうか?と不安になって相談されてくるのです。

外猫さんにごはんをあげているのであれば、それはもうその人が飼い主さんとみなされるため、それ以上増えないように避妊・去勢はするべきです。

猫島の野良猫たちの生活

さくら猫(TNR)

さくら猫の活動のことをTNRと略しています。

  • Trap(捕獲)
  • Neuter(不妊去勢手術を行う)
  • Return(元の場所に戻す)

TNRをしたという印として猫の片方の耳先をさくらの花びらのようにV字カットすることから”さくら猫”と言われています。

つまりTNRは、飼い主さんのいないお外で暮らす猫さんを避妊・去勢して耳をV字カットする活動です。

日なたぼっこをしているかわいい茶トラの地域猫・さくらねこ

さくら猫にする手順

1.さくら猫に協力してもらえる動物病院を探す

動物病院に電話して「さくら猫にしたいのだけどいつ捕まえられるかわからないので避妊・去勢の予約などはどうしたらいいでしょうか?」と相談してください。さくら猫に協力的な動物病院であれば「捕まったら電話して連れてきてください」と言ってもらえるはずです。そうでなければ、次の動物病院をあたりましょう。

協力してもらえる動物病院が見つかったら、診療時間を聞いておきましょう。診察外の時間帯や休診日などに捕まえてもすぐに対応できないためです。

2.捕獲機をいつもごはんをあげている場所に仕掛ける。

捕獲機は、動物愛護(管理)センターでさくら猫の目的で無料で貸し出しをしていることがあります。

また愛護団体などで借りることがもしかしたらできるかもしれませんが、ネット通販でも5千円前後で新品の状態で販売されています。

センターで借りられなければ、多忙な愛護団体に借りるよりも、自分でネット通販で購入して、その後不要になった時には愛護団体に捕獲機を寄付する行為の方が望ましいと思います。

捕獲機を仕掛ける場合は、動物病院が開いている時間に連れて行ける時を考えて仕掛けて下さい。

捕獲機にごはんを少しだけ入れて仕掛けます。この時あまりたくさん入れないことが重要です。何故なら捕獲出来たら、そのまま動物病院に連れて行き、その日のうちに麻酔をかけられ手術が行われるからです。

3.動物病院に捕獲機ごと連れて行く

捕獲機に入ったら動物病院に電話して、そこから猫を絶対に出さないで捕獲機ごと動物病院に連れて行って下さい。

捕獲機に入った猫はパニックになっています。下手にそこから出そうとしたら脱走するリスクがあります。1度失敗したら二度と捕獲機に入らない可能性もありますので、そのまま連れて行ってください。

また動物病院の方でもパニックになった猫は攻撃される危険性もあり、捕獲機の外から鎮静剤をうつことも多いです。そのため捕獲機のまま連れて来てもらうことを多くの動物病院は望んでいると思います。しかし、動物病院によってその見解は違うので連れて行く動物病院に事前に確認しておくのが安心です。

捕獲機~私の写真

放す

避妊・去勢が終わったら動物病院にお迎えに行きますが、その時は捕獲機に入れて連れて帰るのではなく、猫用のキャリーケースに入れていただけるよう、予め動物病院にキャリーケースも渡しておくといいでしょう。

予めキャリーケースを動物病院に渡しておけば、馴れていない猫でも麻酔が効いているうちにそのキャリーケースに入れてもらえると思います。

猫を引き取ったら捕獲した場所まで連れて行き、キャリーケースの蓋を開けておけば自ら出て行くと思います。

さくら猫にする場合は動物病院側でも心得ていて、雌の場合は抜糸しなくていい方法で縫合してもらえるはずです。もともと雄猫の場合の去勢は術後は縫合はしません。また、術後の抗生剤も注射で2週間効力があるものをうってもらえるはずです。

なので、術後、すぐに放しても大丈夫です。

野良猫

ごはん

さくら猫で最も大切なことは、避妊・去勢した後も同じ場所に放してあげて、ごはんやお水などの生きていく上で必要なお世話はちゃんと続けることです。

猫によっては避妊・去勢すると自分ではごはんを探せなくなる場合があると聞いております。

なので、その後も変わらずお世話してあげてください。大切なのは外猫でも、自分が飼い主であるという自覚です。ノミダニ予防など、できる限りの医療はしてあげてください。

野良猫2

最後に

避妊・去勢もせずに、お外で猫にごはんをあげ続ける行為は無責任でNGです。

ごはんをあげていると、猫が猫を呼び込み、だんだんその場に来る猫が増えてしまい、そこが猫の社交場になり、交尾する機会が増えてしまいます。

なので、「ごはんを外で上げている猫に避妊・去勢をしてもいいのでしょうか?」という質問は本当はナンセンスで「ごはんを外で上げている猫は避妊・去勢をするべきです」と筆者は答えています。

クローバーの隙間から睨む野良猫
※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。  掲載団体名:ディ・アンク

ディ・アンク

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