奇跡的な回復力を見せた猫
泥だらけ
センターに収容されたその猫は、全身泥だらけでした。
溝に倒れて動けなくなっていたところを市民に発見され、センターに収容されました。
足が麻痺していて、寝たきりの状態でした
威嚇
センターでは、シャーシャーと威嚇がありました。
飼育員さんも素手では触れない状態でした。
触ろうとすると、麻痺して動けない体を必死で動かし、逃げようとしました。
原因不明
私達団体がセンターからレスキューし、預かりさんが『サスケ』と命名。
動物病院でレントゲンをとっても骨折はしておらず、麻痺の原因は不明。
県外の病院でMRI検査を受けることになりました。
お風呂
センターで体についていた泥は落とされていましたが、まだまだ汚れが残っていたサスケ。検査の前にお風呂に入れました。
サスケはセンターから引き出してからは、威嚇は一切ありませんでした。
大人しくされるがままでした。
私達が、助けてくれる人だとわかったのかもしれません。
MRI検査
県外の専門病院でMRI検査を受けましたが、やはり麻痺の原因はわかりませんでした。
でも、医師が言いました。
「次は、トキソプラズマの検査を受けるべきですね。」
トキソプラズマ症
それで市内の病院に戻り、トキソプラズマの検査をしたところ、陽性でした。
それが原因で体の一部が麻痺したと考えられました。
サスケは猫エイズ陽性でもありました。
治療
サスケの麻痺の原因がやっと判明したことで、治療を始めることができました。
注射で薬の投与を2回行うと、それだけで目覚ましい進化が見られました!
右前足以外は、麻痺が回復して歩けるようになったのです!
立った!
サスケの回復ぶりはその後、凄かったです。
なんと後足で立ち上れるまでになりました!
里親募集中!
サスケは現在、もう治療はしておりません。
後は本人次第だと言われています。
猫エイズも発症していません。
ものすごく甘えん坊で、抱っこが大好きです!
里親募集中です!
最後に
センターに収容されると成猫はその殆どが殺処分になります。
特にサスケのように負傷している猫は間違いなく殺処分になります。
負傷していたり、病気で弱っている犬猫を発見して、助けてほしいという思いでセンターに通報される方が非常に多いのですが、それは大きな勘違いです。
センターは動物病院ではありません。治療はできません。
なので負傷していたり弱っていたりする犬猫は市民からの通報があれば回収されますが、それは助けるためではなく、衛生面で良くないという判断により駆除するためであると覚えておいてほしいです。
サスケは運よく動物愛護団体の代表の私の目に留まり、助けることができましたが、すべての負傷動物たちを全員助けることは不可能です。サスケの場合は本当に運が良かっただけなのです。
※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載団体名:ディ・アンク
ディ・アンク
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