猫の出産ブームに起きる現象
出産ブーム
春、初夏、秋は猫の出産ブームとなります。
そこで毎年恒例のように起きる事があります。
市民が産まれたばかりのまだ目が開いていない幼猫を拾ってきて、センターに持ち込むのです。
持ち込む理由
幼猫を見つけて、拾って、センターに連れてくる人たちは、何を考えているのでしょうか?
幼猫を助けてほしくてセンターに連れていってるのでしょうか?
殺処分
私の地元のセンターでは、犬猫を持ち込む人たちに対して必ず確認されることがあります。
「殺処分しますが、よろしいでしょうか?」
そして、持ち込み書類を記入してもらうそうです。
更に持ち込み手数料を支払ってもらうそうです。
なので、「センターに持ち込む=殺処分される」ということに確実に同意されての持ち込みとなります。
市民がセンターに命を持ち込む理由は、助けてほしくて持ち込んでいるわけではないことは、これで明らかとなります。
動物愛護センター
全国の動物愛護(管理)センターと名前がつけられている場所は、つまりは「保健所」です。
犬猫達の譲渡を目的としている機関ではありません。
「愛護」と名前に入っているため、里親探しをしてくれるところだと勘違いされている方は大変多いようですが、動物愛護(管理)センターは、愛護ボランティアとは大きく違い里親探しを目的としてはいません。
市民(区民)から不要となった犬猫達を引き取り、地域の犬猫達の管理をするところです。
動物愛護センターとは何か?と調べたら
『動物愛護の啓発活動や、捨てられた犬猫の処分を目的に自治体が設けている施設』と出てきます。
里親探しをしている部分があるにはありますが、それは一部の業務に過ぎないことを頭に刻んでおきたいところです。
幼猫の処分
動物愛護(管理)センターでは、宿直がありません。センターが閉館して職員さん達が帰った後は誰もいなくなります。
そのため自分でごはんが食べられない幼猫などは、閉館する夕方から開館する翌日の朝まで放置されることになり、衰弱して餓死してしまいます。だから、その日のうちに処分するしかないというのが現状です。
それを「酷い!」とか「殺さないで!」とか声を上げても意味がありません。
センターの業務内容をしっかりと理解していたら、自分でごはんが食べられない幼猫をセンターに持ち込むことは『駆除』していることになることが理解できると思います。
これがどうしても理解できない人たちが毎年、幼猫や子猫たちを拾ってしまい、センターに持ち込んでしまいます。
母猫が育児途中でその場をしばらく離れただけかもしれないのに…
センターに市民が持ち込まなければ、猫が殺処分されることはないのです。
最後に
自分でお世話できない場合は、子猫を見つけても拾わないことです。
保護するのであれば、自分でお世話して、もしも飼えないのであれば自分で里親探しをする。
みんながそれをちゃんと理解していれば、幼猫や子猫たちが殺処分されることもなくなると思います。
幼猫や子猫たちがかわいそうだからと保護して、センターに持ち込むことが最も残酷でかわいそうなことになることを、どうかどうか理解してください!
※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載団体名:ディ・アンク
ディ・アンク
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