チームワークで保護活動はスムーズ
通報・発見
両端が露出した排水パイプの奥で、猫が子供を産みました。
保護依頼を受けた保護団体HOPE FOR PAWS がやってきましたが、もっと人手と道具が必要なようです。初日はいったん、撤収。
翌日、人数が増えた助っ人チームが道具を持って再度現場に入りました。
今日は秘策があります。
猫たちの様子を見るために、懐中電灯とカメラをラジコンにくくりつけて、パイプを走らせるのです!もしや普段から遊んでいるのかな?
1人がリモコンを操作して、いざ、発進!
まるで何かの動物が鳴き叫んでいるような音を立てながら、ラジコンはパイプの中を前進します。
映像は鮮明。「もう少し奥に行って」など、スクリーンを見ながらオペレータに指示を出します。
何か見えて来ましたか?
猫のお母さんが、シャーッと威嚇しています!
彼女にとっては、大きなヘビが侵入してきたぐらいの恐怖でしょう…。
子猫たちの前に立ちはだかっているのでしょうか。
猫の位置を確認したところで、一行は、即席で18mもの長い竿を作りました。
母猫をこれで押し出そうというわけです。
反対側の穴にケージを設置して、押し出された猫を受け止める準備。
近くを列車が走り抜ける騒音がするなあ、と気を取られた直後、ザザッと猫がケージに跳び込んできました!
「ママをつかまえたよ!」
黒っぽい猫なので静止画でよく見えませんが、猫がケージで暴れています。
次は子猫たちです。
再びラジコンを走らせて…よく見えませんが、手前に1匹、奥にもう1匹、転がっていますか?
手前にカメラを積んだラジコンがいて、この画像を撮っています。
そして奥から、先ほどの長い竿に分厚く布を巻き付けたクッションが、手前に向かって迫ってきます。
子猫たちを傷つけないように細心の注意を払いながら、少しずつ、ラジコンに向かって、子猫が枯れ葉にからまりながら押されてきます。
近づくにつれて、二ィ、二ィ、と鳴き声もカメラのマイクが拾います!
ラジコンを後退させながら、手前の出口に向かってきます。
さらに近づくと、あ、枯れ葉に埋まった茶トラも見えました。
ついに、出口まで押し出された子猫たち。
元気な鳴き声が聞こえます。
4匹の子猫が次々とつかみ出されました。
今回のチームの1人で猫の救助が得意なジョアンさんが、猫一家を一時的に預かってくれることになりました。
改めて、お母さん猫です。
この子は、人を寄せ付けない生粋の野良猫ではないようです。もしかしたら昔、人に飼われたことがある?あるいは、地域猫としてある程度人慣れしているのかな?
ジョアンさんの自宅で、手から直接ごはんを食べました。
その後ろでは白っぽい子が、グリングリン動いていますよ。
かわいらしい一家にちなんで、みんな、甘いお菓子のような名前をつけました。お母さんはヌテラ。チョコ風味のヘーゼルナッツのスプレッドです。
4匹の子猫たちの名前は、動画にカラフルに書き込まれているので、探してみてください!
それから
このまま、怒涛のかわいさで最後まで押し切りです。
この白っぽい子が、お母さんにじゃれついてもぞもぞしています。他の子も遊んでいる間に、あれ、もう1匹、大人猫がお母さんとあいさつした?
そして授乳タイム。お母さんお疲れ様。
みんなみんな、里親さんの家庭で幸せになってね!
これは…見てると口元ゆるみっぱなしの動画を、ご堪能ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
パイプからの救助はほかにも!
今回は横パイプからの保護でした。
地中深い縦パイプからの救出といえば…こんな動画もありましたね!
Hope for Paws
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