ずっと泣き続け、保護される
ある日、保護シェルター近くで子猫2匹が発見されました。室内にいても聞こえてくる大きな鳴き声で、声を頼りに探したそうです。
1時間以上母猫を待ちましたが現れる様子もなく、2匹は保護されました。まだ目も開いていないノミだらけの2匹のきょうだい。弱っている可能性があったので病院へ連れて行くことになります。
シェルターでお世話してたら仔猫の鳴き声が…1時間以上母猫が現れるの待ってたけど現れる様子もなく暗くなる前に保護しました。まだ目も開いてない…ノミだらけ。生きれるかなぁ
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) October 9, 2019
私が悲しまないようにたまおが連れて来たのかな? pic.twitter.com/XVEKrVDxDI
病院へ行くも、予断は許さない状況
病院での検査の結果、「クロ」は肛門が塞がったまま生まれた奇形児でした。先生に穴を開けてもらいましたが人の手助けがないと排泄出来ない状態。
2匹とも小さい事もあり、ミルクはカテーテル授乳しなければなりません。
三毛ちゃんは元気に成長してます。まだ安心できる月齢ではないけど頑張ってほしい…こんな小さな体なのに大きな声で助けを求めてた。シェルターの中まで聞こえる大きな声で…三毛は毛色がのぞみにそっくりです。クロちゃんと一緒に大きくなろう! pic.twitter.com/3tUbILVUoL
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) October 13, 2019
手厚いお世話をするも、きょうだいの死。それでもひたむきに生きる
必死に生きようともがいていましたが、保護から2週間後、クロは旅立ってしまいました。
それでも三毛は必死に哺乳瓶からミルクを飲み続け、元気になっていきます。
ミルクうまうまでちゅ pic.twitter.com/HlLwMC94Bq
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) October 30, 2019
そしてさらに2週間後、奇跡的に他のきょうだいが見つかり保護されました。
再びきょうだいと出会い、三毛は心強かったことでしょう。
最初に保護した三毛とクロと後から保護した2匹は兄妹だったと思う。ほぼ体重も同じです。母猫は弱い2匹を置いて行ってしまったのかな…3日前から下痢してる2匹が心配で試行錯誤してます。亡くなったクロの分まで元気に育ってほしいと乳母はお世話してます。人工ミルクじゃなくて娘の母乳がほしい? pic.twitter.com/8xNtn6Rweq
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) November 6, 2019
厳しい状況続く
実はきょうだいと出会えた頃から、三毛は下痢が続いていました。
そしてさらに10日後、ミルクを飲むことすらできなくなっていました。
最初に保護されたときの三毛の体重は100g強。そこから500gまで増えていた中での異変でした。それでも三毛はバリウム検査も頑張り、入院して必死に生きようとしています。
奇跡的に退院
三毛は何度も吐いてぐったりしていましたが小さな体で頑張りました。4日後、ついに退院!
きょうだいと過ごせるようになりました!
そして、きょうだい揃ったところで名前を貰います。喜一(グレー) 太一(茶トラ) 未来(三毛)。こうしてきょうだいが揃って食事を出来る事が何よりも捨てがたいひと時だったでしょう。
今夜は背後から?
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) December 1, 2019
名前を決めたので紹介しますね。グレー(喜一)茶トラ(太一)三毛(未来)です。皆さんから頂いた「り乳」をいっぱい食べれるようになりました。まだまだおチビだけどヤンチャぶりはNo1です! pic.twitter.com/BfiIbvTql9
きょうだいとの別れ
それから約1月後、喜一(グレー)に里親が決まりました。喜一は新たにスノウと名づけられ、新しい家族と幸せの道へ向かうのでした。
今夜は寒いですね。
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) December 6, 2019
こんな小さな子たちが外に居たら低体温で命を落としかねない…3匹の姿を見てると保護できて本当に良かったと思う。
一昨日、小さな命が空き地で生き絶えてました。子猫の死は悲しい…
ただ餌をやるのは簡単です。でも餌をやるならその子の生涯に責任を持ってほしいですね。 pic.twitter.com/Qxd1jT21lg
スノウを見送った未来と太一は、里親が見つかるまで2人で仲良く過ごすことに。
ご飯後の毛繕い❤️
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) December 3, 2019
未来は甲斐甲斐しく太一を舐めてあげてますね。でも未来の甲斐甲斐しいペロペロで太一と喜一の顔がとんでもない事になってた?
先週からずっと徹夜で書類作成して疲れたのでとんでもない報告はまた明日!
こやつら寝かせて私も寝ます… pic.twitter.com/917os6mqVh
太一と未来の行く末
喜一に続きすぐに、太一と未来にも里親さんが見つかりました。けれど問題が発生し1ヵ月で保護シェルターに戻ってくることに。
この子たちがずっと幸せで居られるように悩んで悩んで最後になるお家を決めるんです。安易な気持ちで里親にはなれません。いろんな事を想定して覚悟を決めてからお問い合わせ頂きたいです。未来は今日帰って来ました。今度は太一と一緒に行けるお家を探します。全ては私の責任です。申し訳ありません… pic.twitter.com/RClggY1HKS
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) January 26, 2020
それに伴い、2匹一緒に里親になって頂ける方を改めて募集することに決まりました。仲の良いきょうだいは大喜びでしょう。新型コロナ終息を待っているため、2020年5月時点でまだ再募集は開始されていませんが、このきょうだいの仲の良さを見ればすぐに里親さんが見つかる事でしょう!
※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。未来と太一は元気に過ごしてます?コロナが少し終息した頃に再募集しますね。以前、言われた事があるのだけれど野良の子猫に譲渡費用1万は高いと。そうですかね?未来に関しては医療費だけで20万近くかかってます。本当は命に金額はつけたくないけど譲渡費用を頂いても保護主は膨大な赤字なんです。 pic.twitter.com/U2EqEOMUZu
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) April 12, 2020
団体名:一般社団法人 ねこのおうち
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