マンホールから子猫の鳴き声がする!出られなくなった子猫『ひので』

マンホールから子猫の鳴き声がする!出られなくなった子猫『ひので』

ある女性から電話がかかってきました。「通りがかりに子猫の鳴き声がしたので気になったのですが。」その鳴き声は、マンホールの下から聞こえているという...

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側溝から出られなくなった子猫

通報

マンホール

その日は、迷い犬のポスティングで別の町まで行く予定でした。途中、近所のペットショップにもチラシを貼ろうとしていたところ、1本の電話がかかってきました。

「ご相談があるのですが、マンホールから子猫の鳴き声がして、どうしたらいいですか?」

どうやってマンホールを開けたらいいのかわからないということでした。

私は、たまたまそこから車で3分くらいの場所にいたため、電話で状況を訊くより、現場に行った方が早いと判断しました。

側溝

私たちが現場に駆け付けた時には、すでに側溝の蓋が開けられていました。マンホールではなく、その近くの側溝の石の蓋をいくつか、通りがかりの男性が開けてくれたそうです。

通報してきた女性は、近くのお店でキャットフードを買って来て、その子猫に与えていました。

でも「捕まえようとすると隠れてしまい、捕まえられない」とのこと。確かに、子猫は用心していました。手を出すと引っ込んでしまうのです。

悩み

子猫を捕まえるかどうするか?捕まえた後、どうするか?

通報してきた女性は、同居の親の猛反対があり猫は飼えないそうです。

捕まえて、側溝から出して、離すか…出られなくなっていたのだから、それでも良かったのかもしれませんが、猫はまだケガもなく綺麗な状態で、今は元気で生きています。でももし、側溝から出して放したら、その後、車に轢かれてしまうかもしれません。現場は交通量のとても多い道路の傍でした。

また、たとえ元気で成長したとしても、このままでは子を作り、猫が増えてしまうでしょう。

いつもこの問題にぶち当たります。保護しても、なかなか里親が決まらないので、収容数に限界が出てきてしまうのです。

でも、いつも最終的に思うことがあります。

「今この子は元気で生きている。でも放したら、その瞬間どうなるかわからない!助けられるのは、今だけなんだ!」

捕獲

結局、夫と相談して、捕獲することにしました。

問題はその時、私たちが猫を捕獲するための道具を何も持っていなかったことでした。引っ掻かれる可能性もあり、病気を持っている可能性もあるので、動物病院に連れて行って検査するまで私たちは素手で野良猫を触りません。

自宅には保護している猫や犬たちがいるので、菌を外から持ち込まないように注意しています。

苦肉の策で、夫が着ていたジャケットで捕獲し、そのままくるんで動物病院に連れて行く事にしました。

支援

子猫はジャケット作戦が見事成功、捕獲できました!

猫風邪や真菌などの感染症などをもっていないか調べてもらうために、動物病院にそのまま連れて行くことを通報者の女性に説明しました。

すると彼女はカバンから財布を取り出して

「病院行って検査するなら、お金がかかりますね。今これしか持っていませんが、使ってください!」

とその場で1万円札を渡してくれました。

活動しているなかで、野良猫を引き取ってほしい、助けてほしいと通報してきても、丸投げのケースが殆ど。その場で咄嗟に1万円も寄付してくれる人はそうそういません。

こちらから医療費を請求したわけでもなく、女性自ら「これ使って下さい!」と渡してくれたことに驚き、またそのお気持ちがとても嬉しかったです。

女性は、たまたまそこを通りかかっただけの人でした。

動物病院

動物病院でノミダニ寄生虫の駆除をしてもらいました。幸い真菌や猫風邪などの感染症は持っていませんでした。

800gの男の子、生後2ヵ月弱くらいでした。最初はシャーと言いますが、人馴れしています。

とりあえず、我が家に連れて帰ることになりました。

その時の医療費は3千円弱でした。残りはその後の医療費に使わせていただきました。

その後、ワクチン接種を2回、そして去勢手術もします。1万円は初期費用としてアッという間に消えていきました。子猫1匹保護すると、数万円はかかるのです。

でも、通報者の女性のお気持が本当にうれしかったです。丸投げであとは知らん顔の人が多い中、なかなか咄嗟に1万円を出せる方はいませんから。

最後に

子猫は『ひので』と命名しました。

2019年11月8日に保護して、現在2020年3月ですが、未だにお声がかかっていません。

とってもかわいいのに、保護猫の里親になってくれる人は、とても少なくて、保護する猫の数になかなか追いつかないのが現状です。

子猫はその間もどんどん成長します。終生のおうちを見つけられるまで、私たちは希望は捨てません。

現在、ひのでは私が代表を務める団体の預かりボランティアさんのお家で元気に過ごしています。

里親募集中です!明日、去勢手術します!

※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。  掲載団体名:ディ・アンク

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