猫がいるお部屋で換気するときに注意すること
猫の脱走願望がでてしまう
換気をすると言うと、やはり大きな窓を開けて、一気に空気の入替えをするのではないでしょうか?猫が窓のそばが大好きなのは、刺激になるものがたくさんあるからなのです。
外に出ることを楽しみにしている訳ではありませんが、窓がオープン状態だと外に出る可能性は高いでしょう。たとえ網戸にしても、猫が出られないスペースしか開けていなくても、何とかして手で開けようと脱走願望が生まれてしまうようです。
猫が挟まれるケガや事故
換気をする方法もいくつかあるでしょう。窓の構造もいろんなタイプがあります。左右横に閉開する窓や、上下に閉開する窓などあると思います。少し開いた窓は、猫が挟まれると言うケガや事故を招くこともあります。猫が無理に体を入れようとしたり、窓を固定しているロックを触って窓に挟まれたりする、と言う事故に繋がってしまいかねません。
また換気扇が古いタイプだと、カバーがなくむき出しになっているのも危険です。プロペラ式の換気扇などは、回っている様子に手を出してしまうなどに注意しなくてはいけません。
室内の温度が下がり過ぎる
一日の換気に必要な時間は、5分~10分程度で良いそうです。10分を一日に3回するだけで十分空気の入替えができます。そして効率よく換気するには、対角線上になるように2か所出入口を作るようにすると良いそうです。
換気で注意することは、長時間の換気は室内の温度を下げてしまうと言うことです。つまり、猫が寒くて体調を崩してしまう危険があるのです。
例えば、飼い主さんが外出中に換気したままで行ってしまうと、残された猫は寒くて体温が奪われてしまいます。換気は冬にすると良いそうですが、猫がいるお家では気温や、室温に注意しないといけません。
空気の入替えでのデメリット
お部屋に新鮮な空気を入れ替えるつもりが、反対に汚い空気を入れてしまうこともあります。これは、窓を開けられないと言う最大の汚点とも言えるでしょう。
車などの道路沿いのお家は、排気ガスの影響があることや、花粉の時期だと粉が侵入してくるなど、外から汚れた空気が入ってしまう問題があります。それらは、人間だけでなく猫にも被害が及ぶデメリットになってしまいます。また換気をすると、騒音がストレスになると言うデメリットもあるでしょう。
換気のタイミングと解決法
換気はとても大切と言われています。猫がいるから仕方ないと諦めてしまうのではなく、方法を駆使すれば換気をすることは可能です。猫がいるお部屋での換気は、いつどのようにすれば良いのか見ていきましょう。
脱走防止の対策
猫を飼っているお家では、脱走防止の対策をしてから換気をするようにしましょう。対策しないまま換気をすると、飛び出す危険が高くなります。玄関、ベランダなどに脱走防止フェンスをつけると良いでしょう。
猫がジャンプしても届かない高さまで調節できます。そして、窓に防犯用の補助錠で開かないように固定する、網戸を鉄製にする、網戸に突っ張り棒や鍵をつけるなどの対策をとりましょう。
飼い主がいる間にする
お部屋の換気は必ず、飼い主さんがいる時間帯にしましょう。家を空けている間に換気してしまうと、万が一何があるかわかりません。猫が勢い余って外に飛び出したり、挟まれる落ちたりするなどの事故を考えるだけでゾッとしますよね。なので、飼い主さんがいる時間帯に行うようにしましょう。
ほかの方法で換気する
窓を開けて、空気の入替えをするのが難しい人は、ほかの方法で換気をしましょう。例えば、換気扇をまわしたり、空気清浄機をつけたりする、サーキューレーターや扇風機を使用する、などでも換気になるでしょう。換気扇や空気清浄機であれば、猫がいても関係なく24時間換気することもできます。
猫を別の部屋に移動させる
換気する際には、猫が邪魔してくることもあるし、もちろん脱走されても困ります。換気する間は可哀想ですが、猫を別の部屋に移動させましょう。大問題になることを考えれば、こうするのが一番良いのかも知れません。
猫も一緒に、空気の入替えを味わいたいと言うならば、キャリーケースやケージに入れておくのも良いでしょう。換気の際、少しくらいならとか、怖がりだから大丈夫と甘く見てはいけません。猫は怖いときでも本能で逃げる生き物と言うことを頭に入れておきましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:りり / ♀ / ミックス / 1kg
今回、猫のいるお部屋での空気の入替えをするときの注意点などに触れてご説明しました。換気をすると言うのは、人間にも猫にも良いことです。
お部屋を綺麗に保つ意味や、においを消すなどメリットが多いですが、閉め切ったままの空間には、何のメリットもありません。そして、猫にも新鮮な空気を体内にとり入れる方が良いそうです。
換気のときは、猫がどうしても危険になるのではと思ってしまいますが、換気対策をしっかりすれば大丈夫だと思います。快適な環境作りとして、換気を見直して見ましょう。