猫におやつをあげる時の心得
猫ちゃんにおやつを買ってあげる飼い主さんの心理としては、大好きな愛猫の喜ぶ顔が見たいという気持ちから生まれていると思います。
しかし欲しがるままにあげてしまうと、普段あげているご飯は食べずにおやつばかりねだるようなってしまったり、太ってしまったり、おやつ欲しさにキッチンをごそごそ漁りだしてしまったりなど、猫ちゃんばかりでなく飼い主さん側も困ってしまうことが起きかねません。
きちんとしたタイミングで猫ちゃんにおやつをあげることは大切なので、飼い主さん側で把握しましょう。
猫ちゃんの食事
猫ちゃんにはいくつかの食事の種類があります。
総合栄養食(主食)
この種類だけで猫ちゃんの栄養は十分にとれ、健康維持が可能です。
一般職(副食)
缶詰やレトルト食品など、総合栄養食と一緒にあげることで効果が発揮できるご飯です。
間食
ごほうびの代わりになど、特別なときにだけあげる。
いわゆるおやつは上記でいうと3つ目に該当します。猫ちゃんが健康に育つために必ず必要なものではなく、主食である総合栄養食さえあれば健康維持ができます。
猫にとってのおやつの役目
必ず必要なものでなければおやつの役割はなんでしょうか。大きく分けると3つあります。
- 言う事を聞いてくれたご褒美
- 食欲を促進させるため
- コミュニケーションの1つに
「毎日あげるもの」としておやつをあげるものではなく、上手く利用して主食とは区別してあげるといいと思います。そのためにはおやつをあげるタイミングが重要になってきます。
猫を褒める時におやつを使おう!
基本的には飼い主さん側の言う事を聞いてくれたごほうびとしてあげるのがベストです。
効果的に効きますし良い関係を築きやすくなります。具体的には大人しくケージに入ってくれたときや薬をちゃんと飲んでくれたり、子猫であればきちんとトイレが出来たときなどが効果的です。言う事を聞けばおやつをもらえると認識し、次からも言うことをきいてくれやすくなります。
ちなみに猫ちゃんという生き物は気まぐれな性格をしていますので、同じおやつばかりだと飽きてしまい急に言う事を聞いてくれなくなる場合もあります。2種類の違うおやつを買って準備し交互にあげるのも1つの手です。
猫におやつをあげる時間
おやつはあげるタイミングも重要ですが、コミュニケーションの1つとしてや食欲促のためにあげるのであれば時間も大切です。
朝・夜の2回の主食を毎日のルーティンとしてであれば、その中間かもしくはデザート的に夜ご飯のあとが良いです。食事の前にあげてしまうと、おやつでお腹がいっぱいになりご飯を食べたくなくなる可能性があります。
食用促進の意味では加齢や夏バテで食欲を失っている猫ちゃんにおやつは効果的です。主食をあげる時間の直前にほんの少しの量のおやつをあげると食欲が湧きやすいです。
猫におやつを与える回数
家庭によりおやつをあげる回数は異なると思いますが、週に1回や1日に1回などが多いです。
量にさえ注意すれば1日に1回でも構いません。しかし毎日あげてしまうと毎日もらえる事が当たり前になり、もらえないとおねだりが続いてしまう可能性があります。
終わりに
レオくん / ♂
おやつに関してまとめてみると以下のようになります。
おやつをあげるタイミング
言う事を聞いてくれたご褒美としてあげるのが効果的
おやつをあげる時間
朝晩の主食の中間、少しの量のおやつを主食の直前にあげて食欲を促進させる
おやつの回数
ごほうびをあげるタイミング、少量を1日に1回、コミュニケーションの1つとして週に1回
おやつをあげる目的やタイミングを把握すれば、猫ちゃんとの関係もより深まります。今たくさんの種類のおやつがお店に販売されていますので定期的に違う種類のものを与えて、猫ちゃんの好みを探るのも楽しいです。総合栄養食とは別におやつを上手く活用していきましょう。